2023-01-21 10:51 追加
JAぎふ・唐川愛璃「元気とか、笑顔とか、感動を届けていかないと」、GSS東京・中澤恵「期間は3か月。応援してくれる人に感謝の気持ちを伝えたい」 V2女子会見
V女子
■GSS東京サンビームズ
●色摩知巳選手(アウトサイドヒッター)
最近の試合は上手く自分たちのバレーができず、もがいている最中です。内定の選手が活躍してくれて、徐々にチームが上手く回り始めているところだと思うので、今は我慢ですね。自分たちらしく元気に、GSSらしさを出せたらいいね、と話しています。来週に向けて、切り替えてやっていきたいなと思っています。
●菊地零選手(オポジット)
責任を持って、昨日とは違った雰囲気でやれたらいいなと思ってコートに入りました。第1セットは雰囲気も良く、楽しくバレーができたところもありましたが、セットを取り切れなかったことが大きかったと思います。勝負所になったら絶対1点取る。そういう気持ちでみんながひとつになれたら、この後の試合の勝ちに繋がっていけるんじゃないかなと思いました。
●中澤恵選手(アウトサイドヒッター)
昨日の試合に比べて競っている場面が多かった状況でした。競った場面では全員から「今日は勝ちたい」という気持ちが出ていましたが、それがいい方に行った時もあるし、悪い方に行った時は視野が狭くなってしまったり、突っ込んでしまったり。強い気持ちがマイナスの方に作用してしまった場面もあって、そこで冷静になっていた相手が取り切ったセットも多かったと思います。
落ち着いて、みんなが同じ意志でやっていくことが来週の勝利につながると思うので、そこを全員でもう一回確認してやっていくことが必要だなと思いました。
個人としては今週が初めてのVリーグデビューということで「上手くやってやろう」「調子が良いといいな」みたいな自分の願望が先走ってしまった部分もありました。相手からも吸収できることがあると思うので、視野を広く持って、みんなのいいスパイスになれるように頑張っていきたいと思います。
ーー色摩選手に。対戦したJAぎふには以前GSS東京に所属していた西條華子選手がいました。色摩選手は以前より西條選手のプレーを高く評価していましたが、対戦してみての感想は?
色摩:いいところに打ったら西條が拾う。こっちからしたらコートに入られるのはすごく嫌なんですけど、でもそこで西條に打って決めたいという欲も出たりしました(笑)
西條が抜けたのは私たちにも大きいけど、でも西條には頑張ってほしいし、自分たちも頑張らなきゃいけないし。
それにJAぎふさんとか熊本さんとか、千葉さんとかは昔から対戦しているだけに負けたくないというか。相手には私のプレーもバレているでしょうけど、もっとその上に行ってやろうと。そういう気持ちでこれからもやっていきたいです。
ーー栄誉賞に該当する230試合を達成して、肩の荷が下りたところはありますか?
色摩:あります(笑)。そこから自分のプレーができるようになって。その後の千葉の試合ではすごく好調でした。打てば決まってしまうような感覚がありましたし。230試合の前までは「上手やってやろう」という欲が私にもありました。それを達成して、荷が下りて、そこから昔の自分に戻った感じはあります。
ーー菊地選手に。ライトからの攻撃が目を引きました。セッターからスパイカーに転向して、だいぶ感覚を掴んだ?
菊地:自分はチームで唯一の左利きなので、それを活かしたプレーができればいいなと思ってやっています。攻撃面だけじゃなくて守備の方でも、サーブレシーブとかディグとか改善しなければいけないことが多いので、そこは自分の課題かなと思っています。
ーーみんながハッピーでいることの効果は伝え続けている?
菊地:それが自分にできることだと思っているし、自分もテンションが上がるっていうかプレーが上手くいくことが多いので、ハッピーを伝えることは自分が絶対にやらないといけないことだと思っています。
ーー今シーズン、プレー面で頑張りたいポイントは?
菊地:相手ブロックが1枚になったときに「絶対決めるぞ」と思って真っすぐに打っちゃったり、相手のレシーブの正面に行ってしまったり。決め切らなきゃいけないところで決まっていないことがまだ多いので、そこで軟打も入れて強弱をつけた攻撃ができたらいいなと思っています。
ーー中澤選手に。あまり初めて感がないというか、昔からいる選手みたいに感じます。
中澤:早稲田大学でやっていた時に、チーム内でなかなか練習試合ができないのでGSS東京にお願いして毎週来ていただいていました。今回お話をいただいたときに、自分がまだ挑戦できるならしたいなっていう気持ちと、早稲田ですごく助かっていたのでその感謝の気持ちを持って、リーグ戦の勝利を手伝えるのであれば力になりたいって思いがあって今回このチームでやらせていただいています。
練習試合で自分が相手側に入っていたのでGSS東京の選手の方々のプレースタイルだったりとか、いいところ、苦手なところもしっかり見ていました。知るところからスタートしなかったというか、こういうバレーをするチームだというのはわかっていたのですごく入りやすかったです。チームの皆さんがコミュニケーションを取ってくださり、チーム内でのコミュニケーションも多いと感じているので、自分が発言しやすいというのもあります。
ーー金蘭会高校で春高2連覇、早稲田大学でも活躍していました。V1の選択肢もあったのではないかと思いますが。
中澤:ちゃんとお話させていただくと、4月からは一般企業で働こうと思っていて、今回GSS東京さんとは3か月の契約でプレーをさせていただいています。
V1からも声をかけいただいて、そちらの道もあったんですけど、自分がこのままバレーボールだけの人生で行くのかと考えた時に新たなことにも挑戦してみたいという思いがありました。
就活を通して、バレーじゃない社会の方でも自分が成長していけると思ったので、一つのことではなく新たなことをやってみたいと思いました。
早稲田に入って、自分みたいにバレーボールだけをやってきた人間じゃなくて、勉強とかいろんなことをやっている人と関わって、すごく考え方が広がりました。なんていうか、こうじゃなきゃいけないんだっていうのがなくなって。
このままバレーだけを続けるのではなくて、他の世界に行くことでいろんな考え方ができる人間になれると思ったので、新たなことをやっていこうという覚悟を決めて、そちらの道を選びました。
ーー何というか、すでにしっかりしていますね。
色摩:コメントも一番しっかりしてる!
ーー今日の自身のプレーについては?
中澤:レフトには打ち切る場面でボールが上がってくると思うんですけど、その場面で今日は1セットに1本スパイクミスをしてしまっていました。競っている場面や終盤、勝敗に関わるところでミスが出てきてしまっているので、そこで本当に勝負していいのかっていう判断だったり、力を入れ過ぎないで決めていく形だったり、チームの中にはいろんな決め方をする方がいるので、そこからも盗みつつ、自分の幅をもっと増やしていけるようにしていきたいなと思います。
ーー3か月の中で成し遂げたいことは?
中澤:自分がこの3か月間、Vでやりたいと思った理由の中には、応援してくれる人に感謝を伝えたいというのがありました。見てくれる方がバレーボールを楽しめたり、中澤が頑張っているなって思ってもらえるように。笑顔で思い切ったプレーでやっていきたいです。
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