3月30日に横大路運動公園体育館（京都府）で行われたバレーボールV1女子、JT対久光の試合後会見コメントをお届けする。

■久光スプリングス
●石井優希選手（アウトサイドヒッター）

負けられない試合の中で今日勝って首の皮一枚つながったなという思いでホッとしています。
内容としては自分たちがやろうとしているサーブで攻める、トータルディフェンスが機能していました。
セッターの栄がうまく1枚ブロックにしてくれることが多かったので、スパイカーとしてはそこを1本で決めきらないといけませんがミスになった反省点はありながらもいい状況を作ってくれました。
ミドルを絡めたバックアタックなどいい展開も出ていたと思います。今週末のNECとの直接対決に向けてリカバリーして臨みたいと思います。
●栄絵里香選手（セッター）

負けられない試合が続く中でチームとしてもまずはこの1戦勝ち切ろうという話をしていました。しっかりそこを取り切れたというのは良かったなと思っています。
チームとしての対策として、サーブでしっかりと攻めて相手をいい状態で攻撃させないというところはチームとして機能していました。
ブロックからのディフェンス、そこからの切り返しが嵌ったと感じています。
先週の試合はサーブレシーブの返球率としては圧倒的に相手を上回っていたのに試合を落としてしまったというところで攻撃の部分でパスが入ったときは確実に点数を取っていくところを今日の試合は意識していました。
そこで皆が頑張ってA、Bパスを返してくれていたところで、いい状況で私もトスを上げられることが多かったです。そこは今週末の試合も引き続き意識してやっていきたいなと思います。
●濱松明日香選手（ミドルブロッカー）

私自身先週の試合もミスが多くて、チームに迷惑をかけてしまいました。今日は迷惑をかけている分しっかり自分で決めきって勝ちに繋げたいなという気持ちがありました。
その気持ちを出せたのが自分の中では良かったです。今週末のNEC戦でも苦しい場面もたくさんあると思いますが、もう一回総力戦で勝ちに行けたらいいなと思います。
●戸江真奈主将（リベロ）

先週の2敗からしっかり気持ちを切り替えて今日の1戦に臨めたことはチームとしてプラスです。
あと2戦負けられない試合の中でもう一回オンオフをしっかりつけて集中をし直して試合に入ることが大事だと思います。
プレー面では、サーブからのトータルディフェンスが凄い機能していました。相手のミドルブロッカーには決められてしまいました。
NECさんもミドルを凄く使ってくるチームです。そこに関してはもう一回チームでどうしていくかを話し合ってミドルになるべく決められないようなプレッシャーをかけられたらいいなと思います。

――濱松選手に。最近スターターで起用されており、対角のアキンラデウォ（フォルケ）選手と同じくらいの打数だが自分の特徴を生かせていると感じているか？
濱松：栄選手がしっかり打ち切れるトスを上げてくれるので、自分の持ち味であるスパイクを打つことができています。自分の強みを生かせていると思います。

――石井選手に。VOMのインタビューで自身の調子が上がっていないとコメントしていたが、その状況でチームの中でどのように自分を生かしているか？
石井：自分自身試合の中で目立った活躍というのはしていない中でも、攻守ともに崩れるとチームが苦しくなると思っています。
スパイクが決まらなくてもディフェンスで何とかしたり、ディフェンスが崩れたと思っても、攻撃で泥臭く一本で決めなくてもリバウントをもらったり、自分が崩れないようということを考えています。
連戦で疲労がたまっている状況でいかに試合の中でも抜くところは抜いてだとかそこを考えながらやっているところがあります。
自分の中に入ってしまっているという反省するところはありますが、チームが勝つことが一番なので自分のプレーよりチームが3ポイント取れたことが良かったです。
この土日が大一番になるのでまずは土曜日の試合に今日の試合のようにスタートからチーム一体となって入れたらいいなと思います。

――戸江選手に。今日はディグ合戦のようなところがあったが、どのような思いでディフェンスをしていたか？
戸江：日本のリベロは素晴らしいプレーヤーが多いです。その中でリーグを通して色々な選手のプレーを見ながら自分に真似をできるところを習得しようとしています。
（相手のJTの）小幡（真子）選手は守備範囲が広いですし、ディグの反応も速く素晴らしいです。
自身はライトのエースに対して、もともとラインディグが苦手です。そこに関してはフェイントは、強打は誰が取るという役割ができています。
今は判断材料を（チームで）減らしてもらって取るコースを狭くしています。
自分としてはもう少し守備範囲を広げてプレーでチームに貢献したい思いがありますがキャプテンとしては人と人を繋げるというのをやっています。
ひとり一人のいいところをチームに還元するのが自分の役割だと思っています。そこはこのリーグを通して最後までやり続けたいと思います。

――栄選手に。試合開始直後にアキンラデウォ選手に上げずに井上選手に上げるなど裏をかきつつも決まらない選手に何本も上げる強気な部分もあったが。手ごたえを感じたところは？
栄：JTさんと対戦するときは基本的にはルーク（アキンラデウォ選手）が前の時はルークに2枚厚いブロックが行くのは分かっていました。
前回対戦した時は、真ん中にステイ（位置を変えない）されてリードブロックをされたりしました。
今日もルークに2枚というところで、ウチのスパイカーは攻撃力もあるし1枚にしたら絶対決めてくれるというところは信じて上げています。
トスがずれたときもリバウンドを取ってくれてもう一度攻め返すところに繋げてくれました。
一発で決まらなくても何回もリバウンドを取って、決めてくれるというところがありました。それで同じ選手に上げていくことができました。
手応えとしては1枚にしたら決めてくれるという思いがあります。
私がブロッカーの状況が見えていないときも後ろから戸江がどっちにブロックが2枚行っているというのをチームとして私を助けてくれるというコールや、スパイカーがその後決めてくれるという助けがあったので今日の試合勝ち切れました。

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