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インタビュー

2023-06-16 11:27 追加

NEC・澤田由佳 引退コメント「小さいからこそ、自分にしかできないことを考えながらやってきた」

NEC 澤田由佳 引退コメント

SV女子

2022-23シーズンをもってバレーボールV1女子のNECレッドロケッツを退団、現役を引退した澤田由佳選手のインタビューをお届けする。

取材は丸善インテックアリーナ大阪にて開催された第71回黒鷲旗全日本男女選抜バレーボール大会の期間中に行った。また、5月7日のNECレッドロケッツファン感謝祭での取材内容も加えて再構成している。

現在、澤田由佳選手はチームの「コンシェルジュ」に就任。現役時代とは別の形でチームをサポ―トしている。

(取材日5月5日)

■NECレッドロケッツ

●澤田由佳選手(セッター)

ーー退団を表明して臨んだ黒鷲旗です。自分にとってどういう大会にしたかった?

澤田:「最後だから特別」という気持ちで挑んだ黒鷲旗ではなかったですね。
チームは皇后杯、Vリーグと2冠を達成してきましたので、3冠を取るぞと、全員で意気込んで臨んだ大会でした。
だから自分も「いつも通りの役割を徹底してやろう」「チームが勝つために自分がやるべきことをやろう」と思っていました。

ーー試合を終えて、選手としての達成感は?

澤田:目標を達成できなかった(準決勝で埼玉上尾メディックスに敗退)ことはすごく悔しいです。

ーー自身のプレーとしては?

澤田:自分は真ん中だったり、ライト側のオフェンスを使うことを得意にしていました。ですので、試合の中で山内美咲選手を活かし切れなかったのはまだまだだなと思いますし、そこについては申し訳なさと悔しさがあります。
最後の1点はミイさん(山内選手)に持っていくつもりで声をかけていたのですが、パスの関係で上手くそれができなくて。
でも、その代わり、これから頑張ってもらう次の世代のアイ(廣田あい選手)に託したボールになったので、そのプレー自体に悔いはないですね。

ーーリーグでベストセッター(ベスト6)に選ばれたことについては?

澤田:名前を呼ばれた瞬間に「これは自分ひとりが獲ったものじゃないな」って思いました。
リーグ前半は塚田しおり選手がセッターの中心としてチームを作ってきました。そこでの自分は柳田光綺さんと2枚替えで入ることが多かったです。今季途中から加入した内定の中川つかさ選手にも尊敬するところが多くあります。
だから「この賞はセッター3人で獲ったものだな」って強く感じました。

ーー塚田選手、中川選手に託す言葉、伝えたい言葉は?

澤田:一番は「ありがとう」っていう感謝の気持ちですね。これがすごく大きいです。「頑張れ」って言わなくても努力する2人なので「頑張れ」というよりは感謝の気持ちの方が強いです。

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