2023-03-18 11:33 追加
埼玉上尾・佐藤優花「ロゾ選手は自分を励ましてくれる」、ロゾ・サラ「スバルは本当に良い選手。同じコートでプレーできて嬉しい」 V1女子会見
SV女子
●大久保茂和監督
平日の試合でなかなかコンディションを合わせるのが難しいなと思って臨んだんですけど、前の試合、久光さんとの対戦からしっかり気持ちを切り替えて良いバレーボールをしてくれたと思います。
ーー現在2位。今日の勝利で勝ち数も3位・4位のチームより1つ上回りました。
大久保:もちろんファイナルに向けて順位は気になりますけど、目の前の1戦、目の前の1点、それに向かって自分たちがどれくらいチャレンジできるかということがキーだと思っています。
結果にとらわれて自分たちのやるべきことを見失うのではなくて、自分たちが積み重ねてきたこと、そのプロセスに集中してより質の良いバレーボールをする、これにフォーカスしてやってきています。今日はその通りのパフォーマンスを選手たちが見せてくれたなと思っています。
ーーJTなど一部の上位チームとの対戦で分が悪いところもあります。
大久保:悲観もしていないし、楽観もしていないのが率直な気持ちです。もし、ファイナルに進むことができたら全く別の戦いが始まると思っています。まずはこのリーグ戦をいかに自分たちの成長の機会と捉えてチャレンジできるかということですね。
あまりその先のことは考えていないのが正直なところですが、次にPFUさんと試合をして、そこから東レさんNECさんとの戦いがあります。今日は選手たちに0.1%でもいいから成長することを願っていると伝えました。自分たちがやってきたことを信じてね。
3月というのはリーグも終盤に入って試合に出ている人にも、出てない人にもいろんなストレスがかかってきます。その中でお互いを信じて前に進めるか、それが我々に与えられた試練です。これを乗り越える、成長したいというエネルギーが最後に必ず力になると思っています。守りに入るんじゃなくて攻めの姿勢で1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。
ーー今日その0.1%を感じたプレーは?
大久保:たくさんありましたね。試合の序盤から。例えば青柳京古の相手のブロックを利用したアタックとか。佐藤優花の相手のブロックの上からの攻め方というのは本当にクオリティーが高かったなと思います。
ゲームに入っていくところの全員のエネルギーというか、ユニフォームを着ていない人たちが「私たちは関係ない」という態度ではなくて、本当にサポートしようとして頑張っています。その姿勢がチーム全体のエネルギーにつながっているなと感じています。
ーー強さの一端として、選手層が厚く、質の高い練習やAB戦ができているのでは?
大久保:抱えている課題というのは、できるだけそのポジションで同じものにしたいなと思っています。
今だったらアウトサイドで佐藤とロゾが出ていますけれども、同じ課題を目黒安希や佐々木海空にも求めていますし、内瀬戸真実が抱えている課題を仁井田桃子とか吉野優理も理解して取り組んでくれていると思います。我々のチーム内での競争はあまり重要ではないというか、チームで課題を共有してそれに対して一緒に乗り越えていけているのではないかなと感じます。
撮影 堀江丈
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