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会見・コメント

2023-04-02 11:26 追加

Ⅴ2優勝のアランマーレ・北原勉監督「フルセットならうちが勝つ。優勝は1年目から関わってくれた人たちの集大成」、菅原里奈「気持ちで負けない。入替戦は得意のブロックで得点を」 

V女子

●木村友里主将(アウトサイドヒッター)

スタートからタフな試合になることは予想していました。第1セットは久しぶりの試合ということでなかなかリズムを作りにくいところはあったんですけど、後半から少しづつ相手にアジャスト、対応していけたところはすごく良かったなと思います。
第5セット、リードされたところから最後まで全員が諦めずに「私たちが勝つんだ」という気持ちを全面に出して、中と外が一体となって戦えました。

●菅原里奈選手(ミドルブロッカー)

レギュラーラウンドから期間が開いて、対戦相手も昨日やっと決まった中で今日の試合を迎えました。相手への対策はもちろんなんですけど、決勝戦はやっぱり気持ちが強い方が勝つと思っていました。途中、取られたセットはあったのですが、最後まで諦めずに、下を向かずにみんなで戦えたのが良かったと思います。

●石盛めるも選手(セッター)

群馬銀行さんに第1セットからサーブで攻められた印象がありました。自分たちは第1セットでサーブが走らなかったのですが、第2、第4の取れたセットはしっかりサーブから攻めて相手を崩すアランマーレらしいバレーができたと思います。
サーブの重要性を再認識しましたし、これからも一人ひとりがしっかりサーブを打てるように取り組んでいかねば、と。今日の試合、最後は気持ちだなと感じたので、入替戦でも相手を上回る気持ちを出し続けて戦いたいと思います。

●有村涼美選手(アウトサイドヒッター)

今日の試合でサーブの重要性が改めてわかりました。良い展開の時はサーブで攻めて攻撃で取り切ることができていたので、そこをこれからも継続していければと思います。相手が自分たちの攻撃に対してどういうシフトを取っているか、チーム内できちんと話ができていたので、攻撃もうまく展開できたかなと思います。

次は入替戦ですが、今日勝ったことでスタートラインに立ったと思います。チャレンジ精神を忘れずに入替戦も戦っていけたらと思います。

ーー木村主将に。最後の1点を決めた瞬間は?

木村:勝った、終わったと思いました(笑)本当に苦しい試合でしたが、最後の最後はみんなで繋いだボールを決めようと。とにかく思いっきり打って取れたので良かったです。

これまで本当に悔しい思いをしてきました。新チームがスタートしてから、V2優勝、V1昇格というところだけを見てやってきました。ますば、その一つ、V2優勝を果たしましたが、嬉しい気持ちもありますけど、ホッとした気持ちの方がちょっと大きいかもしれません。

ーー石盛選手に。今日の組み立ては?

石盛:群馬銀行さんのミドルブロッカーは背も高いですし、どこに上げても最後までしっかりついてくる印象があります。ここに上げれば絶対に1枚になる、ということはなかったんですけど、2枚になったとしてもスパイカーが決め切ってくれました。なるべくブロックの枚数を減らす意識はしていましたが、最後はスパイカーを信じてトスを上げていました。

ーー入替戦に向けて。

石盛:V2とV1ではブロックの付き方も変わってきますし、相手ブロックもさらに高さが出てくると思います。速攻を中心にサイドの組み立ても考えなければなりませんし、今日は第1セットではバックアタックの意識がありましたが、その後から本数が減ってしまいましたので、「超超攻撃型」のバックアタックを組み込む意識を強く持ってやっていきたいと思います。

ーー木村主将に。今シーズン、リーグ戦で群馬銀行に1セットも与えませんでした。普通に「すごいこと」だと思いますが、どういうところが成長したと感じていますか? 今日はフルセットにもつれましたが、レギュラーラウンドとは相手の戦い方が違うと感じましたか?

木村:今シーズンは「自立と共有」を選手間でやっています。外からの情報を踏まえてコートの中でどう組み立てていくか、そのことを選手同士で話し合って決めています。そこが勝っている理由だと思っているので、選手同士のコミュニケーションがしっかりしているところが、やっぱり今季のすごくいいところかなと思います。

群馬銀行さんに対しては…昨日のルートインさんとの試合も見ていて「やっぱり勢いがある方がファイナルは勝つな」とチームでも話していました。レギュラーラウンドで2試合とも3-0で勝っているということは忘れようと。でも、フルセットに持ち込んだら自分たちが勝つと思っていたので、最後はそこを信じて踏ん張り切れたと思います。

ーー先に念願のチャレンジマッチ出場を決めている中で、モチベーションのコントロールも難しかったと思います。普段と違う空気はあった? 例えば、監督の様子がちょっと違う、とか?(笑)

木村:監督は常に熱い人ですから(笑) それに負けないくらい選手も熱さを出して戦っていこうと。その辺りはいつも通りだったんじゃないかと思います。

ーー菅原選手に。大事な場面でブロックや、サーブブレイクもありました。今日のプレーを振り返って。

菅原:攻撃の部分ではすごくサイドに助けられたと思っています。自分の一番の得意なプレーはブロックですが、第3、第4セットで相手のレフトに決められる本数が多くなってしまって、ブロックの対応が遅くてフルセットにもつれてしまったとも感じています。

最後のところは気持ちで行くしかない。第5セットで(エヴァ選手を)ブロックで止めることができましたが、そういうプレーをもっと早い段階からできるようにしたいです。入替戦ではV1のチームが相手になるんですけど、気持ちでは負けずに得意のブロックで得点を取れるように頑張っていきたいと思います。

ーー各人、入替戦に向けて抱負を。対戦相手の姫路の印象なども。

木村:今シーズンは追われる立場。V2の中では苦しさやプレッシャーを感じながらやっていたところがあります。チャレンジマッチは本当にチャレンジャーの立場です。思いっきり挑戦して、その気持ちを楽しんで戦っていきたいと思います。
姫路さんとは戦ったことがないので、映像を確認して挑んでいきたいと思います。

菅原:姫路には大学(東海大学)の同期や後輩がいます。入替戦で対戦ができるのは貴重な経験というか…V2で自分たちが頑張ってきて通用する部分があると思います。臆することなくぶつかっていきたいと思います。

石盛:降格が意識にあるとプレッシャーが厳しいと監督からも聞いています。「絶対に勝ってV1に行く」その気持ちを最後まで出し続けて戦えればと思います。
今シーズン、相手がどこであっても自分たちらしく、いい顔をして楽しむという気持ちでやっていたので、そこは忘れずにプレーしたいです。

有村:チャレンジャー精神を忘れずに「絶対に負けたくない、負けないぞ」という気持ちで戦えたらいいなと思っています。今年から姫路さんに高校(鹿児島女高)の先輩(吉﨑ひな選手)が入ったので、ちょっと楽しみな部分もあります。楽しみながら全力で戦えたらと思います。

撮影 堀江丈

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