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会見・コメント

2022-08-28 18:14 追加

男子代表・大宅真樹「ブラン監督からクイック・パイプは自信を持って上げていいと言われている。ネガティブにならずにスパイカーとコミュニケーションを取ってコートに立ちたい」世界選手権前会見コメント(全文) 

男子代表・大宅真樹 世界選手権前会見コメント

全日本代表 男子

8月9日に行われたバレーボール男子日本代表の世界選手権に向けた記者会見の中から大宅真樹選手のコメントをお届けする。

――ネーションズリーグはチームに途中からの合流となったが、感じたこと、世界選手権で意識したいことは?

大宅:ネーションズリーグはフィリピンからの合流でした。
ブラジルラウンドで永露(元稀)選手が出場しているのを見て刺激を受けました。
何試合かチャンスを頂いた後でもう少し結果を出せるところもあったと思いますし、昨シーズン以上に試合に出るチャンスをもらっているので、その中で自信を持ってプレーをすることを意識していました。
モチベーションをMAXまで上げてプレーをするということを意識した中で、いいプレー、納得するプレーも多かったのでそこは世界選手権に向けて同じだと思っています。
世界選手権はもっとレベルの高い試合になるので、自分自身の役割を理解したうえで全うすればチームに貢献できると思います。チームのみんなと一緒に戦っていきます。

――ご自身で思っている改善点、ブラン監督からのアドバイスは?

大宅:今、関田(誠大)選手がメインでやっていますが、それと同じトス回しをする必要はないと思っています。
流れを変えるという意味ではリズム・雰囲気を変えないといけない立場です。
そこに満足はしていませんが、現状を考えるとその役割があったうえでトス回しというよりは丁寧に上げてスパイカーに託していくことをやっていければいいのかなと思っています。
その中でブラン監督からもクイック・パイプについては自信を持って上げていいよと言われています。ネガティブにならないようにスパイカーとコミュニケーションを取って自信をもってコートに立っていきたいです。

――昨シーズン東京オリンピックで29年ぶりのベスト8進出、今年ネーションズリーグで初のファイナル進出というように復活の兆しがあるが、ミュンヘンオリンピックで金メダルを取ったように再びに頂点に立つために何が必要か?

大宅:チームとしてブロックを強化しています。ブロックの次の(フロア)ディフェンスは世界のトップクラスだと自負しています。地味ではありますが、1点を取るためのブロックという直接得点ではないプレーがチャンスを生み出すと思っています。
相手の高さやパワーは凄いものはありますが、タイミング・手の出し方をしっかりすれば下に打ってくるスパイカーも結構います。
僕自身もいいタッチをネーションズリーグ中にとれていました。
また、サーブが一番のカギになってくると思います。攻める人は攻め続けたことや、僕だったりジャンプフローターサーブ陣もネーションズリーグで効果が高いものがありました。
そこを継続しつつ、相手の嫌がるようなサーブをチームとしてやっていけば上に行けると思います。

――セッターとしてはどのようなトス回しが必要か?

大宅:ネーションズリーグでは外からプレーを見る機会が多かったですが、いろいろなセッターを見ていて勉強になる部分がありました。
僕は自チームの特に関田選手のトス回しを見てきて、クイックを基準にしていろいろなところから上げているイメージです。
たとえレセプションが乱れたとしても、ボールの下に早く入ってクイックを見せてから攻撃展開というのと必ずやっています。
僕もボールの下に早く入るという基本のところをまずしっかりとして、その上で相手ブロックとの駆け引きというのを楽しみながらトス回しをしていきたいです。
本当に真ん中(クイック)を忘れないというのは勉強になりました。

――ブロックが良くなっている印象があったが、どういう意識付けで練習をしていたか?

大宅:昨シーズンに比べて、練習自体が増えています。ミドルブロッカーの選手は横の移動の速さ、サイドに振られることもありますが、遅れても形を意識して出す、抜けてきたボールをディフェンスというのが徹底できています。

――後ろでディグをしていてもやりやすいか?

大宅:遅れた場合はきれいに空くのでそこに入ったり、しっかり締まったら脇のコースに入ったりというので、所属チームよりディグを触るのは増えていると思います。
ブロックと(フロア)ディフェンスの関係はいいと思います。


写真:黒羽白

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