2023-06-11 14:05 追加
石川祐希主将「途中出場の選手がしっかりと役割を果たし、誰が出ても同じバレーを展開できているのは僕たちの強み」 VNLブルガリア戦コメント
VNLブルガリア戦 石川祐希主将コメント
全日本代表 男子
6月10日に日本ガイシホール(愛知県名古屋市)で行われたネーションズリーグ予選ラウンド日本対ブルガリア戦後の石川祐希主将のコメントをお届けする。
――連続サービスエースの場面では、どのように気持ちを整えていましたか?
石川:まあ、いつも通りというか。ちょっと集中をしてという感じで、いつも以上にそういうところは意識して打ちました。
――長いチャレンジがありましたが、そこで集中力が切れることはなかったのでしょうか?
石川:別にそんなに気にならないです。 サーブに入った時に自分の集中の仕方とか、ここをしっかり打たないといけないっていうところはわかっているので、そこが崩れなければ問題ないかなと思っていました。
――今日は富田将馬選手や大塚達宣選手がピンポイントで入ってきて、すごくいい仕事をしていましたが、コートの中で見ていて、どう感じましたか?
石川:しっかりと役割を理解して果たしているなと思いますし、誰が出てもしっかりとチームの形になってきたので、 そこが僕たちの強さでもあります。
――チームとしてどんどんいい方向に向かっている感じはありますか?
石川:そうですね。試合をするにつれて、いろんな選手の出場機会も増えて、その中で役割をしっかりと果たしているので、それはいいことだと思いますし、これから頼りになるというか、困った時でも誰が出ても同じようなプレー、同じようなバレーボールが展開できるので、そこはプラスだなと感じています。
――相手のミドルの攻撃が少なくなりましたが、ああいう展開だとかなり守りやすくなりますか?
石川:そうですね。ブロックとディフェンスの関係も良かったですし、抜けたボールはしっかりとディフェンスできていたので。その辺がうまく機能すればいいですけど、向こうのアタナソフ選手とニコロフ選手、あと途中から出てきたアスパルホフ選手は、スパイカーとしては高さもあって、パワーもあるので、ああいった選手に最後託されてしまうと、どうしようもないところはありますけど。それでも最後に連続でタッチしていたので、そこは僕たちの強さっていうよりかは相手が甘かったのかなと…。
――石川さん自身がスパイクの状態、まだちょっと修正しながらって言ってましたけど、ちょっとずつは上がってる感じがありますか?
石川:まあ、そうですね。スパイクに関してはベストではないですけど、悪くはない手応えは持っていますし、ちゃんとトスが上がってくれば決められているので…。まだまだ合わせるところもありますし、レセプションが今、あまり良くないので、そこは修正したい点です。
――「ちょっと打点が」って言ってましたけど、どんな感じなのでしょうか?
石川:僕が去年、関田(誠大)選手と合わせている時よりも、多分、上がってるか、上げてるので。ブロックカー、相手のブロックよりもトスが低くなってしまうと、どうしようもないところはありますけど。相手ブロッカーより高くトスが上がり、高い打点で打つことができれば、それなりに処理ができるので、そこの調整はもう少し必要だなと思っています。
――昨日と比較して、今日の途中までプレーのクオリティがそんなにまだ上がってないかなって感じたんですけど、 そこから3セットの途中から、どんどん良くなっていったっていう感触がありました。ご自身の感覚としてはどうでしたか?
石川:そんなに意識はしてないですけど、継続するということは意識してますね。あと、大事なポイントポイントでパフォーマンスが上げられないといけないので調整しながらやっています。確かにおっしゃる通りで、クオリティがそんなに高くないプレーもあると思うので、この後しっかりと上げていければいいなと思います。
――ブロックに関して、手を引く場面もあったと思います。あれは各自の判断ですか? それとも、例えばチームメイトと共有されたのでしょうか?
石川:最初はなるべく、引かずに対応していこうみたいな話でしたけど、明らかにコートの外側に打ってくる選手が多かったので、途中から手を引こうという話をして、それがしっかりと機能し、いい方に出たと思います。この2戦と途中までは、あまり手を引いてこなかったので。1回手を引いたことによって、相手にも手を引くという情報が入るので、次戦以降はまた、チームの対戦相手によって変えていかなければいけないところかなと思います。
写真:坂本清
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