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ゲームレポート

2023-03-24 10:39 追加

ニサ、宮浦健人が大活躍も首位ジェシュフに1-3で敗れる ポーランド1部

ニサ ゲームレポート

Others / 全日本代表 男子

ポーランド男子バレーボールリーグ(プルスリーガ)第28節、宮浦健人所属のニサ(8位)は現地時間3月17日(金)にホームで(6位)とジェシュフ(1位)と対戦し、1-3(17-25, 18-25, 22-25)で敗れました。

宮浦健人は2セット目にリリーフサーバーで、3セット目途中以降はオポジットとしてコートに立ち、チーム2位タイの12得点の活躍でした。

第1セットスタメン
ニサ
OH:ゲルジョット(ポーランド)、クファソフスキ(ポーランド)
MB:ヤンコフスキ(ポーランド)、ゼルバ(アルゼンチン)
OP:ベンタラ(チュニジア)
S:ズコウスキ(クロアチア)
L:デムビエツ(ポーランド)

ジェシュフ
OH:チェブイ(スロヴェニア)、デファルコ(アメリカ)
MB:コザメルニク(スロヴェニア)、コハノフスキ(ポーランド)
OP:ブツキ(ポーランド)
S:ジズガ(ポーランド)
L:ザトルスキ(ポーランド)

●試合レポート
第1セット、序盤はお互いにブレイクを奪い合いながらもOPベンタラとOPムザイの両オポジットが中心となって得点を重ねて10-10と競ったまま試合が進みます。しかし中盤にOPムザイとOHチェブイのサービスエースなどでジェシュフが12-18と一気に点差を広げます。その後終盤に入っても効果的なサーブからOHデファルコやMBコハノフスキが得点を決めて16-24とジェシュフがセットポイントを握ると、最後はOHチェブイがスパイクを決めて18-25でこのセットをジェシュフが取ります。

第2セット、出だしからMBコハノフスキがスパイクとサーブで連続得点をあげてジェシュフが0-2とリードしますが、すぐにOPベンタラもサービスエースを決めてニサが4-4と同点に追いつくと、そこからはしばらく競った展開が続きます。ニサはOPベンタラを中心にサイド3人で得点を重ねる一方、ジェシュフはOHデファルコやOPムザイが得点していき16-16まで進みます。そこからニサがOHクファソフスキのブロックなどで連続ブレイクをあげて19-16とリードを広げますが、終盤に途中出場のOHブシェク(ポーランド)がジェシュフのブロックに連続で捕まり22-23とジェシュフが逆転します。その後ニサはOHゲルジョットをコートに戻すと、MBゼルバのブロックやOHゲルジョットのスパイクなどで粘りをみせて25-24と1度セットポイントを握りますが、最後はOHチェブイが連続でスパイクを決めて25-27でこのセットもジェシュフが取ります。

第3セット、序盤はニサがOPベンタラやMBゼルバのスパイクで得点を重ねて6-4とリードを広げますが、OPベンタラが脚を痛めてOP宮浦と交代します。しかしそうしたアクシデントにも関わらず、その後もOHクファソフスキのスパイクやOP宮浦のサービスエースなどで12-8とニサがリードを保ちながら試合が進みます。ジェシュフは途中出場のOPブツキがスパイクやブロックで連続得点をあげて16-16と同点まで追いつきますが、すぐさまOP宮浦がスパイクと2連続サービスエースを決めて20-17と再度ニサがリードを保ちます。終盤にも再びMBコハノフスキのブロックなどで21-21とジェシュフが追い付きますが、最後はOHゲルジョットが高さのあるスパイクとブロックを連続で決めて25-22でこのセットをニサが取り返します。

第4セット、序盤からOHゲルジョットが相手サーブで集中砲火を浴び、Sジズガ、OHデファルコ、MBコハノフスキにそれぞれサービスエースを許して3-9とジェシュフがリードします。そこからニサはOP宮浦のスパイクやOHクファソフスキのサービスエース、MBゼルバのブロックなどで連続得点をあげて9-10と1点差まで迫りますが、中盤にMBコハノフスキのサービスエースなどで13-17と再びジェシュフにリードを許します。その後さらにOHチェブイの連続サービスエースなどで15-21と点差を広げられると、終盤にもSジスガにサービスエースが出てマッチポイントを握ったジェシュフ。最後はOHチェブイがスパイクを決めて17-25でこのセットも取ったジェシュフが1-3でニサを下しました。

MVP:MBヤクブ・コハノフスキ(9得点(うちサーブ3、ブロック2)、アタック決定率57%)

宮浦健人は12得点(うちサーブ3)、アタック決定率53%の活躍でした。

次回は現地時間3月26日(日)20:30(日本時間翌4:30)から、アウェイで同6位のワルシャワと対戦します。

ニサは次の試合がレギュラーシーズン最終戦となります。

●宮浦選手コメント
チームとしては、まずレセプションについてライン際とかすごいいいサーブもあったので、割り切る部分は割り切っていいと思うんですけど、選手間を狙われてのエースもあったので、そこは関係性とかも大事にして連携を取らなければいけないと思います。自分はレセプションをしてないのでなんとも言えないですけど、そこはどうにかできる部分があったのかなと思います。あとはサーブに関しては、いい時悪い時がはっきりしていて、別に全体的には悪くなかった感じなので、そこを次に繋げる。今回はホームだったので体育館的にサーブとかやりやすい部分がありましたが、次の(レギュラーシーズンで)最後の試合になるワルシャワ戦はアウェイなので、感覚とかもしっかりいい状態で臨めたらいいのかなと思います。
個人的には3セット目の途中から出て、サーブの部分では良かったな。感覚的にはそこは良かったんですけど、スパイクについてはどうしてもミスが多かったです。3セット目も途中ブロックされたりして、4セット目もちょっとアウトにしてしまったのでそこを修正していきたいです。特に3セット目のミスは、もったいないミスだったかなと思います。特にハイボールを止められたりしたので、そういうところを修正していきたいなと思います。4セット目のミスに関しては、通過点をちょっと意識しすぎたらアウトになってしまって、スパイクの感触的には悪くなかったんですけどアウトになってしまったので、そこは本当に試合の中で修正しないといけないのかなと思います。
またワルシャワ戦まで時間がまあまあ空くので、1回休んで、リカバリーして、みんなまたいい状態で次の試合に臨めるようにしていきたいと思います。

文・写真:堤敏樹(『トシキブログ』より)

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