2023-04-07 10:08 追加
群馬銀行・白岩蘭奈「ファイナル、苦しい場面で出るのはわかっていた。気持ちでぶち込んでやろうと思った。入替戦の緊張感が楽しみ」、古市彩音「他のチームの思いも載せて戦う」
V2ファイナル 群馬銀行会見コメント
V女子
4月8日、9日にV・チャレンジマッチ(V1・V2入替戦)がシティホールプラザ アオーレ長岡(新潟県)にて開催される。本年度の入替戦は
●岡山シーガルズ(V1・11位)と群馬銀行グリーンウイングス(Ⅴ2・2位)
●ヴィクトリーナ姫路(V1・12位)とプレステージ・インターナショナルアランマーレ(Ⅴ2・1位)
が対戦する。
その決戦を前に、バレーボールV2女子ファイナルでの群馬銀行グリーンウイングス、試合後会見コメントをお届けしたい。
群馬銀行は実にV・チャレンジマッチ(入替戦)4年連続4度目の出場となる。岡山シーガルズを相手にV1昇格の悲願達成となるか。入替戦へ臨む各選手の意気込みも併せてお伝えできればと思う。
プレステージ・インターナショナルアランマーレ 3(24-26、25-14、17-25、25-18、15-12) 2 群馬銀行グリーンウイングス
■群馬銀行グリーンウイングス
●松尾奈津子主将(セッター)
集中力もあって良いゲームの入りができたと思います。レギュラーラウンドで1セットも取れなかった相手に優位な状況でセットを取ることができた。そこは良かったのですが、ブレイクを取られたくない選手にブレイクを取られてしまったな、と。最後でも競り負けてしまったと思います。
●古市彩音選手(セッター)
スタートですごく良い入りができました。個々人の調子も良かったですし、チームもずっと攻めの気持ちを出し続けられた。でも、相手レフトのブロックアウトを抑えきれなかった。相手の選手がどうであれ、抑えるべきところは抑えることをチームとしてやっていけたらと思います。
●白岩蘭奈選手(アウトサイドヒッター)
レギュラーシーズンではアランマーレさんに1セットも取ることができず、苦しい展開も多かった中で、今日は良い戦いができたのかなと思います。ですが、相手のレフトに気持ち良く決められる展開が多く、第4セットから終盤にかけてはサーブで崩されて、こちらがハイセットになり、相手にいいディフェンスをされてしまいました。そこが最後に勝ち切ることができなかった理由かなと思います。
●ハンタヴァ・エヴァンゲリア(アウトサイドヒッター/オポジット)
いろいろな感情が入り混じっています。全力は尽くしましたが、アランマーレさんがとても良い試合運びをしたので、結果的に私たちが負けてしまった。非常に残念に思います。
ーー松尾主将に。今日はどういうところをポイントにおいて戦ったか。前日のルートイン戦ではミドルを抑えきったが、今日もやはり相手ミドルを警戒した?
松尾:ミドルを封じるという点でサーブをゾーン1の方に入れましたし、出だしのところでは良かったかなと思います。
昨日の良いところが今日もスタートから出せたのですが、その代わりレフトに決められ過ぎてしまった。最後まで選手の中での会話はあったのですが、修正しきれなかったのは課題だと思っています。
個人のプレーとしては前回のアランマーレさんとのリーグ戦でミドルの本数が少し減ってしまっていたので、センターゾーンからの攻撃を常に意識して入っていました。
ーーレギュラーラウンドにおけるアランマーレの印象は?
松尾:やってくることはわかっているのですが、一つひとつの精度が高いな、と。やりたいことが明確にあるチームだなと思いますが、そこに対して私たちが先にミスを出してしまったり、拾われてしまったときにあたふたしてしまいました。精度の面で向こうが勝っていた。その点で、今日も良い試合ができていても最後にもっていけないことが続いていたかなと思っています。
ーー古市選手に。今日の群馬銀行、良かった部分は?
古市:まずスタートの入りです。昨日の試合(ファイナル3)はスタートが良くなかったのですが。これまでのアランマーレ戦ではなかなかスタートから走れないところがありましたが、今日はそこが上手くいって、まず1セットが取れた。これは自分たちの自信にもなりましたし、それぞれが思いっきりプレーできる展開も作れていたと思います。
サーブはこちらも攻めていたと思っています。良い展開の時はサーブで攻めることができて、ブロック&ディグが上手くいってコンビが成立する展開が多かった。
逆に取られているセットは、かなり押し込まれて攻撃ができなかったですね。今日はこちらのサーブ&ブロック、ブロック&ディグからのコンビというところがすごく良かったので、フルセットの展開になったのではないかと思います。
ーー昨日は第1セットスタートから出場、途中下がって悔しい思いもあったのではないかと思います。それを踏まえて、どういうプレーをしようと思った?
古市:昨日はチームが勝ったのでそれは嬉しいのですが、個人的にはスタートで出た第1セットを取れなかったので悔しい思いをしました。今日はベンチからでしたが、いつでも入る準備はできていましたし、入ったら自分の得意のツーだったり、サーブで攻めようと思っていました。
ーー白岩選手に。この2戦は途中から入って流れを変える仕事をしています。この起用方法に対する手応えは?
白岩:苦しい場面で入るのは自分でもわかっていたので、どの場面で行っても自分の力を出し切る。それがチームを勝たせることに繋がればいいなと考えていました。
ーー攻撃面ではどこに注力した?
白岩:相手ブロックが高いので、上手くフェイントや軟打を使うという面もありましたが、それ以上に「気持ちでぶち込む」ことが自分の中では強かったと思います。
ーーアランマーレの武器であるサーブへの対処は?
白岩:第4セットの中盤、自分のサーブレシーブで崩れてしまって、ミドルとライト線を使うパスに持っていけないところがありました。ちょっと苦しい展開になってしまったというのはあります。
ーー各人、チャレンジマッチへの意気込みを。対戦相手の岡山シーガルズの印象も含めて。
松尾:岡山さんからは独特な雰囲気を感じます。そして、ディフェンスが良い印象です。私たちもディフエンスを強みにしてきたので、そこで負けたくない、負けられないというところがあります。拾い負けないようにしなければ、と。
4回目の入替戦になるので、V2のほかのチームに恥ずかしくない試合をする。これが最後の挑戦になるように、今回でV1昇格をしたいと思います。
古市:岡山さんはやっぱりディフェンスが良い。そのディフェンスを崩すオフェンスをし続けることも必要になると思います。セッターとして組み立てだったり攻撃の精度をもう一度上げて、入替戦に向けてやっていきたいなと思います。
4回目の入替戦になりますが、私は1回目から出場させてもらっています。もちろん勝つ気持ちがありますし、V2の他のチームの思いも乗せて戦えればと思います。
白岩:私も岡山さんにはディフェンス面の良さを感じます。それからサイドの打ち切り方の良さというところですね。相手もかなりの覚悟で挑んでくると思うのですが、群銀の全員バレーから発せられる雰囲気の良さは岡山さんにないところだと思います。
私は入替戦が初めての経験なのでどういう空気なのか、その緊張感が楽しみでもあります。相手に負けない気持ち、V1昇格の覚悟をもって挑みたいと思っています。
エヴァ:(今日の敗戦から)気持ちを切り替えて、もう一つの目標であるV1への昇格を達成するために全力を尽くしたいと思っています。
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