2023-05-05 11:32 追加
石川祐希ミラノ、第2戦もストレートで敗れピアチェンツァが3位に王手 イタリア1部
ミラノ ゲームレポート
Others / 全日本代表 男子
イタリア男子バレーボールリーグセリエA、石川祐希所属ミラノはピアチェンツァとのプレーオフ3位決定戦第1戦を現地時間5月3日(水)にホームで戦い、0-3(24-26, 19-25, 23-25)で敗れました。
石川祐希はこの試合スタメンで出場しチーム最多11得点の活躍でした。
第1セットスタメン
ミラノ
OH:メルガレホ(キューバ)、石川
MB:ロセル(アルゼンチン)、ピアノ(イタリア)
OP:パトリィ(フランス)
S:ポッロ(イタリア)
L:ペサレージ(イタリア)
ピアチェンツァ
OH:ルカレッリ(ブラジル)、レアル(ブラジル)
MB:シモン(キューバ)、カネスキ(イタリア)
OP:ロマノ(イタリア)
S:ブリザール(フランス)
L:スカンフェーラ(イタリア)
●試合レポート
第1セット、出だしからポッロがサービスエースを決めると、さらにロセルやピアノのブロックも決まり6-4とミラノが先行します。その後ブリザールのサービスエースなどでピアチェンツァが9-9と同点に追いつきますが、すぐに石川のサービスエースなどで13-10と再びリードを奪うと、さらにロセルのサービスエースやピアノのスパイクなどで18-12と点差を一気に広げます。しかしそこからスパイクがなかなか決まらないミラノに対し、ロマノのスパイクで次々と得点を重ねたピアチェンツァが終盤に22-23と逆転に成功。そのままデュースに入りますが、最後はロマノのサービスエースが決まって24-26でこのセットをピアチェンツァが取ります。
第2セット、序盤からお互いにサービスエースが飛び出してブレイクを取りつつも競った展開となり11-11と進みます。しかしそこからブリザールのサービスエースなどで11-13とピアチェンツァが抜け出すと、さらにシモンのブロックなどで12-16と点差を広げます。ミラノも石川のスパイクや途中出場のローレンス(OP、プエルトリコ)のスパイクなどで得点しますが、ミスも重なり17-22と逆に点差を広げられてしまいます。そして最後はレアルのパイプ攻撃が決まり19-25でこのセットもピアチェンツァが取ります。
第3セット、ミラノはロセルのスパイクやピアノのブロックでブレイクしますが、ピアチェンツァも序盤からブリザール、ルカレッリ、レアルにそれぞれサービスエースが出て7-9とピアチェンツァがリードする展開となります。その後もロマノのスパイクやシモンのサービスエース、カネスキのブロックなどで連続得点を決めたピアチェンツァが13-19と点差を大きく広げます。しかしそこからミラノがメルガレホの好サーブから石川がスパイクやブロックで得点するなどして一気に5連続ブレイクを決めて19-19と同点に追いつきます。終盤にも石川のスパイクを中心にサイドアウトを取って23-23とミラノがピアチェンツァに食らいつきますが、最後はメルガレホのスパイクがロマノのブロックに捕まり、23-25でピアチェンツァがこのセットも取り切りました。
この結果ミラノは0-3でピアチェンツァに敗れました。
MVP:OHヨランディ・レアル(14得点(うちサーブ1)、アタック決定率50%、サーブレシーブ成功率21%)
石川祐希はチーム最多の11得点、アタック決定率43%、サーブレシーブ成功率40%の活躍でした。
これでミラノは3位決定戦の通算成績を2戦2敗とし、あとひとつでも負ければ敗退が決まります。
プレーオフ3位決定戦第3戦は現地時間5月6日(土)18:00(日本時間翌1:00)からアウェイで行われます。
文:堤敏樹(『トシキのバレログ』より)
写真:PowervolleyMilano
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