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バレーボールマガジン>ゲームレポート>欧州CL男子ファイナル ザクサ(ポーランド)の連覇 シリフカ(ザクサ主将)「 クビアクやクレクから日本のファンは素晴らしいと聞いている。また大会などで日本でお会いしましょう」カジースキ「今日は悲劇ではなかった。日本が恋しいですね」

ゲームレポート

2022-06-03 18:01 追加

欧州CL男子ファイナル ザクサ(ポーランド)の連覇 シリフカ(ザクサ主将)「 クビアクやクレクから日本のファンは素晴らしいと聞いている。また大会などで日本でお会いしましょう」カジースキ「今日は悲劇ではなかった。日本が恋しいですね」

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5月22日スロベニアのリュブリヤナにてヨーロッパチャンピオンズリーグスーパーファイナルが行われ、男子はザクサ・ケンジェジンコジレ(ポーランド)が優勝を果たした。この試合のゲームレポートと選手のコメントをお届けする。

男子決勝

ザクサ(ポーランド)3 (25-22, 25-20, 32-30) 0 トレント(イタリア)

第1セットスタメン

ザクサ:MBスミス(アメリカ)、OPカチュマレク(ポーランド)、OHセメニウク(ポーランド)、MBレイノ(ポーランド)、Sヤヌシュ(ポーランド)、OHシリフカ(ポーランド)、Lショージ(アメリカ)

トレント:Sスベルトリ(イタリア)、OHカジ―スキ(ブルガリア)、MBリシナツ(セルビア)、OHラヴィア(イタリア)、OHミケレット(イタリア)、MBポドラスチャニン(セルビア)、Lツェンガー(ドイツ)

男子決勝も女子同様、昨年と同じ対戦カードとなった。

第1セット序盤からMBレイノのブロックや同じくMBスミスのクイックでブレイクを続けたザクサがリードして試合を進める(4-1)。トレントはOHカジースキとOHミケレットにボールを集めるも、ザクサの安定したレセプションとSヤヌシュがクイックを積極的に絡めた配球で的をブロックの絞らせず簡単にブレイクを許さない(15-10)。トレントが同点に追いつく場面も何度かあったが(18-18)あと1点が遠く逆転には繋がらず、そのまま試合を優位に進めたザクサ。最後はOHシリフカがパイプを決めてザクサが第1セットを危なげなく奪う(25-22)。

続く第2セット。序盤は競った展開が続くもクイックを増やしてリズムを掴んだトレントが一歩リードしたまま試合が進む(7-9)。しかし中盤にトレントの大黒柱カジースキがレセプションとスパイクで珍しく失点を重ねてザクサに逆転を許してしまう(15-13)。その後は効果的なサーブと堅いディフェンスからこの試合絶好調のOHセメニウクとMBスミスで得点を重ねて一気に抜け出したザクサ(23-19)。最後はまたシリフカのスパイクで第2セットもザクサが取り(25-20)、2連覇に王手をかける。

第3セットは最後まで3点以上点差が広がらない息の詰まる激しい攻防となる。序盤からこの試合絶好調のOHセメニウクにボール集めるザクサに対し、トレントは両MBがクイックとブロックで存在感を見せて得点を重ねる(8-8)。しかし中盤にトレントのOHミケレットをザクサのOPカチュマレクの1枚ブロックで仕留めて流れを掴むと(17-15)、そこからザクサが常にリードを保ち試合は終盤に差し掛かる(21-19)。しかしこのままでは終われないトレント、司令塔スベルトリの魂のこもったサーブでザクサからエースを奪うと、続けてOHシリフカのミスも出て逆転(21-22)。そこから試合は1点差のせめぎ合いとなるが、セメニウクが止まらずザクサが再び逆転に成功(25-24)。トレントはベテランOHカジースキにボールを託してなんとか30点台までくらいついていったがあと1本が出す、最後もディフェンスからセメニウクが冷静に決めて試合終了となった(32-30)。

ザクサは2年連続2回目の優勝。ポーランド勢として初のチャンピオンズリーグ連覇となった。

MVPはOHセメニウク(ポーランド)。彼はこの試合で両チーム最多27得点、アタック決定率74%、アタック失点わずか1点と驚異的なパフォーマンスだった。

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