2022-03-05 11:41 追加
埼玉上尾・内瀬戸真実「こよみさんのトスがまた打ちたくて、このチームに入った」、東レ・白井美沙紀「第3・第4セットは課題として取り組んできたことが出せたが、最後まで続かなかったのが敗因」 V1女子会見
SV女子
●アントニオ・マルコス・レルバッキ監督

今日の試合が難しい試合になることは、もちろん我々は想像していましたが、対策をした中で特にサーブとサーブレシーブのところはしっかり攻めて、返すように話をしていました。やはり、取れたセットはそこがしっかりできていたので、それが勝因だと思っています。
――東レのストロングポイントであるクラン選手をブロックで封じることができていたと思いますが…?
マルコス:もちろんおっしゃる通りです。クラン選手に対して、我々のブロックも要所要所でワンタッチをとれたりしていましたし、対策ができた結果、勝てたのではないかと思います。もちろん、いいスパイクもありましたし。
数字を見ていただくとわかるように、クラン選手の決定率が38%、石川真佑選手は25%です。通常、クラン選手は40%を超えた数字を出すことが多いし、石川選手もいい時は50%を超えることが珍しくありません。打数はクラン選手が60本、石川選手が44本で、この数字を見ると東レは2人に60%以上配球するチームということになります。
我々の鍵はサーブとサーブレシーブですが、相手もそれは同じでした。我々が懸念していたのは、相手はサーブ効果率が1、2を争うチームだということです。それを踏まえて対策し、しっかりパスを返すことができた。また、我々のサーブが走り、相手のサーブレシーブを崩すことができ、セッターのオプションが減ったことにより、クラン、石川両選手にトスを持っていく流れが作れたことがよかったと思います。
3セット目から相手が攻め始め、3・4セット目は東レのサーブを処理できずに苦しんでタイブレークとなりました。第5セットは序盤から相手にリードされ、優先順位としてパスを固めるということを常に頭に入れていました。中盤から終盤にかけてはサーブを強く、速く打つようにと指示しました。その中でも重要な役割を担ったのがこよみ(岩崎)だったと思います。前後の揺さぶりなど、戦術的な駆け引きはしなくていいから、とにかくサーブを速く、強く打つようにと指示したことが、幸いうまくはまりました。十分いいサーブだったと思います。
――3試合連続のフルセットとなりましたが、3・4セット目を取り切れなかったのは、疲労などのコンディションの問題なのか、相手が対策してきたためなのか、どちらの比重が大きいと思いますか?
マルコス:東レが戦略的に変わったことが要因だと思っています。東レが強い時はサーブが走る時で、ブレイクを続けられることに特徴があるので、恐らく相手の戦略が原因ではないでしょうか。3セット目から東レのサーブがすごくよかったですし、我々はサイドアウトがとれずに苦しめられました。
――ここのところ、仁井田桃子選手の出場機会が増え、活躍していますが、監督の評価は?
マルコス:先ほども話したように、パスをしっかり固める必要があり、サーブレシーブが乱れるとミドルの攻撃が減り、両サイドに偏ってしまいます。佐藤優花はいいアタッカーですが、どうしてもパスのターゲットになってしまうので、パスをしっかり返せる仁井田を投入すると、攻撃のオプションが広がります。いい仕事をしてくれていると思います。
オフェンス面では、アタックがすごく強い選手ということではありませんが、テクニックがあります。強打も打てる中でインナークロスとか、ストレートとか、ブロックアウト、プッシュなど、いろいろなことができる選手です。我々のチームのアタッカーは東レほどの能力はないですが、技術の面で有利な点があると思います。

写真:堀江丈
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