2022-09-26 13:56 追加
世界選手権を振り返って 大塚達宣「チームとしても個人としても集大成のプレーができた」
世界選手権振り返りコメント
全日本代表 男子 / 大学バレー 男子
2022年8月から9月にかけてスロベニアとポーランドで行われたバレーボール男子世界選手権を、大塚達宣選手に振り返ってもらった。大塚は早稲田大学在学中で、2年の時にシニア代表に抜擢され、東京五輪にも出場。今年度は少しずつコートに立つ時間を増やし、世界選手権初戦のカタール戦では同じく大学生選手の髙橋藍と対角を組んでストレートで勝利。第一次ラウンド突破の鍵となったキューバ戦でも第4セットで石川祐希主将に代わりコートに立ち、流れを変えて勝利に貢献した。
――世界選手権のことを聞かせていただいて。初戦もそうでしたし、キューバ戦とかも非常にチームに貢献したと思うんですけど、そのあたりで自分で手応えは。
大塚:そうですね。世界選手権だけではなくて今シーズン通して、昨シーズンと比べて自分の役割が明確になった。元から求められたものというのはわかっていたんですけども、それを遂行する力がだいぶついてきたのかなというのは、自分でも感じます。そういう意味では今シーズン通して結構自信を持ってコートに立つことができた。それは世界選手権でもそうでしたね。世界選手権というのは今シーズンの集大成というところで、チームとしての集大成のプレーはできたと思いますし、個人としてもそれはできたのかなって思います。
――世界選手権最後のフランス戦は、S1ローテーションを回すために西田選手と交代しただけだったので一瞬しかコートに立たなかったんですけど、外で見ていてどのように感じられましたか。
大塚:でもフランス相手だからとかではなくて、本当に多分どことあたっても勝負できる力っていうのは自分たちが持っているなっていうのは外から見ていて感じましたし、中のメンバーはもちろんですけど、外のメンバーも負けると思わなかった。やる前から「負けてんな」って感じるところもなかったし、自分たちが通用する部分は多いと思っていたので、チーム全体としてもすごいモチベーション高く臨めたんじゃないかと思います。
――その中で、もっと自分が伸ばしていかなければならないと感じたところは。
大塚:自分は途中から出ることも多いですし、スタートで出ることもありましたけども、コートに立ってる選手だけが中心選手というわけでもないと思う。そのチームに必要とされる選手に、もっとなっていく必要があると思う。なので、自分のプレーの質をもっと高めていくというところもそうですし、「スタートに使える選手」っていうよりは、「チームから外せない選手」というのが一番の自分の役割。役割というか、そういうプレースタイルにしていくべきだと思う。
チームがどんな状況でもいつでも準備をして途中から出るというのもそうですし、そういう本当にチームが勝つために外せない選手というところを目標としてこれからもやっていきたいと思います。
――昨シーズンと比べて、ご自身でよくなったところはどういうところですか。
大塚:本当にすべてのプレーにおいて波を無くする。自分はもともとそんなに波がある方ではないタイプなんですけど、昨年度以上に波がなくなった部分っていうのは感じてます。気持ちの面でだいぶ安定した。気持ちが安定した分プレーでもやっぱり安定したと思います。それはやっぱり経験…コートにたったからこそ得られたものです。ですから、そういう機会をもらえたのはすごく良かったです。これからどんどんまた向上していきたい。
――インカレにに向けて。
大塚:代表シーズンが終わって大学も残り少ないですし、インカレ6連覇っていうプレッシャーはなくはないです。チームのみんなは春リーグも東日本インカレもタイトルを取ることができなくてすごい悔しい思いをしてるし、だからこそ(インカレは)勝ちにいかないとっていう義務感は感じるように思う。自分は代表にずっと行っていたので、みんなとやれるのもすごく楽しみで帰ってきたきたというところはあります。なので、残り2ヶ月ちょっとしかないですが、みんなとプレーできる時間というのを自分は楽しみながら、全力でプレーだったり雰囲気を表現してやりたいなと思います。みんなをいい方向に持っていけるようにしたいですね。インカレで優勝するということを今から狙いを定めてやっていきたい。
写真:縞茉未
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