2023-02-26 06:00 追加
宮浦健人所属ニサ、OPベンタラが5本のエースでピンチを救い3-0でリヴィウに勝利 ポーランド1部
ニサ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第30節、宮浦健人所属のニサ(8位)は現地時間2月24日(金)にホームでリヴィウ(14位)と対戦し、3-0(25-20, 25-23, 25-23)で勝利しました。
宮浦健人は全セットでリリーフサーバーとして途中出場し、自身のサービスエースで1得点の活躍でした。
第1セットスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:クラムチィンスキ(ポーランド)、ゼルバ(アルゼンチン)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)/ビニエク(ポーランド)
リヴィウ
OH:クヴァ―レン(ノルウェー)、フィルカル(スロヴァキア)
MB:シュチュロフ(ウクライナ)、スモイラー(ウクライナ)
OP:トゥプチィ(ウクライナ)
S:イェニパザル(トルコ)
L:カナイエフ(ウクライナ)
●試合レポート
第1セット、序盤からニサはOPベンタラらサイドアタッカーでサイドアウトを取りつつOHクファソフスキのブロック、MBクラムチィンスキのブロックやサービスエースなどでブレイクを奪って11-6とリードを広げます。リヴィウもOHクヴァ―レンやOPトゥプチィら左利きの3人のサイドアタッカーを中心に得点しますがブレイクを取るには至らず、逆にニサがOHゲルジョットのアタック、ブロック、サービスエースなどで22-14と更に点差を広げます。23-16の場面でリリーフサーバー宮浦が投入されましたが残念ながらサーブはミスに。その後24-17とニサがセットポイントを握ったあとでOPトゥプチィのサービスエースなどでリヴィウが24-20と点差を縮めますが、最後はそのOPトゥプチィのアタックミスでニサが25-20としてこのセットを取ります。
第2セット、序盤からOHフィルカルがサーブでOHゲルジョットを狙い、エースを含む3連続ブレイクしてリヴィウが2-6と先行します。そこからニサもOPベンタラのアタックやリリーフサーバーで入ったOP宮浦のエースで15-15と追いつきますが、リヴィウがMBスモイラーの連続サービスエースなどで18-23と一気に突き放します。しかしその後OPベンタラにサーブが回ってくると、強烈なサーブで次々と相手レシーバーを吹っ飛ばし、最終的には5本のサービスを含む6連続ブレイクで一気に試合をひっくり返して25-23でこのセットもニサが取ります。
第3セットは序盤から競った展開が続き、ニサはOPベンタラやOHゲルジョット、リヴィウはOHクヴァ―レンを中心に得点を重ねて13-13まで進みます。そこからOPトゥプチィのサービスエースなどでリヴィウが13-15と抜け出しますが、ニサもOHクファソフスキがOPトゥプチィをブロックで仕留めるなどして15-15と追いつき、その後はまた2点差以上開かない競った展開に。20-19の場面から再びリリーフサーバーでOP宮浦を投入するもサーブミスとなり20-20とまた並ばれます。しかし23-22の場面からOPベンタラがOPトゥプチィのスパイクをシャットアウトして24-22とニサが2点差をつけてセットポイントを握ると、最後はOPベンタラのキレのあるスパイクがリヴィウコートに突き刺さり、25-23でこのセットを取ったニサが3-0でリヴィウに勝利しました。
MVP:OPワシム・ベンタラ(21得点(うちサーブ5、ブロック2)、アタック決定率50%)
宮浦はサーブで1得点の活躍でした。
これでニサは通算14勝12敗43ポイントで7位に浮上。
次は現地時間3月6日(月)20:30(日本時間翌4:30)からアウェイで12位のカトヴィツェと対戦します。
文:堤敏樹(『トシキブログ』より)
写真:PSG Stal Nysa
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