2023-06-10 17:00 追加
フィリップ・ブラン監督「日本はディフェンスが機能することにより調子を上げていく。髙橋藍、山本智大の良いプレーがチームの成功のカギだった」会見コメント
セルビア戦会見コメント
全日本代表 男子
06月09日に日本ガイシホール(愛知県)で行われたバレーボールネーションズリーグ日本vsセルビア戦のフィリップ・ブラン監督の会見コメントをお届けする。
■フィリップ・ブラン監督
セルビアはパスはうまくありませんが両サイドから攻撃が多いチームだと戦術ミーティングでも言いました。
ブロックディフェンスで日本チームは不利になり難しい試合だと思っていました。
戦術としてはサーブで攻めて相手のパスを崩そうとしましたが第1セットはサーブが機能せずに相手のサイドアウトが機能してしまいました。ただ全体的に関田(誠大)さんの真ん中と両サイドをうまく使ったトス回しをしていました。
西田(有志)さんも全体的はパフォーマンスは良かったです。
9月から行われるパリ五輪予選で対戦しますがそこでは厳しい戦いになると思いますし今日の試合でより理解が深まりました。
ーー髙橋(健太郎)選手を途中で起用したが?
ブラン:髙橋に要求しているのはブロックです。今日の試合はそれが要求されていました。
山内(晶大)はサイドアウトの攻撃面は良かったですがブロックが難しい状況だったので交代しました。
さらにいうと後々の試合で髙橋(健太郎)の調子を上げるために起用しました。
ーー髙橋(藍)選手が今日第4セットの後半で足でパスを上げるなどしていたが今日の繋ぎ、ディグの評価は?
ブラン:ブロックが機能していくことにより調子を上げるチームもありますが日本の場合はディフェンスが機能することにより調子を上げていきます。髙橋(藍)も良かったですが(リベロの)山本(智大)も良いプレーをしていたのでそこがチームの成功のカギでした。
ーーローテーションについて。S4(セッターがポジション4(フロントレフト))からスタートする場合について。
ブラン:常に相手の選手とのマッチアップは気にしながらスタートを決めています。
今日は関田に(ミラン)カティッチ選手を当てたかったのですが彼が出場しなかったので他のローテーションのことを考えて変更しました。
ーー西田選手がイラン戦に比べると見違えるようにスパイクを打っていたが。(イラン戦8得点/15打数(53.3%)、セルビア戦22得点/33打数(66.7%))
彼はVリーグのシーズンでいろいろな(コンディションの)問題があってプレーから遠ざかっていました。
イラン戦では強打ばかりのプレーをしていました。今日は軟打も含めたプレーがありそれが良かった理由です。
これで彼が復調のきっかけを作ってくれればと思います。
ーー西田選手のサーブの状態について。
西田は今日の第4セットでサービスエースを取ってサーブのパフォーマンスは良かったです。その理由はディレクションを考慮した強打に頼らないサーブでした。誰でも好不調はありますのでコントロールをしたサーブから始めて徐々に上げていくことが必要になります。この体育館のライティングは(天井を見る)サーブに向いていないこともあります。
写真:黒羽白
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