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会見・コメント

2023-02-11 08:54 追加

エースの道を着実に歩む埼玉上尾・佐藤優花「どこのチームにも対策をされる想定はしています」 V1女子

SV女子

●大久保茂和監督

トルコ・シリア地震でたくさんの方が被害に遭われています。その大変な状況の中でトルコ出身のアクアフェアリーズ、トゥーバ選手(イヴェギン・トゥーバ)が最後まで戦ったことに心から拍手を送りたいなと思います。我々も大きな地震を経験してきていて、その大変さは身に染みています。1日も早い復興を願っています。
連勝中のKUROBEさんが勢いに乗っている状況の中で、第2セット、第3セットと苦しい時間が続いていたのですけれども、選手たちは受け身に回らずに自分たちのできることを信じて前を向いて戦ってくれました。そのことが勝利に繋がったと思います。

ーー週半ばの試合、コンディションも難しい状況だったと思いますが。

大久保:先週末の試合の疲れが抜けきらない状況で準備をしたり試合に臨んだわけですけれども、うちはベテラン選手が多くて、なんとかその中で上手く相手に対応してくれました。選手の経験値がチームに安定をもたらしたと思います。これからもコロナの影響で週中に試合が入ってくる可能性があります。体も疲れているんですけど、脳の疲労というか、ちょっとした判断の遅れを感じたので、同じような状況でどれくらいフレッシュな選手を積極的に起用できるかということを私自身考えさせられた試合でした。

ーーその面では珍しく佐藤優花選手の数字が、特に序盤では伸びてきませんでした。コンディション?相手の対策?

大久保:両方あると思います。KUROBEさんは佐藤にプレッシャーをかけて厳しいブロックを当ててきました。
でも、佐藤優花は尻上がりに調子を上げる選手だなというのは昨シーズンも戦ってみて(当時は久光スプリングスコーチ)思っていました。今日も山岸あかね、内瀬戸真実、岩崎こよみなどが上手く佐藤をカバーして、その中で佐藤も決める術を見つけてくれました。自分達で打開策を見つけてくれたという印象です。
今日は苦しい状況になってもスタートのメンバーが自分達で気持ちを奮い立たせることができるかどうかを試されました。それは私にとっても同じ課題として向き合っています。ですので、3レグに向けて良い試練を乗り越えられたなと思っています。

ーー今シーズン好調のKUROBE。対戦してどこに良さを感じた?

大久保:皇后杯でも対戦させていただきましたが、そこの期間から見ても成長しています。ミスを出すことが少なくなってきましたし、我々の嫌がるところにアタックを仕掛けられてきています。第2、第3セットはそのストレスによって我々の攻撃が噛み合わなくなってしまいました。伊藤克明監督の緻密さが、我々にとってはイヤな(笑)プレッシャーをたくさん与えてくださったと思います。

撮影 堀江丈

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