2023-01-06 12:44 追加
宮浦健人ニサ、ベウハトフに大逆転勝利で4連勝! ポーランド1部
ニサ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第18節、宮浦健人所属でリーグ6位のニサは現地時間12月30日(金)にアウェイで同8位のベウハトフと対戦し、3-2(20‐25, 21-25, 25-16, 25-21, 15-12)で勝利しました。
宮浦健人はこの試合1, 2セット目にリリーフサーバーとして出場しましたが、得点はありませんでした。
第1セットスタメン
ニサ
OH:エルグラオウイ(モロッコ)、ゲルジョット(ポーランド)
MB:ゼルバ(アルゼンチン)、アブラモヴィッチ(ポーランド)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:シュチューレク(ポーランド)
L:デムビエツ(ポーランド)
ベウハトフ
OH:コーイ(オランダ/イタリア)、ランツァ(イタリア)
MB:クウォス(ポーランド)、ビエニエク(ポーランド)
OP:アタナシェヴィッチ(セルビア)
S:ウォマチ(ポーランド)
L:グルシュチンスキ(ポーランド)
●試合レポート
ニサはこの日は本来スタメンのクファソフスキが体調不良だったため、外国人枠の関係から本来控えセッターのシュチュ―レクをスタメンで起用しました。
第1セット、ベウハトフはポーランド代表ミドルビエニエクのサーブから、こちらもポーランド代表ベテランミドルのクウォスがブロックとクイックを連続で決めると、更にOHコーイのスパイクも決まり2-5とベウハトフが序盤からリードを広げます。しかしニサもここからOPベンタラのスパイクやMBゼルバのブロックなどでじわじわとブレイクを重ねて12-9と逆転に成功します。そこから終盤にかけてサイドアウトが続きますが、ベウハトフがOHコーイのサーブからエース2本を含む3連続ブレイクで19-21と逆転すると、更にMBクウォスのサーブからMBビエニエクのブロックなどで連続ブレイクを決め、20-25でこのセットを取ります。
第2セット、序盤からMBビエニエクのサーブが走って1-5とベウハトフが一気にリードを広げます。ニサもすぐさまOPベンタラのスパイクやサーブでブレイクを取って5-6と1点差にしますが、そのベンタラのミスから再び連続得点を許して5-10とベウハトフが近づかせません。その後もニサが詰めてもベウハトフが再び突き放すという展開が続き、ニサは終盤でも18-20と2点差まで追い上げますが、MBビエニエクがブロックとサーブで立ちはだかって19-23となると、最後はOPベンタラのサーブミスでベウハトフが21-25でこのセットも取ります。
第3セット、あとがないニサは不調だったOHゲルジョットに代えて、ポーランド代表経験もあるベテランのOHブシェクをスタートから起用します。序盤からお互いサイドアウトの応酬となり、ニサはOHエルグラオウイ、ベウハトフはOPアタナシェヴィッチを中心に得点を重ねて11-10まで進みます。そこからOHエルグラオウイのサービスエースなどでニサが14-10とリードを広げると、更にOHランツァが3連続でアタックミスするなどして20-13とニサの7点リードでセット終盤に入ります。そこからもSシュチュ―レクのブロックなどで更にニサが点差を広げ、最後はベウハトフのサーブミスで25-16としてこのセットをニサが取ります。
第4セット、OHブシェクのサービスエースでニサが1点目を取ると、その後Sシュチュ―レクにもエースが出て5-2とよいスタートを切ります。ニサはアタックでもOPベンタラとOHエルグラオウイが好調をキープして得点を量産。その後OPベンタラのサーブ時にエースを含む2ブレイク、更にOHブシェクのサーブでも3ブレイクしてニサが14-6と大きくリードします。ベウハトフもOPアタナシェヴィッチのサーブからMBクウォスらが決めて4連続ブレイクで17-15と2点差まで追いつきますが逆転までは至らず、最後はSシュチュ―レクのサービスエースで25-21でこのセットもニサが取って試合はタイブレークに入ります。
第5セット、スタートからMBビエニエクが強烈なサーブでエースを奪うと、その後もサーブでニサを攻め立てて計3本のエースを含む5連続ブレイクで0-5とベウハトフが一気にスタートダッシュをかけます。ニサもその直後MBゼルバのブロックなどで3-5としますが、MBクウォスにもブロックが出るなどして5-8でベウハトフが3点リードを保ってコートチェンジになります。しかしそこからニサが怒涛の反撃を開始。OHエルグラオウイの緩急をつけたサーブが相手を揺さぶり、そこからOPベンタラのカウンターアタックなどで3連続ブレイクを取って9-8とニサが逆転に成功。更にOPベンタラが2本連続のサービスエースを決めるど3連続ブレイクで14-11と一気にマッチポイントを握ると、最後もOPベンタラがしっかりと決めきって15-12でニサがこのセットを取り切り、フルセットの大逆転で2022年最後の試合を勝利で飾りました。
MVP:OPワシム・ベンタラ(35得点(うちサーブ5、ブロック1)、アタック決定率63%)
宮浦はこの試合1, 2セット目にリリーサーバーとして出場しましたが、得点はありませんでした。
これでニサは通算10勝8敗32ポイントで暫定5位に浮上。
次節は現地時間1月8日(金)17:30(日本時間翌1:30)から、ホームで同15位のラドムと対戦します。
●宮浦健人選手コメント
1、2セット目は、何と言うんですか、あんまりいい流れでゲームを進められずに、あっさり取られてしまったんですけど、3セット目にラファウ(・ブシェク)に代わってレセプションが安定したというところと、サーブがすごく機能したので3、4と取れました。5セット目も序盤はやっぱりビエニエクのサーブから、0-5から始まったんですけど、やっぱりサーブ、こっちもサーブでコツコツブレイクを重ねて、追いついて、最終的に逆転勝ちすることができたので、やっぱりうちの武器はサーブでゲームを作るというところかなと思いました。
文:堤敏樹
(『トシキブログ』より。※ブログでは試合の感想、詳しいコメントも掲載しています)
写真:筆者撮影
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