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会見・コメント

2022-11-26 08:00 追加

ジェイテクト・柳田将洋「(古巣のサントリーとの初対戦を)いろんな意味で面白いなと思いながらバレーボールをしていた」V1男子会見

ジェイテクト会見

V1リーグ 男子

11月19日におおきにアリーナ舞洲(舞洲アリーナ)(大阪府)で行われたバレーボールV1男子、サントリーvsジェイテクトの試合後会見コメントのうちジェイテクト分をお届けする。

■ジェイテクトSTINGS
●柳田将洋選手(アウトサイドヒッター/オポジット)

第1、2セット取れてから相手が自分たちに対応してきたのに対して、自分のクオリティを維持したまま戦い続けることができず、第3~5セットで展開が変わってしまいました。
ただ第1、2セットに関したは自分たちがやりたい「サーブで攻め、攻撃を限定して、トランジションで作る」というリーグ開幕以前から目指している一つの形が多々見られました。
それは自信を持って明日にも繋げてさらにそのような展開を増やせるように頑張りたいです。
●本間隆太主将(リベロ)

柳田選手と同じ意見ですが、第1、2セット取れるシチュエーションが開幕からなかったので負けた試合でも1個成長できた点です。
第3セットをぎりぎりでとり切れなかった後のメンタルのキープの仕方はチームとして成長しないといけない点です。
●都築仁選手(アウトサイドヒッター/オポジット)

似た内容になりますが、第1、2セット取った後の第3セット競った場面で取れなくて、僕個人もですがチームも緊張感、ネガティブな思考になりました。そこは修正点です。
第1、2セットはいい形でできたので、いいイメージがあるので明日もそれは継続してやっていきたいです。

――柳田、都築選手に。今日の試合の自身のサーブの評価は?
柳田:僕に関してはしっかり攻めることを求められていました。そこは変わらず第3セット以降も変わらずハードヒットできるように打ち続けていました。
都築:僕も第1セットいい形でサーブを打てていたので、いいイメージでした。本間主将も攻めていいよと言ってくれたので入れに行くのではなく攻めるサーブを打とうという意識でした。

――全選手に。今日のようなサーブがキーとなって得点に結びつくゲーム展開になったときにどのようなことを意識しているか?
柳田:お互いのサーブが走ったときに、どれだけ自分たちが難しい状況をシステム、スキルで打破できるかが重要です。
ディフェンス、オフェンスどちらも同じくらい重要です。第1、2セットは(ウルナウト)ティネ選手が自分の力で打破しているときもありました。
トランジションでクイック、パイプ(バックセンターからのアタック)を関田(誠大)選手が組み立てているときもありました。
相手のサーブをいかに早く切れるかが重要です。
本間:レセプションをする側としてはウチのサーブが走る展開ももちろんあります。今日の試合では第3セット以降相手のサーブも同じくらい走ってきました。
一番大事なのは(サービス)エースを取られないことです。
僕自身もある程度例えば彭(世坤)選手だったらアウトサイドヒッターを狙っていたので柳田選手に一本取らせてと言ったときにハイブリッドサーブを打たれたりがありました。
相手がそれを見越して打ってきたかはわかりませんが、タイミングが悪かっただけでエースを取られたりしました。
相手がいいサーブであればあるほど、A、Bパスを返すのも難しいですし、エースを取られないようにしてそこからの展開をネガティブからポジティブな状況に持っていくというのを大事にしていかないといけないと思います。
都築:個人的にはサーブがいいイメージがあったので、コースを狙うより思い切り打って攻めていこうという意識でした。
相手もいいサーバーが多いですが、ウチのチームは2段トスを打てる選手が多いこともあり、我慢してコートの中に上げたものを打ち切れると大分(心理面も含め)レセプションをする側も楽になるので意識をしてやっていました。

――柳田選手に。第3セットに2連続でサービスエースを取った場面について。
柳田:(狙いは)細かくはあまりありませんがベースはハードヒットすることを大事にしていました。
(スパイクサーブの)トスを再現性高く上げられるわけではありません。
ある程度ハードヒットできるトスだった時にまず自分のスイングが打ちやすいところにしっかり腕を振って打つところにフォーカスした結果、あそこに飛んでいきました。
個人の感覚としては藤中謙也選手が一番レセプションがうまいと思います。
なるべく外したかったですが、真ん中にいても彼がコートの半分をカバーするわけではないので真ん中にいてもあまり気にせず、彼もカバーをする意識はあるのでそのスキをつければという程度でサーブを打っていました。
サーブはあらかじめコースを決めていますが、トスを上げた瞬間若干変更することは多々あります。
打ちたいと思ってもそこに打てない自分の感覚と違うトスが上がったときな無理をせず、最初の前提条件としてハードヒットをすることを大事にしています。
コースよりハードヒット、トスがコースと一致したらそのまま行くという感じです。

――ここ数試合アウトサイドヒッター、オポジットを兼任しているがその難しさやどのように対応しているか?
柳田:(1試合の中で)1)アウトサイドヒッター→オポジットより2)オポジット→アウトサイドヒッターのほうが難しいと思います。
1)の時はディフェンスをする場所が変わるのは違和感がありますが、やりづらさを言う点でネガティブに感じる点はあまりありません。
むしろ(オポジットでは)パスをしない分しっかり呼び込んで相手のブロックを見て叩けます。
そこは仕事にフォーカスしてできます。急にこの起用をされたわけではなく、練習の中で時々やったり、代表選手がいなかった夏場で代わりにやっていました。
そこに対してはあまり抵抗もなくやれていました。

――関田選手と長い付き合いになっているが海外で経験したことで変わった点は?(注:柳田選手と関田選手は東洋高校でチームメイトだった)
柳田:意外と一緒にやっていません。直近は日本代表でしたが、2年前です。海外での変化という点では(答えるのが)難しいです。
僕の意見としては、彼は大事なものを持ったうえで組み立てたり、セット(トス)をしたりしているのを感じています。
そこはチームとして重要なファクターです。彼自身もそれを持ちつつ自分たちに意見を求めたりだとか改善しようと心掛けてくれています。
もともとそういう選手ですが、もしかしたら今までよりキャッチボールの回数が増えているかもしれません。
視野の広い、コミュニケーション能力の高い選手だと前から思っています。

――大事なものとは?
柳田:クイックの使い方やファーサイドにしっかり球を持っていくシチュエーションを増やしたり一辺倒にならないところがあります。
ちゃんと散らしてくれるので一人に負担がかからないこともありつつ調子が良い選手には集めて伸ばしてくれる時もあります。
悪いシチュエーションでもコミュニケーションをしっかりやってくれています。

――昨シーズンまで所属していたサントリーとの対戦をどのように感じたか?
柳田:シンプルに楽しかったです。昨シーズンまでサンバーズの一員としてやっていて連覇もしてますし相手が強いとわかった上でコートに立ってバレーボールをしていました。
改めてサントリーがなぜ強いのかを肌で感じながら、相手の弱点とまでではないですが、綻びをつきながら自分の中ではやっていました。
ずっと同じチームにいることでは体感できることではありませんし、移籍を経験しているからこそ試合の中で別の感覚を味わいながらできるので、いろんな意味で面白いなと思いながらバレーボールをしていました。

――どういった点に強さを感じたか?
柳田:まずはあのサイズですので、ブロックからトランジションでムセルスキー(ドミトリー)選手があれだけの威力をもって攻撃をしてきます。
ブロックを絞るにも自分たちが迷わずいかないとどこにもつけずに簡単に打たれてしまいます。
ブロック力も自分たちよりもあることも、自分がシャットされて改めて思いました。
ニアサイドで藤中(謙也選手)が3枚(ブロック)で来たりなど絞りの早さを感じました。

――(相手が柳田選手が打つとわかる崩れた場面での)ハイセットをハードヒットしていたように見えたが?
柳田:逆にそれをパスで返して自分たちの有利な展開に持ち込めるかというところのほうが気になります。
もちろんミスをしてよい点はありません。ミスをするためにハードヒットしているわけではありません。
決まるのであればパスやティップを選択します。後の展開を考えるとその中で1点を取ったときに波、雰囲気を乗っていけるときに自分がヒットしないとチームとしても乗りづらいと思います。
求められていると自覚しているので打ちに行っています。ベストの選択をする上でのヒットで、それをミスしたのであればスキル不足です。そこは成功率を高められるようにやりたいと思います。

――都築選手に。現在試合で起用されている中での自分への自信、評価は?
都築:今シーズン本格的にアウトサイトヒッターとオポジットを兼任することになりました。準備はしてきて夏場はオポジットでやることが多かったです。
準備は十分できましたが、試合の経験がまだ足りていないです。特に第3セット以降マークや対策をされたら決定率が落ちてしまいます。
そこは実力不足、経験不足だと思います。

――本間主将に。システム、メンバーが代わる中でどのようにディフェンス面で対応していたか?
本間:今僕はレセプション(サーブレシーブ)時のリベロとして出場しています。
レセプション側では柳田選手、都築選手がオポジットに入る2パターンをやっています。
特に柳田選手がオポジットの場合はS1(オポジットがフロントレフト)の場合は(レセプションができる)柳田選手にヘルプに入ってもらったりなどトライをしています。
先週の試合の中で急にトライしたこともありレシーブの細部にいきわたるまで自分の中で(システムを)組めていません。
今日のビッグサーバに対しての経験についてはこれから生きてきます。帰って修正点を見つけてシステムを組みなおそうと思います。

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