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コラム

2022-11-04 23:08 追加

東京グレートベアーズ、東京体育館でのチームとして初のホームゲームを終えて V1男子

東京GB初ホームゲームレポート

SV男子

2022年10月29日・30日に東京グレートベアーズ初ホームゲームが東京体育館で開催された。今回は10月29日の様子をお届けする。

東京体育館といえば、Vリーグのファイナルラウンド、春高バレーや天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会、日本代表が出場する世界大会などの会場として使われており、バレーボールの聖地とも言える場所。しかしここ数年は体育館の改修工事などもあり、バレーボールの試合が開催されていなかった。そんな中、今年から新しくできた東京グレートベアーズが初のホームゲームの会場として使われると発表された時、バレーボールファンの中でも驚きの声が上がった。

 

ホームゲームの発表から内容詳細も続々とリリースされた。俳優の斎藤工さん、小池百合子東京都知事による始球式、東京スカパラダイスオーケストラのオリジナルテーマソング、オフィシャルスポンサーであり、チェンソーマンや呪術廻戦、進撃の巨人などを制作するアニメーションスタジオ『MAPPA』のオープニングアニメーション、香水の楽曲で有名な瑛人さん、THE SUPER FRUIT、世が世なら!!!を迎えてのパフォーマンスなどを発表し、開幕前から大きな話題になった。

(*瑛人さんは体調不良のため、残念ながら今回の出演は中止となった)

また、開幕戦前に選手やスタッフたちが自らチラシを配るほか、東京グレートベアーズがラッピングされた京王バスの運行、ホームゲーム開幕戦を知らせる広告が新宿駅の京王線JR接続通路に張り出されるなど、宣伝活動も非常にアクティブに行われた。

東京グレートベアーズのチーム名の由来は、星座のおおぐま座がモチーフとなっている。公式サイトでは”おおぐま座の一部である北斗七星のように、7つの星(選手とサポーター)がつながり、バレーボールを通じて、人や地域、世界を「つなぐ」存在を目指します。”と紹介されているが、暗転した東京体育館にミラーボールが照らされる光景は、まるで夜空を駆け巡る星々のようで、東京グレートベアーズのチームのストーリー、世界観を表現しているようだった。

バレーボールに限らず、様々なエンターテインメントでは暗転してライトやプロジェクションマッピングを使った演出が多くあるが、東京グレートベアーズのホームゲームの演出は、新しく生まれたチームのスタートに相応しい内容だった。

 

土曜日の始球式は俳優の斎藤工さんが登場。「普段僕は映画やドラマ、エンターテイメントを作る側の人間ですが、バレーボール、スポーツに勝るドラマはないと心から思っています。筋書きのない最高のドラマを、会場にいる方、選手、スタッフ一丸となって一緒に作りましょう」という挨拶の言葉により、会場は大盛り上がりとなった。

今回の演出や企画に関して、東京グレートベアーズのキャプテン・古賀太一郎選手は「演出に関しては、プロの人たちが入って1から10まで準備してくださった。試合会場に入ってどういう演出にするか、どのような雰囲気で、ファンの皆さまがどう受け入れてくれたか。ネイチャーラボの人たちはそこに対してのノウハウがあって、どういう見せ方をすればいいのか振り切ってやってくれた。僕たちの力だけで今回ここまでの人数が集まったとは思っていなくて、プロの人たちの見せ方や宣伝のおかげで、こういう舞台でプレーさせてもらったと思います。バレーもそうですけど、今後プロ化するにあたって素人が手を出すのではなく、プロフェッショナルの人が関わり任せることが、凄く大事になっていくのではないかと感じました」とコメントした。

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