2022-03-04 09:31 追加
姫路・堀込奈央「今の役割を誇りに思っています。ピンチの時に助けるって格好良くないですか」、PFU・鍋谷友理枝「自分らしさは闘志を出すことです」 V1女子会見コメント
2月26日 PFU対姫路 会見コメント
SV女子
2月26日に埼玉県立武道館(埼玉県)で行われたバレーボールV1女子、PFUブルーキャッツ対ヴィクトリーナ姫路の試合後会見コメントをお届けする。
PFU 2(23-25、25-21、21-25、25-16、16-18)3 姫路
■ヴィクトリーナ姫路
●堀込奈央選手(セッター)
先週はすごくいい試合ができたという実感がありました。でも…良い試合はしているけど、やっぱり勝ち切れない。その勝ち切るところに重点を置いた練習を今週はしてきました。 ゲーム形式で19対19からとか。最後の場面、終盤を取り切る練習です。これを何回もしてきたので、その成果が今日現れたと思います。
ーーリザーブセッターというポジションですが、今日も途中投入でしっかり仕事をしましたね。以前より、堀込選手は短い時間の中で素晴らしい仕事をしていると見ていました。
堀込:自分が出るのはピンチの時か、ここからもっと追い上げようっていう場面です。今日はそのどっちもある試合だなと思っていました。セッターが4人いる中で、それぞれの役割がありますが、これは自分にしかできないと誇りに思っています。自信をもって今日も行けたと思います。
ーーいつも難しい場面での投入です。緊張したり、力んだりすることもあると思いますが、そういうものと向き合って対処ができているのでしょうか?
堀込:いえ、実はめちゃくちゃ緊張しているんですけど…それを出さないようにするというか。緊張を持ったまま試合に入ってしまうと、コートの中にも緊張感が生まれてしまうので。今からリズムに乗りたいという時に、それはいらないですよね。ベンチではちょっと緊張はしているんですけど、自信を持ってコートに入るように心がけています。
ーー簡単なことではないと思いますが、ルーティンがあったりする?
堀込:一緒に入る孫田菜奈が声をかけてくれます。彼女も多分、少なからず緊張しているとは思うのですけど、それを楽しんでやろうとしていて。彼女の声が耳に入ってくると、私も楽しんでやろうっていう気持ちになれるんです。
ーー先週の日立Astemo戦後の記者会見で中谷監督が「試合には負けたが、良い練習ができていた」と。それが最後を取り切る練習ですか?
堀込:私たちは「粘りのあるバレー」というのを強みに掲げてやっているんですが、そこに行き着く前にすでに課題がありました。練習でも選手同士の間にボールが落ちてしまったりとか、ぶつかってしまって取りに行けなかったりとか。そういうプレー以前の問題が起きていたんです。そういうのはもうなくそうと。プレーに重点を置くための事前準備ですね。それができたので、先週はプレー面での課題も出せた。声掛けとかじゃなくて、どうプレーしたら点数が取れるか、勝てるかっていうのをしっかり反省点に挙げることができたんです。そこはすごい成長だったなと思います。
ーー今日のトスワークで注力したことは?
堀込:相手のミドルブロッカーが高さのある選手でしたので、サイドで勝負することに重点を置いていました。サイドの速い攻撃でなるべく相手ブロックを1.5枚にしてスパイカーに決めさせる、間を抜かせることを意識して、今日はプレーしました。
ーーコンスタントに活躍ができています。スタートから出たいという気持ちは?
堀込:「ない」って言ったら語弊があるかもしれないですけど、今は自分の役割がすごいはっきりしているので納得ができています。もし自分がスタートで出て、他のセッターが今の自分の役割をできるかって言ったらそれはできないと思うんですよ。そこは自信を持って言えます。だからメインの部分は櫻井(美樹)選手に任せて、私はピンチの時に助ける。フフ、その方が格好良くないですか?
ーークローザーの役割は野球でもサッカーでも評価されています。バレーボールでそのポジションをぜひ確立させてほしいですね。
堀込:はい(笑)
ーー入団時の監督は竹下佳江さんでした。現在は球団の副社長ですが、普段、何か声をかけてもらったりしますか?
堀込:ホームゲームを見てくださっていますし、練習にも時々来られます。そういう時に話をしたり。アドバイスというより世間話の方が多いです。プレーのことはあまり話されないですが、存在自体が凄く頑張ろうという気持ちになるというか…勇気づけられます。
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