2022-03-19 15:32 追加
岡山・佐伯亜魅加「憧れの石川真佑選手と対戦し、試合をしながら学ぶことも多かった」、東レ・井上奈々朱「うちの選手は若手も代表などで経験豊富。力をうまく引き出し、チームに還元できれば」 V1女子会見
SV女子
■東レアローズ
●井上奈々朱選手
今日の試合は自分たちのミスが出てしまって、なかなか流れをつかめず、相手のディフェンスに苦しんでしまったので、そこでさらにミスが重なり、取り切れなかったかなと思います。
●関菜々巳選手
毎試合みんなで話しているように、「出だしのところを集中していこう」と話していたのですが、今日は出だしで走れなかった時に後手に回ってしまって、そうなると自分たちの中で何もできない状況になってしまったなというふうに思います。試合後に監督からも話がありましたが、自分たちは優勝を目指している中で、今日のような試合をしていては優勝できないなと感じたのが正直な感想です。
●石川真佑選手
出だしから自分たちの流れを作れずに、相手の雰囲気だったり、そういうところに呑まれて、自分たちから出した失点が多かったと感じました。1戦1戦、自分たちのバレーができていないところが多くて、今日の試合のようになると自分たちが苦しい展開になってしまいます。リーグ戦も残り試合数が限られているので、詰めるべきところや締めるべきところを徹底していかなければならないと感じた試合でした。
●西川吉野選手
リーグ後半戦になってきて、負けられない試合が続く中で、昨日と今日、2連勝しなければならなかったと思うのですが、相手の粘り強いディフェンスなどに対して、いつも決まってるボールが決まらなかったりして、ミスが多く出てしまった結果、敗戦になってしまったかなと感じています。
――西川選手に。2セット目後半から途中出場した中で、流れを変えようと思って意識したことなどがあれば教えてください。
西川:今日に限らず、いつも2枚替えなどで途中出場することが多くて、いつ呼ばれてもチームの流れをよくすることを考えて、臨んでいます。スパイクを決めるだけではなく、1点決まったら喜ぶだったり、チーム全体の雰囲気を変えることを意識してコートに入っています。
――関選手に。岡山はディフェンスのよいチームでラリーが長くなる場面も多く見られましたが、そういう時に他のチームが相手の時以上に意識していることがあれば教えてください。
関:岡山はディフェンスがいいので、1本で決まらないということは試合が始まる前から自分の頭の中に入れていて、そうなった時に自分がラリー中に慌てないことを意識しています。決め急いでトスが低くなり、アタッカーが打てなくなってしまっては本末転倒なので、アタッカーにしっかり打たせることは意識していたのですが、苦しい展開になると自分の中で守りに入ったトス回しになってしまったなと。もっともっとクイックやライトなど、動きをつけてやっていけたら、もう少し違った展開になったのかなと思います。
――石川選手に。今シーズンは攻撃面だけでなく、精神的にもチームの支えとしての役割があると思いますが、どのような心持ちで臨んでいますか?
石川:今シーズンが始まるにあたって、自分の中でプレーだけでなく、自分から声を掛けるというところや、発信するということを意識しています。自分のプレーがうまくいかなかった時に周りを見る余裕がまだできていないのですが、そういった中でも周りを見てプレーすることで自分自身が気づくところもあります。そういうところを試合を通して感じるので、まだできていない部分もあるのですが、周りがあっての自分だと思うので、自分だけでなく、チーム全体がレベルアップするためにも、自分自身が声を掛けるところだったり、引っ張るところは意識して取り組んでいます。
――井上選手に。チームに若い選手が多い中で、ベテラン選手としてチームを支えるために意識していることや、声を掛けていることなどがあれば教えてください。
井上:年齢的には私は上の方ですが、若い選手たちもいろいろなところでいろいろな経験を積んでいます。学生時代から高いレベルでやっている選手も多いですし、日本代表やアンダーカテゴリーなどで経験を積んでいる選手も多いので、そういう若い子たちが違う場所でやってきた経験を、私のここまでやってきた経験からうまく引き出してチームに還元し、チーム力が上がるようにしていけたら、もっと強くなるのではないかと思っています。そのために普段からみんなの意見を聞いたり、私が言ったりするように意識しています。そういう中でもなるべくみんながやりやすいようにというか、自分の力を出せるようにチームを回せるようにしていかなければというのは、できているかは別として、心がけて毎試合やっているつもりです。
――石川選手に。相手の佐伯選手は石川選手が憧れで目標と言っていましたが、対戦してみて、石川選手から見た佐伯選手の印象は?
石川:映像やデータで見ていて、他の岡山さんの選手とはトスの高さが違うと感じました。ブロックに当てて出したり、コースに緩く打つ技術もあり、そこで決められて、自分たちがディフェンスできていない部分があったので、そういう対応を自分たちができていなかったところは課題でもあります。ブロックアウトがうまくいかない時、自分もブロックにつかまってしまうことがあるので、そういうところは意識してやっていきたいなと思いました。
――ご自身を「憧れの存在」とコメントされていることに対しては、どんな気持ちですか?
石川:自分自身もまだまだなところもあるので、満足せずにもっとレベルアップしていきたいですし、そういうふうに言ってもらえることはすごく嬉しいなと思います。
――西川選手に。今年はルーキーイヤーでしたが、ここまでの収穫や課題などがありましたら、教えてください。
西川:2枚替えや試合の後半で出場させていただく機会が多いのですが、一緒に入らせていただいている白井(美沙紀)さんにもすごく助けられている部分があります。レフトに偏らず、ライトからの攻撃を自分からもっと仕掛けていったりしなければならないと思っています。Vリーグでプレーできていることは貴重な経験というか、当たり前のことではないと思うので、今までの経験を糧にリーグ後半に向けて、もっとしっかり自分らしいプレーを出していけたらいいなと思います。
――成長した部分は?
西川:攻撃の部分に重点を置いて練習してきましたが、2枚替えで入った時にもオフェンス面で得点がとれるようになってきたので、そこが収穫かなと。まだまだの部分もあるのですが、もっとスピードやキレのあるスパイクを打てるように技術を磨いていきたいと思います。
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