2022-12-07 08:00 追加
東レ・関菜々巳「ミドルの決定打、ライトゾーンの攻撃というところを機能させてやっていきたい」埼玉上尾・岩澤実育「ブロックとディフェンスの関係をとって何回も粘ることができている」V1女子会見
V1女子会見
SV女子
12月4日に三島市民体育館(静岡県)で行われたバレーボールV1女子、東レvs埼玉上尾の試合後会見コメントをお届けする。
■東レアローズ
●越谷章監督
昨日フルセットで負けてしまって、昨日の反省からレセプションアタックに関しては結果が出ていましたが、相手がしつこいのは分かっていますがトランジションのところで取り切れませんでした。
僅差でしたがそういうちょっとしたこと踏まえて今日は強打だけではなくフェイントを織り交ぜて得点を取っていくことを意識してやっていました。
その辺をしっかりできたことで有利な展開にもっていけたのは良かったです。
チームはようやく精度が上がりつつあり悪い感じではありません。ちょっと自分たちで追い込みすぎかなというところ、焦って、攻め急いて悪循環になっています。
少しぐらい追い上げられても落ち着かせてしっかり声掛けなど全員で作り上げていければ。基本的にはしっかりしたゲームができたと思っています。
全体を通して非常に良かったです。
――ゲームでの波を抑えるためにどっしりすることが必要だがチームとしてできていないということか?
越谷:点数が開いている場面であっという間に逆転されるケースがあります。そうなったら勝手に自分たちで焦ってきてしまいます。
楽にではないですけれどもそういう風にやっていければ、いい波、悪い波は必ずあるので悪い時に最少失点で乗り越えられるように持っていければまだまだいけると思います。
チーム自体そういうところができてくるともっといいチームになると思います。
――第1セットで黒後(愛)選手をレシーバで起用した場面で連続失点したところについて
越谷:ああいう場面で出てレシーブでうまくいかないことが出てしまうのは仕方がないことです。起用した僕が悪いです。彼女が悪いわけではありません。
なので早めに変えたりしています。サーブレシーブではコミュニケーションが必要です。個人の技術もそうですが、今は(サーブで)人を狙うだけではなくコースを狙ったり揺さぶりをかけてきます。
毎回どっちが(レシーブに)いくかというところで反応するスピードが違います。間でどちらが取るのとなったときは判断が遅くなります。
予めそういうところ(コミュニケーション)をやっていけば悪くないのかなと思います。
サーブレシーブ自体はそんなに悪くありません。西川(吉野選手)がもう少し精度が上がってくればさらに良くなります。
少しぐらいパスが割れてもいいと思います。どうしようもないもの(直接失点)を減らしていけば楽な展開になります。
――関(菜々巳)選手、石川(真佑)選手は日本代表でもやっているが、東レでは日本代表と違い、トランジション時に石川選手に高めのセットを上げているように見えるが?(日本代表ではトランジション時にも速いセットを求められている)
越谷:速いのも状態が良ければいいです。本人が打つ準備ができていれば突いても(速いセット)いいです。
中途半端な時に突いて打ちきれないことが多いので、それだったらちょっと浮かしてしっかり打てばいいと言いました。
世界と戦うベース、国内で戦うベースは違うと思います。国内ではあの強打があればしっかり打たせればいいんじゃないという感じです。
無理して全部が速いのではない、速くて打ちきれず相手にチャンスを与えるのは勿体ないので本人たちは微調整してくれていると思っています。
――(クラン)ヤナ選手のバックゾーンからの攻撃がバックセンター、バックライト、バックセンターとライトとの間のようにスロット(ネットに平行な座標軸を基準とした位置)をいくつか使っているように見えるが?
越谷:いくつか作ってやっています。ちょっと流してゾーン1(相手のバックライト)側に打ちたい、真ん中からリベロ側(バックレフト)側に打つと拾われることが多いのでずらしてやっているのかもしれません。
強打を打ってリベロに拾われるのは勿体ないので、ずらして別の方向に打ったほうが良いという考えです。
――2022年のVリーグの試合が終わったが現在の成績(暫定2位:9勝3敗)の評価は?
越谷:僕の中では上出来です。開幕からチーム作りをしながらやらないといけないと思っていました。
7勝5敗いけたらいいと思っていました。そうすればレギュラーラウンド4位に残れ(ファイナルラウンドに進め)ると思っていました。
選手の頑張りがあって早く精度が上がってきています。その点は良かったです。
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