10月2日に開催された「2023-24 V.LEAGUE 開幕記者会見」、囲み取材よりトヨタ車体クインシーズ・鴫原ひなた主将のコメント、ならびにV・サマーリーグより周田夏紀選手のコメントをお届けする。

■トヨタ車体クインシーズ

●鴫原ひなた主将（アウトサイドヒッター）

――キャプテンとして開幕記者会見に参加しての感想は？

鴫原：初めてのこういう経験で…この前までテレビの向こうで戦ってたいた方々だったり、チームの主軸としてやられてる方々がたくさんいて緊張感のある場だなと思いました。

――そこに肩を並べてみて。

鴫原：今年はすごく責任のあるポジションに立っている、その自覚をしました。
皆さんのコメントを聞かせていただいて、どのチームもリーグ戦の優勝に向けてチーム力を高めてるんだなって。
自分たちは自分たちらしく取り組んできたことがありますので、そこをしっかりリーグ戦で発揮できるように頑張ろうと思いました。

――その強化してきたポイントは？

鴫原：夏場はフィジカルの強化をバレーの技術と同じぐらい比重をかけて頑張ってきました。フィジカル面で他のチームと違いが出せたらと思います。
それからディフェンスの部分。昨シーズン髙橋悠監督になって粘り強さを向上させる努力に取り組んでいます。
フィジカルとディフェンスを武器に粘り強く戦えたらと思います。

――鴫原主将自身が頑張りたいプレーは？

鴫原：スパイクだったり、ブロック。得点できるプレーというのをもっとしっかり上げていきたいなって思っています。安心感にも繋がってくると思うので。
昨シーズンはダニエル・カッティーノという大きい選手がいて、すごく得点力があって、一緒にやっていて安心感を感じました。
自分もそういうふうに得点が取れたら、もっとみんなが安心できるんじゃないかなと考えています。
今シーズンは得点力の強化、それからキャプテンという責任のある立場でやらせてもらってるので、プレーもそうですし、「言葉」というものを大事にしたいです。
どんな状況でも周りが「頑張るぞ」「よしやってやるぞ」っていう気持ちになれるように。それぞれのシーンで何が必要なのかを考えて言語化することを頑張っていきたいと思います。

――高校を卒業してトヨタ車体に入団し、5年目になります。自身の成長はどのように感じている？

鴫原：入団した頃は荒木絵里香さん（現チームコーディネーター）だったり、渡邊彩選手（日本代表・現日立Astemoリヴァーレ）だったり、ベテランの選手がたくさんいて、そういう「お姉様方」に助けてもらっていて、自分のプレーしか考えてない赤ちゃんみたいな状況でした。
今はキャプテンという役割をいただきましたし、責任感は入団した時よりだいぶ強くなったのではないかと思います。

――クインシーズのキャプテンは代々ファイターというか、コートの中で盛り上げる、そういうムードを作るタイプでしたね。

鴫原：そうですね。自分も入団した時からそれを感じていて、前主将の藪田美穂子選手は本当にそういうイメージの、一緒にプレーしていて燃える気持ちになる選手でした。
すごくいいなって思っていたので、自分も周りを燃えさせるようなファイターになっていけたらなと思います。

――期待の戦力として周田夏紀選手の名前を挙げられていました。生真面目な性格だということですが。

鴫原：真面目だし、すごく人間らしいというか。考えこんでいたりするとそれが表情に出てしまうタイプなので、よく話を聞いてあげたりしています。
周田選手に限らず、若い選手はいろいろ考えて悩みながら頑張っているので、そういう部分も皆さんには見てほしいなと思います。

――ファンに向けて。

鴫原：昨シーズン8位という悔しい結果で終わってしまいました。
やっぱり勝つことで応援し甲斐のあるチームになっていくと思うので、頑張りたいです。
皆さんの応援からパワーをいただいているので、そのいただいたパワーをしっかり勝利という結果に結びつけて「応援したいな」「応援し甲斐があるな」と思っていただけるようなチームになれるように頑張りたいと思います。引き続き熱い応援をよろしくお願いします。

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