2022-07-07 15:18 追加
石川祐希主将「最初の2セットを楽に勝てた分、第3セットはもっと締めて臨むべきだった」 VNLオーストラリア戦会見コメント
VNL男子 オーストラリア戦会見コメント
全日本代表 男子
7月6日に丸善インテックアリーナ大阪(大阪市港区)で行われたFIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)2022男子大会、日本対オーストラリア戦の試合後の記者会見コメントをお届けする。
■西田有志選手
第1・第2セットは良い展開で取ることができましたが、第3セットはスパイクミスなどが目立ってしまった部分がありました。第4セットで気持ちを入れ直して臨んだのはよかったです。でも、次の試合でも第3セットのようなプレーをしていたら、こういう展開になってしまうので、自分たちで向上できることはしっかり上げて、次の試合に臨みたいと思います。
■石川祐希主将
西田選手も言ったように、1・2 セット目は自分たちの展開に持ち込むことができました。3セット目に関してはサーブミスが非常に多くなってしまい、逆に相手のブロックに止められることもありましたし、特に僕たちからミスを出してしまったことがセット落とした原因だと思います。また、後半は相手も非常にいい攻撃をしてきたので、 3セット目の前半あたりで取り切れるボールを逃したりして、相手にチャンスを与えてしまいました。第1・第2セットを楽に勝てた分、第3セットを前半からもっと締めて臨まなければならなかったことが反省点です。第4セットに関しては、こういう流れでセットを取られた後に大崩れしたケースがここ2ラウンド含めてなかったので、自信を持って臨むことができ、1セットは取られましたが、3ポイントを獲得できて、安心しています。
■関田誠大選手
トータル的に言うと、サイドアウトやサーブが機能して非常に良かったと思います。3セット目のようにサーブミスが続いたり、サイドアウトが取れないケースは他の強豪相手の時にも起こりうるのでそういう時に自分たちがどういう展開をしていくのかというのを課題として、今後取り組んでいきたいと思います。
――西田選手に。昨年は五輪が無観客、アジア選手権はイタリアに渡っていたため出場していなかったということで、久しぶりに日本の観客の前でプレーしましたが、感想は?
西田:2年ぶりくらいになります。コロナの現状でファンの皆さんが声出し応援をできないことは残念ですが、ホームで試合ができるのはすごく嬉しいですし、この体育館で日本代表の試合をするのは4年ぶりくらいですから、試合に勝つ姿をお見せすることができたのはよかったと思っています。
――石川選手に。先ほどこの大会ではセットを取られた後に大崩れすることが少ないとおっしゃっていましたが、その理由は? また、今日は大塚(達宣)選手が対角に入りましたが、大塚選手が入る時に石川選手の役割が変わる部分などがあれば教えてください。
石川:リードしているところからセットを取られたり、取られたくない相手にセットを取られた後の状況は、何が変わったということは特になく、どんな時でも自分たちのバレーを展開できることのメンタルだったり、集中力だったりが今シーズンは全員違うのかなと感じています。セットを取られたからといって、修正する部分はもちろんありますけど、大幅に変えることなく、やるべきことをわかっているので大崩れがなくなったと思っています。また、サーブも、どの選手も自分のサーブをしっかり打てているので、サーブでしっかりリズムを掴むことが常にできていれば、大崩れすることはないのかなと思います。
対角に入る選手についてですが、大塚選手、髙橋藍選手、高梨(健太)選手の誰が入っても僕の役割はあまり変わらないと思っています。今のチームはアウトサイドヒッター全員がパスができて、バックアタックができる選手ばかりなので。強いて言えばブロックが髙橋藍選手より大塚選手の方が高いので、ワンタッチボールが増え、そこが変わることによりディフェンスの配置が変わったりということはあるかもしれませんが。僕自身の役割は変えることなく、4人全員が同じ役割を担っているので、そこが誰が入っても変わらないのかなと思っています。
――関田選手に。今日の試合はミドルブロッカーの打数が多かったと思いますが、ご自身の中でどういったことを心がけてトスを上げていましたか?
関田:今日に関しては相手がリードブロック中心できていたので、そこでクイックを使っていこうという考えでトス回しを考えていました。途中でコミットに変えていたので、そこでうまくサイドやパイプを使いつつ、散らしていこうと考え、今日はそれに集中してやっていました。
――サーブについて。第2セット、第4セットは連続サービスエースがありましたが、第3セットはサーブがなかなか入らない場面もありました。第3セットから第4セットのサーブについては、どのように修正しましたか?
西田:僕自身は意識を変えたわけではないのですが、トスの感覚はあるので、後は自分の軸をしっかり整えることを意識しただけなので…。それが第1~3セットはうまくできていなかったというのがミスをした後にわかっていたんですけど、わかっていてもミスしてしまうというのが自分の甘さなので、直さなければいけないなと。今日は試合中に修正できたかなと思います。
――石川選手に。ご自身が代表に入った頃はオーストラリアはアジアのライバル的な存在でしたが、現在はオーストラリアに対しての当時との感覚の違いはありますか?
石川:今日の相手に関しては、競っていてはいけないなという感覚で試合に臨んでいました。オーストラリアのメンバーは海外で活躍している選手が不在だったりもしたので、そういう選手がいればもっと力のあるチームだと思いますが、今日のようなメンバーにはしっかり勝たなければいけないなという気持ちで臨みました。また、世界ランキングも日本より下なので、負けるわけにはいかないと思っていました。
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