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バレーボールマガジン>コラム>男子バレー世界選手権、決勝トーナメントの組み合わせ決まる。ポーランドの3連覇なるか?

コラム

2022-09-02 07:21 追加

男子バレー世界選手権、決勝トーナメントの組み合わせ決まる。ポーランドの3連覇なるか?

Others / 全日本代表 男子

■Round of 16の見どころは
 A組のロシアが抜けウクライナが入ったことで、セルビアが優位に試合を進め予選全体の2位につけたが、運悪く、混戦のF組3位のアルゼンチンと対戦する。実力が拮抗し、屈指の好カードとなるだろう。お馴染みと言っていいベテランメンバーのセルビアに対し、アルゼンチンはOHコンテと対角22歳のビセンチンが挑んでいく。

セルビアのレセプションを支えるイボビッチ(Volleyball World)

 ネーションズリーグでは新監督の元、主力を欠いていたとはいえ残念な結果に終わったスロベニア。世界選手権の3週間前に監督を代え、本来の力を取り戻している。欧州同士の対戦で、高いブロックにかかってもつないでチャンスを作る本来の粘りが出れば、まだまだ上を狙えるだろう。

 予選の注目の1戦だったポーランド対アメリカ。3-1でポーランドが勝ったが、ひとつ気になるのが、アメリカのSクリステンソンがリベロのユニフォームを着ていて試合に出なかったことだ。グループ予選1位通過がかかっていた大一番だったので、休養と言うよりトスが上げられないほどの怪我か? と様々な憶測を呼んでいる。再び準々決勝で対戦する可能性が高いだけに、復調するといいのだが……。

調子が気になるクリステンソン。サーブで狙われるデファルコも踏ん張りどころだ(Volleyball World)

 東京五輪、今年のネーションズリーグに続き3冠を狙うフランスには日本が挑む。つけこむ隙がないというのが実感だ。日本はセットの出だしに離されないように気を付けたい。フランスをどうこうしようというより、キューバ戦のように落ち着いて自分たちのバレーをすることが大切だ。

予選D組フランス3-2スロベニア。OHヌガペトの強弱まぜるスパイク、ブロックアウトの取り方、コートの奥にふわりと持っていく球さばき、「おー!」と観客をうならせることしばしば。試合巧者の石川との対戦が待たれる(Volleyball World)

 個人スタッツで現在、ブロック部門トップに立ったMB小野寺のブロックにも期待したい。イタリアのセリエA屈指のMBシモンは2位につけている。イタリア戦で果たして何本止めることができるのか。ベストスコアラーのオランダのOPニミールもどこまで数字を伸ばしていくのか楽しみだ。

キューバのシモンをブロックする小野寺(Volleyball World)

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