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コラム

2022-09-02 07:21 追加

男子バレー世界選手権、決勝トーナメントの組み合わせ決まる。ポーランドの3連覇なるか?

男子世界選手権 決勝トーナメントに向けて

Others / 全日本代表 男子

第1次ラウンドで首位だったイタリア(Volleyball World)

 バレーボール男子世界選手権の決勝トーナメントの組み合わせが決まり、日本はフランスと対戦する。他の組み合わせも見てみよう。

■開催国枠でポーランド、スロベニアが1、2位の枠に
 24カ国が6つのグループに分かれ、各グループの上位2チームと3位の中から4チームが決勝トーナメントへ進んだ。B組からはブラジルと日本がグループ1、2位通過となり、キューバは3位の6チームの中の2番目につけ決勝トーナメントに進んだ。カタールは4位で敗退が決まった。

 16チーム出揃って、1位と16位、2位と15位という様に上と下で組んでいくわけだが、大会のルールにより開催国であるポーランド、スロベニアが1、2位の枠に入る。ポーランドは予選24カ国全体の順位で3位だがスロベニアより上位なので開催国枠で1位になり、スロベニアは予選7位だが2位に入る。残りのチームが3位からの枠に順番に入ることになる。

 Round of 16の組み合わせは(カッコ内の順位は予選グループではなく、予選24カ国全体の順位)、
①ポーランド(開催国1位、予選3位)対チュニジア(予選16位)
②スロベニア(開催国2位、予選7位)対ドイツ(予選15位)
③イタリア(予選1位)対キューバ(予選14位)
④セルビア(予選2位)対アルゼンチン(予選13位)
⑤ブラジル(予選4位)対イラン(予選12位)
⑥フランス(予選5位)対日本(予選11位)
⑦オランダ(予選6位)対ウクライナ(予選10位)
⑧アメリカ(予選8位)対トルコ(予選9位)
となった。

 準々決勝は各試合の勝者がこの表の上と下、①対⑧、②対⑦……というように組んで行く。日本がフランスに勝利した場合は、③イタリア対キューバの勝者と対戦になる。
 アフリカ勢からチュニジアが決勝リーグに進んだことと、久しぶりにキューバが世界の大舞台へ戻ってきたことが興味深い。アジアの日本とイランが五輪王者のフランスと長年世界ランキング1位だったブラジル(現在は4位)と対戦することも楽しみな試合だ。

■日本と対戦が決まったフランスのコメント
●キャプテン、Sベンジャミン・トニウッティ:「ネーションズリーグの準々決勝で対戦しましたが、主力である石川が欠けていたため、参考にすべきではありません。予選B組ではブラジルには負けましたが、強敵であるキューバを簡単に破っています。警戒しなくてはいけないし、急成長したチームだと思います。技術的にはほとんどパーフェクトだと思います。レセプションを崩すのが本当に難しい。弱点をあげるならフィジカル面がやや劣ることでしょうか。でもそれはパスの正確さで補って余りあると思います」
●アンドレア・ジャーニ監督:「日本は相手がサーブの時にとてもいいリズムがあると思います。セッターがうまくゲームの流れを作っています。非常に才能ある選手である石川やミドルの選手そしてキレのある西田をうまく使っていると思います」

フランス、アンドレア・ジャーニ監督(Volleyball World)

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