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2023-04-12 22:41 追加

GSS東京・色摩知巳(Vリーグ栄誉賞受賞)が引退。ファンを愛し、ファンに愛され続けて偉業を達成。張心穆意、「期間限定Vリーガー」中澤恵らも退団 V2女子

GSS東京 色摩知巳ら10選手の退団を発表

V女子

バレーボールV2女子のGSS東京サンビームズは今季230試合出場を達成し、Vリーグ栄誉賞を受賞した色摩知巳の現役引退を発表した。

色摩はテクニックに長けたアウトサイドヒッター。文京学院大学女子高校を卒業後、当時チャレンジリーグ(Vリーグ2部相当)に属していたKUROBEアクアフェアリーズに入団。
プレーだけでなく、愛くるしいルックスでチームのアイドル的な存在としても活躍した。

KUROBEで一度は引退した色摩だが、GSS東京サンビームズにて現役復帰。
対戦した群馬銀行の石原昭久(元)監督が「技のデパート色摩知巳」と称賛したほどの、熟練のテクニックでチームをけん引した。

キャリアの後半では監督も兼任。決して恵まれた競技環境とはいえないV2の中で、ファンを愛し、ファンに愛されながら数々の苦境にも立ち向かい続けた。

そして2022年11月13日(日)対 リガーレ仙台戦でV2女子としては偉業ともいえるレギュラーラウンド通算230試合出場を達成。試合後には盟友である松尾由紀子さん(元群馬銀行→アランマーレ→GSS東京)から花束を手渡された。
(後日正式にVリーグ栄誉賞を受賞)

GSS東京サンビームズでは他にも多くの選手が引退・退団する。

長くGSS東京の主力として活躍し、コーチを兼任した松浦未波、平岩沙紀がスタッフからも引退。

「渾身のスパイクはV1でも止められない」2メートルの長身ミドル張心穆意。

ケガから復帰し、渾身のバックアタックを見せてくれた主将の伊藤きわ美。

山本紗貴、及川佑加、黒田茉央、櫻田桃奈、そしてV1経験者の合屋咲希も引退する。

「期間限定Vリーガー」として話題になった中澤恵も予定通りの卒業。リベロの畠山初音は移籍希望となっている。

世代交代を迎えるGSS東京だが、チームは例年、予想だにしなかった「大物」が加入することでも注目されている。今年もサプライズがあるか。笛木彰監督のスカウト手腕にも期待したい。

色摩知巳選手のプロフィールは、以下の通り。

生年月日:1989年6月20日生(33歳)
身長/体重:171cm/63kg
出身地:神奈川県横浜市
略歴:文京学院大学女子高校 → KUROBEアクアフェアリーズ → GSS東京サンビームズ
初出場:2007/08 V・チャレンジリーグ女子大会 2008年1月19日 対 PFUブルーキャッツ戦 (松任総合運動公園体育館)
2022年11月13日(日)対 リガーレ仙台(本山製作所青葉アリーナ(仙台市青葉体育館))にて230試合達成。Vリーグ栄誉賞受賞。
2022-23シーズンをもって現役引退。

撮影 堀江丈

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