2023-07-21 22:41 追加
髙橋藍「指の怪我はほぼほぼ完治という状態。第1セットは少し急いでしまったが、途中で修正できたことはいい経験になったし、結果につながった」 VNL準々決勝スロベニア戦コメント
VNL準々決勝スロベニア戦 髙橋藍コメント
全日本代表 男子
バレーボールネーションズリーグ男子大会は2023年7月20日、ポーランドのグダニスクでファイナルラウンド第1戦が行われ、欧州の強豪スロベニアに第1セットは競り合ったものの、第2、第3と日本の勢いでストレートで完勝した。試合後に髙橋藍選手に話を聞いた。
髙橋藍選手はフィリピンラウンドで試合中に指に怪我を負い、その後2試合はベンチで見守った。怪我は完治はしていないというが「それは言い訳にできない」と試合前の取材で気丈に答えていた。第1セットは髙橋藍選手の得意のサーブレシーブに少し乱れがあり、攻撃も通らない場面も続いた。第2セット以降は立て直し、攻撃もパイプが多くなり決定も多くなった。髙橋藍選手がもつリベロ顔負けのレシーブの良さ、つなぎのよさが十分に発揮された試合だった。
――おめでとうございます。ファイナルラウンド初の勝利、ベスト4で、まず今のお気持ちをお聞かせください。
髙橋藍:この1戦を勝利することを自分たちがファイナルで目標にしていた。そこを達成できたところは、すごく今嬉しいです。素直に喜びの気持ちで溢れてます。次の試合まで時間もないので、この嬉しさもありながら、歴史をまた変えられたってところもありますけど、しっかり次の試合に向けていかないといけないという気持ちもあります。
――1セット目、非常にシーソーゲームで、何回も点差がひっくり返しましたし、先に相手にセットポイント取られたりしましたけれども、「1点を勝ち切れた」ところはどんなところだったのか。
髙橋藍:やっぱりこのVNLを通して、今まで経験してきた、「1点の壁」ってところで、相手に最後の1点、マッチポイントを取られても、やっぱりやることをやり、そこで諦めない。自分たちのバレーボールをして、しっかり1点取り返すってところを経験として積み上げてきたので、その多くの経験の中から、やっぱりこういう緊迫した均衡した場面で、しっかり自分たちのパフォーマンスをできる、1点取れるってところに繋がってきてると思います。
――1セット目、ちょっと髙橋藍選手、サーブレシーブがいまいち返らなかったかなと見えました。2セット目以降は割と修正できたんじゃないかなと思うんですが、自分の中でどう立て直したんですか。
髙橋藍:今日の自分のプレーが良かったかっていうと、自分の中では、やっぱり満足できない部分が多いんです。でもその中でも、自分が何をしていかないといけないのか、どんな役割を果たさなければいけないのかというのがあります。やっぱり、チームスポーツであるので、自分自身が目立つこともそうですけど、それよりも自分が今できること、パイプであったり、つなぎであったり、全員での得点であったり、取るべき点数を取るってところが、すごく重要になってきた。今日はレセプションのところも、しっかり後半に向けて修正していきました。第1セットはレセプションにしっかり集中しないといけないなっていう気持ちがあって、攻撃のときにちょっと急いでしまいました。「ファイナルだから」という気持ちもあったので、そこを急いでしまった。その中でも途中で修正できたところは、自分の中でいい経験になりましたし、それがいい結果につながりました。
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