2023-10-04 16:12 追加
小野寺太志「自分の得点はあまり意識していなかったけど、いいところで使ってもらえたなと。バボちゃんは息子が喜ぶんです(笑)」 W杯チュニジア戦コメント
パリ五輪予選/W杯 チュニジア戦 小野寺太志コメント
全日本代表 男子
10月3日に国立代々木競技場第一体育館で行われたバレーボールのFIVBパリ五輪予選/ワールドカップバレー2023男子大会第3戦、チュニジア戦後の小野寺太志選手のコメントをお届けする。
●小野寺太志(以下、小野寺):今日はいい形で終始戦うことができたので、良かったと思います。
――今日は打数が多かったのでは?
小野寺:自分の打数は意識していませんでしたが、 多分今日は関田(誠大)さんが意識して使ってくれたと思います。
――エジプト戦の敗戦から、どのように切り替えましたか?
小野寺:うまくいかなかった時、沈んでしまうところがあり、自分たちの悪いところをいつも見ていたと思います。改善できなかった部分もあったけれど、その中でもいいプレーはあったと思うし、短期決戦だし、これから勝っていくためには、ポジティブな気持ちになり、自分たちのいい部分を引き出していこうとみんなで話しました。誰か一人の力ではなく、選手もそうだし、スタッフ、そしてファンの皆さん、みんなで戦っていこうと。
――今日の3セット目の入り方などについては、話し合ったことは?
小野寺:(過去2戦、3セット目から流れが変わったことは)意識しないようにしました。いつも通りいいプレーができれば結果が出ると思っていたので、変に意識して硬くなるよりも、いつも通りにという話をして臨みました。もちろん、考えてしまいますけど、そんなに深く考えないようにしました。やはり不安に思うところはあり、意識しない方が難しいですけど。でも、3セット目で1、2セットの流れを、今日はうまく継続できた実感があります。 そういうメンタルの部分の話もしたし、戦術的な話もチーム内でコミュニケーションを取っていたので、いい入りができたと思うし、日本らしいバレーが今日はできたのではないかと思います。
――2セット目の最初の3ポイントが小野寺選手の得点でした(クイック2、ブロック1)。調子がいいという感覚はありましたか?
小野寺:特に意識はしてなかったですけど、クイックはいいところで使ってくれたと思うし、ブロックもいい形で出せていたと思います。
――試合後のコートインタビューでバボちゃんと一緒に登場したのは何か理由があったのでしょうか?
小野寺:1歳の息子が喜ぶので(笑) 今日は会場には来てないですけど、テレビでバボちゃんを見つけると指差してるんで、喜ぶかなと。
――家族の方からは応援のメッセージなどは来ますか?
小野寺:試合に勝った時も負けた時も、家族から励ましの連絡が来るので、そういった意味でも力をもらっていますし、支えられてるなと感じています。
――改めて最初の2戦がよくなかった原因は何だったと思いますか?
小野寺:挙げればキリがないとは思うんですけど。やっぱりどこか気持ちの面で受け身になっていた部分があり、勝たなきゃいけないっていう気持ちが大きかったと思うので…。今日はもちろん勝たなきゃいけないし、プレッシャーもかかってますけど、「自分たちのやるべきことをやろう」という話はしていたので、よくなったのかもしれません。
――個人的に切り替えるために何かやってみたことは?
小野寺:僕はあまり感情的にならないように、熱くなりすぎたりしないようにとまずは考えています。淡々と、見えない感情が伝わらないように。緊張もしますけど。
――10得点の手応えは?
小野寺:得点を何点とかはあまり意識してなかったです。
――この3試合の中では個人的には調子がよかったなという実感は?
小野寺:数字で見ればいいのかもしれないですけど、体の感覚的にはそんなに今日跳んでるなというよりは、少し重いかなって感じでした。でも、実際それがプレーに現れていないだろうし、感覚の話なので、ちょっと難しいですけど。勝てればいいので、あまり意識しないようにしています。
――明日のトルコ戦に向けて。
小野寺:対策を見つけてこれから準備していくだけだと思うし、気持ちの面でもこれから勝っていかないと切符が見えてこないので。プレッシャーももちろんありますけど、みんなでいい準備をして戦っていきたいなと思います。
――トルコは大型オポジットのいるチームですが…?
小野寺:そうですね。高さもあるし、パワーもあるし、普通に強い相手ですね。ここから先、4試合とも強敵なので、またいい準備をして臨むだけだと思うし、 楽な展開を作るために自分たちの良さを序盤から引き出していけるようにしていきたいです。
写真:FIVB
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