2022-05-12 17:55 追加
柳田将洋「(藤中謙也が)守備の面で精神的な支柱を担ってくれる選手。しびれる接戦でもクレバーにプレーしてくれる」山村監督「試合後に大塚くんラリーくんが目にいっぱい涙をためながら挨拶に来てくれた」
V1男子ファイナル3会見
V1リーグ 男子
バレーボールV.LEAGUE DIVISION1MENのファイナル3の試合が4月9日に静岡県静岡市の此の花アリーナで行われた。試合はフルセットでパナソニックが勝利し、2位通過のサントリーに与えられた優遇措置であるゴールデンセットで、サントリーが勝利し、決勝への道を繋いだ。サントリーサンバーズの試合後記者会見記事になる。
(*読者からの要望により、少し時間が経ってしまったが会見記事をお届けする)
■サントリーサンバーズ
●大宅真樹
ゴールデンセットまでもつれる形になったんですけど、全員で戦って勝ち切れた。
すごく疲労とかも溜まったと思うんですけど、今からの時間有効に使って明日につなげたい。
●柳田将洋
まず明日につながったのが一番大きい。リーグ戦で1回も勝ててないパナソニックさん相手にこの状況で勝ったというのはすごく大きい。
明日と来週のファイナルへのいい自信になったのかなと思います。
コンディションにはすごい難しい状況だと思いますが、こういう状況だからこそ、また準備して立つことによって相手に対してプレッシャーをかけられる。
今日は今日として受け止めて明日からまた新しいチームとして臨む。
●鶴田大樹
最後ゴールデンセットで勝ちきれたのが、今シーズンここまでやってきたものの集大成がでた1セットだった。明日につながった。負けてれば引退だったので、またあした、来週やれることに感謝してやりたい。
――柳田選手に。藤中選手の復帰の大きさ。
柳田:彼が守備の面で精神的な支柱を担ってくれる選手。代わった選手もいい選手ですが、比べるわけではないんですけど、去年からやってるところもあるので、今日みたいなしびれる接戦でもクレバーにプレーしてくれる。振り返ると彼がいてよかったと改めて思う。
――鶴田選手に。引退を控えて。
鶴田:最後というのを意識しないわけではないんですけど、やってきたこのチームで、このメンバーで勝ちたい気持ちが大きい。
――鶴田さんに。サーブレシーブの面で先週だいぶ連携できてきてると言われていたが、パナソニック戦サーブに苦戦しましたが、どう対応したか。
鶴田:パナソニックさんはいろんなサーブを打ってくるチーム。特にジャンプサーブの清水さんだったりクビアク選手だったりがショートサーブも打ってくる。今日はサーブ順が来るごとにミドルブロッカーに声をかけて「前に来るからな」と。毎回確認しながらやれていて、本当に今日は多分サービスエースというのは仕方ないボールはあったんですけど、コートの端に打たれてという以外とられてない。この結果にもつながっていると思います。
――大宅さんに。ファイナル3の5セット終わってからゴールデンセットまでの15分、コートに残っていたが。5セット目の最後ムセルスキー選手とコンビが合わなかったが、ゴールデンセットに向けてどう切り替えたか。
大宅:控室に戻っても良かったけど単純に疲れてたんで、控室に戻るよりはその場でストレッチしたかった。
5セット目終盤も僕もイライラしていたので、そこは自分を落ち着かせるために少し一人になってゴールデンセット最初からリスタートしようと。あの15分間で切り替えられた。
ディマとは1本レフトをミスってからはどちらともあわせに行っていた。ディマも気を使って「トスよかったよ」と言ってくれたり。でもあげた瞬間遅かったのがわかったので、そういった面はゴールデンセットはスパイカーを信じてトスを上げました。
――スタートから藤中選手。先週1試合やれたのは大きかったのか。
鶴田:藤中選手とはずっとコンビくんでやってきてるんで、特に違和感なく阿吽の呼吸でやれている。ギクシャクしたこともなくスムーズでした。
――ムセルスキー選手への難しい位置からのトスがすごくよかったが。
大宅:レギュラーラウンドの終盤くらいから考えながらあげてしまうケースが多くて、それで自分の調子も上がらず、パフォーマンスがずっと下がっていた。今週の練習から、考えないように。今日は夢中でやっていたので体が勝手に動いていた。トスに関しても丁寧に上げるんですけど、僕自身とトスの手離れが、初速を速くすることで、ディマも気持ちよく打ってくれる手応えがあった。自分が考えずにスパイカーに託すバレーボールができたと思います。今日に関してはライトのトスのコントロールに関しては自信があった。
――柳田選手に。鶴田さんからもサービスエースをされることがなかったとありましたが。サントリーはサービスエースがありました。今日サーブを打つときの心境。
柳田:昨日の練習から体育館に馴染めてなかった。1セット目は入ってなかった。徐々に入れていくところからテンポを持っていこう。終盤につれてどんどんいいサーブが入った。
明日はスタートから終盤で出たようなサーブをうちたい。¬¬¬¬¬¬¬
このはなアリーナでやるのも久しぶりというのもあるし、体育館の感覚が他の体育館と違うのでなれるのに時間がかかった。強みであるサーブを序盤から相手にプレッシャーを掛けられるように。
今日はムセルスキー選手がすごいプッシュしてくれたが、明日は入りからしたい。
――どのへんから乗ってきたか。
柳田:2セット目に少しショートサーブをとりあえず入れるところから徐々にコントロールからパワーサーブに切り替えられた。6セットやったわけですが、長いゲームになるにつれて終盤はしっかり打てたかな。
同じカテゴリの最近の記事
- 全日本インカレ開催中! 選手が思う大学バレーの魅力とは? 東海大・宮部愛芽世「プロとは違い、学生としての姿のまま戦えるところ」、専修大・甲斐優斗「小中高と積み上げてきたものを発揮し、成長を見てもらえる場所」 [大学バレー 女子,大学バレー 男子] / 2023.11.29
- アルテミス・小室祐里「緊張も楽しめた。チームの勝ちパターンを見つけたい」、奥山優奈「復帰を決めて、Vリーグのコートに立てたことを嬉しく思う」 V3女子 [V2/V3 女子] / 2023.11.29
- カノア・熊本比奈主将「初戦よりも最終戦にチームが強くなっていたい」、湊ひかり「高く跳んで高いところから打つ」、大西風歌「自分の特徴を考えてプレーする」 Ⅴ3女子 [V2/V3 女子] / 2023.11.28
- 日立Astemo・野中瑠衣「このチームを選んだ理由は地元・秋田でプレーできるから。代表に選ばれてさらに向上心が湧いてきた」、中谷宏大監督「緊急事態があったら野中にトスを上げさせる準備をしていました」 Ⅴ1女子 [V1リーグ 女子] / 2023.11.24
- 埼玉上尾・230試合達成の青柳京古「このプレースタイルを続けてきてよかった」、岩崎こよみ「アジア競技大会で学んだことは話しきれないくらいたくさんあった」 V1女子 [V1リーグ 女子] / 2023.11.24
コメント
Sorry, the comment form is closed at this time.