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ゲームレポート

2023-02-22 08:19 追加

髙橋藍チーム最多21得点!パドヴァがモンツァにフルセットで逆転勝利!! イタリア1部

パドヴァ ゲームレポート

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イタリア男子バレーボールリーグセリエA後半第9節、髙橋藍所属のパドヴァ(10位)は現地時間2月19日(日)にアウェイでモンツァ(7位)と対戦し、3-2(26-24, 17-25, 17-25, 25-20, 15-13)で勝利しました。

髙橋はスタメンで出場し、両チーム最多の21得点の活躍でチームの勝利に大きく貢献しました。

第1セットスタメン
パドヴァ
OH:ガルディーニ(イタリア)、髙橋(日本)
MB:ヴォルパト(イタリア)、クロサート(イタリア)
OP:ペトコヴィッチ(セルビア)
S:サイッタ(イタリア)
L:ツェンガー(ドイツ)

モンツァ
OH:マー(カナダ)、ダヴィスキバ(ベラルーシ)
MB:ガラッシ(イタリア)、ディマルティーノ(イタリア)
OP:シュワーツ(カナダ)
S:ツィンマーマン(ドイツ)
L:フェデリチ(イタリア)

●試合レポート
パドヴァは前週活躍したOHガルディーニを今季初めてスタメン起用します。

第1セット、1本目からMBヴォルパトがブロックを決めてパドヴァが勢いに乗ると、さらにOH髙橋のサーブから3本のサービスエースを含む4連続ブレイクで6-1と一気にリードを広げます。直後にパドヴァにアタックミスが続いて6-5とモンツァに1点差まで詰め寄られますが、Sサイッタのブロックなどで9-5とパドヴァが再び点差を広げます。そこからパドヴァはOH髙橋、モンツァはOHマーを中心に得点を重ねていきますが、再び髙橋がサービスエースを決めるなどして18-14とパドヴァリードで終盤に入ります。しかしその後モンツァが途中出場のOPグロゼル(ドイツ)のブロックやOHダヴィスキバのアタックなどでブレイクを決めて21-21と同点に追いつくと試合はそのままデュースへ突入しますが、最後は切り返しからOPペトコヴィッチがスパイクを決めきって26-24でこのセットをパドヴァが取ります。

第2セット、モンツァはOPグロゼルをそのままスタートから起用します。序盤はそのOPグロゼルとパドヴァのOHガルディーニを中心に5-6とサイドアウトの取り合いになりますが、OHマーのスパイクやMBディマルティーニのエースなどでブレイクを決めたモンツァが13-8と抜け出します。10-15の場面でパドヴァはOH髙橋に代えてOHアスパルホフ(ブルガリア)を投入しますが、その後もモンツァはサイドアウトを取りつづけ、さらにMBガラッシのサービスエースも出て21-15とリードを保ったまま終盤を迎えます。パドヴァはOPペトコヴィッチがスパイクで奮闘するも、最後はミスが続いて17-25でこのセットはモンツァが取ります。

第3セット、お互いに序盤からブレイクを取りつつも13-13と点差が開かないまま中盤まで進みますが、モンツァのブロックにOPペトコヴィッチが連続で捕まって13-15となると、さらにMBガラッシのサービスエースで14-17とモンツァが3点リードします。パドヴァはOPペトコヴィッチに代えてOPグッツォを投入しますが、その後もモンツァの勢いが止まらずSツィンマーマンのサービスエースやパドヴァのミスで立て続けに点数を取っていき、17-25でこのセットもモンツァが取ります。

第4セット、先にモンツァがOHダヴィスキバのスパイクなどで6-8と2点リードすると、さらにそこからOHマーのスパイクとMBディマルティーニのサービスエースで12-8と点差を広げます。しかしパドヴァもOH髙橋のスパイクで続けてサイドアウト切ると、MBクロサートのサーブからOH髙橋とMBヴォルパトがOPグロゼルを続けて止めるなどして15-15とパドヴァが同点に追いつきます。モンツァはOPシュワーツを戻しますがパドヴァの勢いは止まらず、OH髙橋のスパイク、MBヴォルパトのアタックやブロック、またモンツァのミスも続いて23-18と5点リードで終盤を迎えます。最後はOPペトコヴィッチがスパイクを続けて2本決めて25-20でパドヴァがこのセットを取り返します。

第5セット、出だしはパドヴァに連続してミスが出て0-2となりますが、MBヴォルパトのブロックとOH髙橋の難しいハイセットからのスパイクでパドヴァが連続ブレイクに成功して6-5と逆転します。さらにパドヴァがOPペトコヴィッチのスパイクで9-7と2点差に広げると、そこからサーブミスなどでサイドアウトが続き13-12となりますここでOHマーの力強いサーブから帰ってきたボールをMBガラッシが得点にして13-13とモンツァが同点に追い付きます。しかし直後のサイドアウトをOPペトコヴィッチがしっかり取ると、最後はOH髙橋のサーブからMBヴォルパトがMBガラッシをブロックでシャットアウトして15-13でこのセットも取り切ったパドヴァが3-2でモンツァに勝利しました。

MVP:MBマルコ・ヴォルパト(9得点(うちブロック6)、アタック決定率33%)

髙橋藍は両チーム最多の21得点(うちサーブ4、ブロック1)、アタック決定率62%、サーブレシーブ成功率42%の活躍でした。

この結果パドヴァは7勝13敗18ポイントで10位維持。

次は現地時間3月5日(日)18:00(日本時間翌2:00)からホームで3位のトレントと対戦します。

文:堤敏樹(『トシキブログ』より)
写真:Lega Pallovolo Serie A

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