2023-02-02 17:40 追加
カーテンコール ”ブロックマスター”富松崇彰さん(東レアローズ)「大学でミドルにコンバートしたことは結果としてよかった」前編
SV男子
――東レに進んだ経緯は。
やたら毎日小林(敦GM)さんから電話がかかってきて(笑)どうだ?って。その熱意と、当時の東レが開幕20連勝した印象が僕の中で強くて。やるなら強いチームでやりたいなと。そこにひかれたっていうのが一番大きいかな。
僕ももともと結構感情が出るタイプだったんで、逆に得点時に走り回る東レで良かったなって。
――アンダーカテゴリーでは。
だいたい行ってるんですよ、ジュニアとかユニバとか。ユースも行ってますね。で、だいたいアジアで負けてます。世界大会には行ってなかった。そこのカテゴリーで勝った記憶はあんまりないですね。
――シニア初代表は。
東レで内定で出て、その年ですね。Vリーグで戦った相手と、この中で次はやるんだな…くらいにしか思わなかったですけど。きたなって感じはそこまでなかった。大丈夫かな、くらいの感じで。
――Vリーグでは新人賞をとられてますね。
内定選手でとったんですけど、決勝までいって。ブロック賞とベスト6ももらって…あの時は内定選手だったんですけど、皆でわーわーして楽しんでました。当時モンスターハンターみたいなゲームが流行ったんですけど、僕がやたらうまくて、中心メンバーみたいにやってました。そういうノリでいけたな、みたいな。コミュニケーションがうまく取れてたのは大きかったと思います。
――ブロック賞を何度も受賞されていますが、それについて。
大学の時ミドルに変わったのは、ブロックがあるからって要因がひとつあったんで、ブロックに関して武器に思えたのは、内定でブロック賞取れたってのがやっぱりあると思うんですよね。そこから、「あれ、俺ってブロックいいのかな」っていう(笑) 止まるからそこだけ頑張ろうっていう、単純に絞れた。余計なことは考えなくていいなって。
そこから、ブロックといえば北川(祐介)さんがいて…あの人のブロックを見てると、何故止まるんだろうっていうのをまず思って。どっちかっていうと僕は速い動きでそこに行けてるから止まる。北川さんはそこまで速くは見えないけどいる。何故いる!?って(笑)それがちょっとわかんなくて、真似しようにも…当時真似しようとは思わなかったんですけど。自分のこだわりが強い時期だったんで、自分の技術をどうしたらうまくなるのか、ほかの人はどうでもいいってばっかりだったんで、そこで思考は止まってました。北川さんを何としてでも自分の技術で超えたいっていうのは思いましたね。状況判断と技術力がすごい選手でした。どんな状況でどこが多いとか、この状況ならこっちはないとか、割り切りみたいな、データからの頭と、体を動かす能力があったと思います。
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