全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>トピックス>V1男子、FIVBの規定によりパリ五輪予選登録選手が開幕週の試合に出場できないことが判明。日程変更を含め協議中

トピックス

2023-09-20 16:11 追加

V1男子、FIVBの規定によりパリ五輪予選登録選手が開幕週の試合に出場できないことが判明。日程変更を含め協議中

V1男子 OQT代表選手の開幕週出場について

V1リーグ 男子

 一般社団法人日本バレーボールリーグ機構(Vリーグ機構)は20日、FIVB(国際バレーボール連盟)の定めにより、パリ五輪予選に登録されている選手は2023年10月19日(木)までV1男子の試合に出場できないことが判明したことを発表した。

 FIVBでは大会カレンダー(FIVBカレンダー)を定め、この中で各国代表チームによる「国際大会開催期間」とV.LEAGUEのような各国の「国内リーグ開催期間」を明確に定めている。男子のパリ五輪予選は9月30日(土)から10月8日(日)までが開催期間。大会終了後、選手のコンディションを考慮し、一定期間の休息期間を設けるとの目的から、今シーズンの男子の「国内リーグ開催期間」は2023年10月20日(金)から2024年4月28日(日)までに設定されており、今シーズンのV1男子の開幕戦がこれに抵触した。

 Vリーグ機構ではアリーナ確保の観点から、リーグ開幕の約2年前よりFIVBカレンダーを確認の上、当該シーズンのV.LEAGUE開催期間を決定している。今シーズンのVリーグ開催期間を決定した時点では、FIVBカレンダー上の「国内リーグ開催期間」は2023年10月13日(金)からとなっており、FIVBの定めには違反していなかった。ところが、FIVBカレンダーの「国内リーグ開催期間」が10月20日からに変更となり、今回の事態となったもの。
 
 Vリーグ機構ではFIVBと折衝を重ね、10月14日からV1男子を開幕することについては条件付きで認められたものの、その条件が、「パリ五輪予選に各国代表として登録された選手については、10月20日以降しかV1男子に出場することができない」というものだったという。対象となるのはパリ五輪予選に登録された日本代表選手ならびに、今シーズンV.LEAGUEでプレーする予定の外国籍選手のうちパリ五輪予選に各国代表として登録された選手となる。一方、女子についてはFIVBカレンダーの「国内リーグ開催期間」が2023年10月6日(金)から2024年4月28日に設定されているため、FIVBの定めには抵触しない。

 今回の事態を受け、Vリーグ機構では10月14日に開幕予定のV1男子の開催について、開催日程の変更の可能性も含めた緊急協議を行っている。協議の結果については、決定次第すぐに同機構より発信されるという。

【Vリーグ機構 國分裕之代表理事コメント】
このたびの問題について、ファンの皆さま、報道関係の皆さま、V.LEAGUEを応援してくださる全ての皆さまに、ご心配とご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます。また、これからパリ五輪の出場権をかけて戦う選手たちが、大切な国内リーグ開幕戦に出場できない事態となり、選手に対しても大変申し訳なく、その責任を重く受け止めております。V1男子チームと協議の上、今シーズンのV1男子をどのような形で開幕していくのか可及的速やかに結論を出し、皆さまにお知らせ致します。


多くの日本代表選手を擁するパナソニックパンサーズ

写真:縞茉未

>> トピックスのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック