2022-06-01 06:00 追加
日本バレーボール協会 川合俊一会長インタビュー(後編)「僕が行くところにはツキが回ってくることが多い。だから今回もきっと…」
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JVA理事で元日本代表の益子直美さんは「一般社団法人監督が怒らない大会」を主宰し、小学生リーグも立ち上げたが、将来のバレーボール界を担うであろう子どもたちへの普及についても思うことを聞くと、「バレーボールは実は小1くらいの子にとっては難しい競技です。体が小さいうちはサーブもなかなか入らないし、レシーブすると痛いし。ワンバウンドNGの球技って意外に珍しい。体罰や怒る指導がダメなのは当然で、最初は痛くないボールを使用するとか、楽しくできる方法を考案するのもいいかもしれないですね」とアイデアを語った。
そして、日本代表を強くするためには、個人的な意見としながらも、「石川(祐希)選手や西田(有志)選手のように海外に出ていくのもありだし、Vリーグに世界の名プレーヤーをどんどん呼んでレベルを上げて、海外に行かなくても世界の高さやパワーに慣れる環境を作るのも一つの案だと思う。Vリーグとも連携して日本のバレー界を盛り上げていきたいです」と話してくれた。
川合会長の就任で明るさが戻ってきた日本バレーボール界。幸運をもたらす「川合効果」でますます発展することを大いに期待したい。

【プロフィール】
川合俊一(かわいしゅんいち)
1963年2月3日、新潟県西頸城郡青海町(現・糸魚川市)生まれ。中学からバレーボールを始め、明治大学付属中野高、日本体育大と進む。1985年富士フイルム入団、4連覇に貢献する。1984年ロサンゼルス五輪出場(7位)、1988年ソウル五輪出場(10位)。1990年3月、富士フイルムを退団。
2015年7月、トヨタ自動車ビーチバレーボール部ジェネラルマネージャー兼監督就任。
一般社団法人日本ビーチバレーボール連盟会長(2007年4月~)、公益財団法人日本バレーボール協会評議員(2014年6月~2017年6月)、同協会理事(2017年6月~2019年6月)などの役職も歴任する。
2022年3月、公益財団法人日本バレーボール協会会長就任。
取材・文:高井みわ
写真:中崎武志
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