2023-01-20 12:51 追加
引退発表の仙台・佐藤あり紗監督兼選手「古川学園を誇りに思います。宮城の高校生には感謝です」、ヴィアティン・深草絵里奈「大山加奈さんの一言で助かっています」 V2女子会見
V女子
■ヴィアティン三重
●浅川希選手(アウトサイドヒッター)
仙台さんは初めて対戦するチームでしたので、自分の中でもどのチームよりもわからない部分が多くありました。昨日のJAぎふさんとはまた違ったコンビのバレーをしてきて、それに対応しきれず、試合をひっくり返すのが難しかったと感じました。
●深草絵里奈(オポジット)
仙台さんはパワーも高さもありますし、高いバレーをしてきます。昨日の勝ちの流れのまま行きたかったんですけど、強打とか軟打とか工夫したスパイクを打ってきて、ちょっと拾い負けをしてしまったかなという印象です。1回対戦させていただいたので、2周目は勝ちに行きたいと思います。
ーー浅川選手に。今日はスパイク決定率47.6%です。サーブレシーブも軸になっている中で良い数字が出せていますね。一度アランマーレで引退してヴィアテインで復帰しましたが、Vの感覚を取り戻せてきている?
浅川:そうですね。徐々にというか、やっと自分のバレーボールというか。サーブレシーブからリズムを作ることができているとは思うんですけど、それだけじゃ勝てないので。もう少し周りにも良い声掛けができたらなと思います。
ーーヴィアティンで新たに得たプレーなどは?
浅川:ボールコントロールを中心に練習していますので、ディグの精度などもかなり良くなっていると思います。
ーー最終戦のホームで良い結果を、というのがチームの目標でした。ですが、新加入で今シーズンすでに3勝です。この成果については?
浅川:私たちは初めて参加するチームで、どんどんチャレンジするしかないです。そのチャレンジした結果が今の3勝だと思います。苦しくても取り切れているセットもあるので、それをしっかり続けて。最終戦が目標だというのは変わらずなんですけど、それまでの試合でもっとできることを増やしていって、勝ちに繋がればと思います。
ーーこの2戦、チームはフロントオーダーからバックオーダーに戻しています。違いなどは?
浅川:うーん、難しい(笑) バックオーダーの時はライトの選手が頑張る。フロントオーダーの時は草深ことみ主将にボールが集まるというのが特徴としてはあるかな、と。どちらかというとバックオーダーの方が攻撃型、フロントオーダーの方がディフェンス型という感じですかね。
ーー深草選手に。キャプテン(草深選手)と一緒にお呼びしてしまうと混乱してしまうので、本日は草深主将には待機していただいて、深草選手にお願いしました。
深草:ははは、よく(混乱するって)言われます。今日も呼ばれたのは私で合ってるのかな、と思いました(笑)
ーーママさん選手ですね。お子様はおいくつになられましたか?
深草:小学校1年と、年中です。7歳と5歳ですね。
ーー龍谷大学でプレーされて、その後はクラブチームに?
深草:出産があったので筋力とかも落ちていて。遊びのバレーはちょっとしていたという感じでした。こっち(三重)に帰ってきて、クラブチームに所属させてもらっていたのですが、家の近くでプレーできるクラブチームがなくなってしまって。ヴィアティンの前身のチーム、国体を目指すチームに参加して、そのままの流れで今、頑張らせてもらっています。
ーー気がついたらVリーガーになっていた。
深草:ははは、みんなが頑張ってくれて(笑)
ーー遊びのチームから、もう一度強いチームでバレーをやろうと決意した理由は?
深草:とにかくバレーの練習がしたいというか、バレーが好きでずっと体育館に通い詰めていたら、今ここにいる、という感じです(笑) どこでやっていても、クラブチームでもバレーができる環境があることがありがたくて。バレーがしたいって、それだけで来ています。
ーーVリーガーにもママさんプレーヤーが増えてきていますが、やはりV1のチームが多い。ヴィアティンはV2のチームですが、サポート面などは?
深草:練習の会場によって、どうしても預けられない時もありますけど、リーグ中は子どもから母親が離れる時間が多いので、なるべく練習に連れて行かせてもらったりとか。スタッフ含め練習が終わったら、みんな一緒に遊んでくれてたり。子どもをちゃんと受け入れてくれる環境があって、子どもの行事も優先させてもらっていますし、準備、片付けもお願いして早めに家に帰らせてもらったりしています。全面的にすごく助けてもらっていて、練習に専念させてもらっている。チームのサポートは本当にありがたいです。
リーグにも子どもが帯同ができないか、フロントや会社も考えてくれていて、もう少しでそれも実現しそうです。
ーーチームのアドバイザーとして大山加奈さんがいらっしゃいますね。前日はこちらにも顔を見せられたとお聞きしました。お子さんのことなどもお話しされましたか?
深草:実はもっと前に、大山さんが最初にチームに来られた時に相談したんですよ。懇談の場所で。「(ママさんプレーヤーは)遠征時にお子さんをどうしているんですか?」と。大山さんが「チームによっては帯同している選手もいる。家に置いてくる場合は(家族の協力も必要なので)限りがあるかもしれない」と言ってくれて。それで会社が「うちにもママさんプレーヤーがいるから考えよう」と動いてくれました。今の環境があるのは大山さんの一言がすごく大きかったですね。
「もっとそういう選手が増えてくると良いよね」って。V1だけじゃなくてV2にも協力体制ができれば、と。出産後にプレーを諦めなくてもいい。競技復帰できる人が増えていくのが一番良いな、と。
ーー深草選手の得意なプレー、強みは?
深草:速い平行を打つスタイルです。私がフロントで入った時はミドルの選手と絡んで相手のブロックに攻撃の場所を限定させないようなスタイルでいけたらと思っています。あとはサーブですね。リザーブの時もそうですけど、スタメンで入っていてもサーブで攻めて、ブロックで仕留める。そういう流れ、ブレイクポイントを取りたいなと思います。
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