2023-10-21 07:00 追加
東京GB・柳田将洋「やってきていることが繋がれば結果に転じることができたのは一つ自信になった」V1男子会見
V1男子 東京GB会見
SV男子
10月15日にスカイアリーナ(第一総合運動場)(大阪府)で行われたバレーボールV1男子、サントリーvs東京GBの試合後会見のうち東京GB分をお届けする。
■東京グレートベアーズ
●深津旭弘選手(セッター)(堺(今シーズンより日鉄堺BZ)より移籍)
勝ちきれなかったことは残念です。勝負はできているので来週以降強いチームと当たりますけど、自分たちスタイルを信じて貫いて、もっともっといい形にしていきたいと感じます。
●古賀太一郎主将(リベロ)
いいセットと良くないセットにばらつきがあります。
そこは個人技でカバーできるところとチーム力で途中から入ってきた選手やコンビネーションなど安定した力を出し切れていません。
そこは今後の伸びしろです。 自分たちはまだまだやれると思っています。
そういったところを準備して、来週もパナソニックさん(という強豪)ですけど、間違いなくいい試合ができます。
自分たちがそこ詰めれば自分が望んでる結果に持っていけると思います。
●柳田将洋選手(アウトサイドヒッター)(ジェイテクトより移籍)
昨日と比べて特に第4セットカムバックすることができました。
やってきていることが少し繋がれば結果にも転じることができるのは一つ自信に繋がりました。
最後まで勝たなければ結果には繋がらないので、そこはチーム全員でもう一つ乗り越えなければいけないところです。
来週また注目カードになってくると思うんですけど、準備して、さらにいいバレーができるように頑張ります。
――古賀主将に。昨日今日と前半が良く、後半に下がっていくという調子の波があるが持続できていない要因は?
古賀:バレーボールは流れのスポーツなのでいい時悪い時があります。
結局連続失点が4、5点となることが多かったです。
そこを2、3点に抑えていきたいです。
自分らはいいサーバーがいっぱいいるブレイク型のチームです。そこら辺はいつでも回収できます。
そこの連続失点のところ、1点ミスをした後にどういう風に(失点を)切っていくのかは深津さんがセッターとして役割を担っています。
全幅の信頼を置いてますけど、そういったところを詰めていけば、自分のまだまだ安定した力を出せると思います。
――昨シーズンいなかった経験のあるメンバー(深津選手、柳田選手)が入ってきてキャプテンシーの発揮の仕方で変わった点はあるか?
古賀:キャプテンだから何か特別なことやってるわけではありません。
昨シーズンも皆いい選手ばかりでした。
僕自身はリベロとして仕事やってたわけで特別キャプテンだからコート内で何かやらないといけないという認識はありません。
今回代表でもキャプテンされてる2人がチーム入ってくれました。
浮き沈みのところでどういう声かけをするかというのは2人にも任せてますし、信頼をしてます。
僕は今までやってきたリベロとしての仕事を全うしたいです。
――深津選手、柳田選手が加入して変わったことは?
古賀:サントリーさんと昨シーズン試合した時のこの自分らの手応え、試合前の雰囲気が今シーズン彼らがいることによって、チームとしてポジティブでやれる、何か一つ起きるというチームの雰囲気になっています。
そういった意味でも2人が加入してくれたことはスキルだけではなく自信をチームに与える役割を担ってくれています。
――深津選手に。日本代表でアジア競技大会で(セッターが1人登録ということもあり)出場し続けた直後にシーズンを迎えたが体調面で疲労はあるか?
深津:そこは一回リセットできてるので、そういうのはあまり自分の中で不安ではないです。
チームに合流して少ない時間なので、練習の一回を大切にしてやっていくのが大切です。
その疲れたとかコンディションのことを言っても仕方がありません。
そこは自分でいいものを毎日作れるように頑張るだけだと思います。
――その短い合流の中で(リベロの)古賀主将のセットを(セッターの)深津選手がスパイクするなどがあったが?
深津:僕ら2人は合流するのはすごく短い時間でしたが、その間に5月あたりからしっかり練習しているメンバーがいるのでこういうバレーができると僕は思っています。
――昨シーズンの東京GBはミドルブロッカーの打数が多くなかったが、ミドルブロッカーを使うシーンが多かったように見えた。(25打数/137打数(18.2%))ミドルブロッカーの評価について。
深津:このチームは技術力が高いと思っています。あとは自分がそこにいかに良いボールを供給できるかだと思います。
もっと良くなると思うので、自分も仲間を信じてやっていきたいと思います。
――3人に。昨日よりさらにスピード感がありトリッキーで少しでも合わないと力が発揮できないリスクがある中感じていることは?
深津:(セッターの)僕以外のところでもいい展開がいっぱいできます。
僕のところからもう少し。クイックとか両サイド真ん中という出し入れをもっとうまくできればこの早いバレーを活かせると思います。
あとは乱れたところでもっと処理していくかやっていければいいかなと思います。
いい形にはなってると思うので続けていきたいです。
古賀:早いバレーは時間が経てばそこの精度も上がってきます。
完成度というところは今この時点では(外から見ると)変な見え方するかもしれないです。
間違いなくいいディレクションでいい方向に向かってると思います。
練習を重ねるにつれて間違いなく完成していきますし、シーズンが終わった時にもっといいバレーを見せられると自分は思ってますので、このまましっかり練習して本番で見せたいです。
柳田:僕の立場では、早いトス(セット)に対するの引き出しがまだ正確にできていないのが個人的な課題です。
今日も(相手が)1枚でブロックされてしまうシーンがありました。
ああいうところで打点が普通のトスよりは現実的には保てません。そこをしっかりと注意して打たないと脅威と思わないブロックに引っかかってしまうことあります。
そういったところはどうやって自分なりに方法を見つけ出すのを今試行錯誤しながらやっています。
難しい場合リバウンドだったり、どうやって切り返していくのかまで考えてスパイク打ったりとか、そういったところを含めてチーム全体でトライしてるところです。
昨日の試合でもそうですけど、被ブロックが多いのが個人的には気になっています。
打ちに行ってミス、勝負しに行って被ブロックとは仕方ないと思います。だた明らかに打てないボールを無理やり押し込んでいってブロックを食らうことはいただけません。
そこの部分は僕自身が少し視野を広げ、自分一人で解決するのではなくて、みんな毎回フォローに入ってくれていますし、その後の展開っていうのもしっかりと練習の中で重ねてきてるので、そこまで信じてトータルでバレ―ボールをするということをもう少し癖付けいくと自分がいい形に見えてきます。
チームとしても全体が機能する見えてくると思います。
そこを頭を柔軟にやっていければ、このテンポの早いバレーがマッチしていって、その例えばミスが少なくなってラリーが続いて失点の仕方も明確になると思います。
――柳田選手に。スパイクの際の選択肢が多いのが持ち味だと思うが、早いバレーの中で保ち続けるのは難しいか?
柳田:僕個人としてまだ慣れてないという表現が正しいと思います。
あまりやってきてないバレーボールのスピード感です。
気を抜いたらやはり周りに負担かかります。全員でチームとしてここ攻撃していかないといけません。
それがトータルで形になってチームとして強いっていうか1点取れて1セットと取れてっていうバレーボールにしています。
どこのチームと比べるわけじゃないですけど、全員で誰もが責任を感じてというか、常にそういった意識で本気に入るというチームだと思います。
――リバウントどをってブロックフォローを意識している感じか?
柳田:はい。
――第4セット20-19の時に柳田選手のサーブで連続得点を取ったがその時の意識は?
柳田:サーブのコースではなく攻めることを意識しました。古賀さんも言ったようにウチはブレイクを取れるチームです。サーブ力のある選手がそろっています。
ああいう状況は特に迷いなくいかないといけないと思いますし、それを示してこそ。そのコンセプトがガッチリハマって相手が足踏みをするシチュエーションを作れると思います。
そこは自分の強みもそうですし、チームとしてやると決めたことを貫き通してやるという感じです。
それダメならもう負けだと思いながらやってると思います。
そのスタンスでやっており、結果が出れば良かったと思いますけど。僕らが勝っていくためにはそういうバレーボールをしないとリスクある程度取っておかないといけないと思います。
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