2024-02-17 10:26 追加
浜松・栗栖明歩「武器はサーブとブロック。貴重な経験をさせてもらっている」、西行米「横で取るサーブレシーブで守備範囲も広がっている」 Ⅴ2女子
ブレス浜松会見コメント
V女子
2月10日にキッコーマンアリーナ(千葉県)で行われたバレーボールV2女子、ブレス浜松の試合後会見コメントをお届けする。
浜松は2月17、18日にサーラグリーンアリーナにてホームゲームを開催する。
浜松 3(25-17、21-25、25-19、24-26、15-9)2 GSS東京
●栗栖明歩選手(ミドルブロッカー)
フルセットになりました。厳しい場面もありましたが、そういうところを乗り越えていけるようになったというのを実感した試合でした。
シーズンの前半はブレスのバレーを出そう出そうともがいてなかなか出し切れずに負けてしまったことも多くありました。厳しい場面とか苦しい時にもブレスのバレーを最後まで出すことができるようになってきたと感じた試合でした。
●西行米選手(リベロ)
フルセットになってしまいました。すごく苦しい展開ではあったのですけれども、勝ち切ることができました。
今シーズンは、相手に粘られてしまうと良い波に乗れなくなってしまうことが多くありました。前半戦はフルセットで負けてしまう展開が何度もありました。
今日の第5セットは自分たちで切り替えて、前を向いてしっかり戦っていくことができました。ひとつの成長かなと思います。このリーグ戦の中でさらに成長していければと思います。
●狩野亜衣選手(ミドルブロッカー)
苦しい展開ではあったと思いますが、コート内もベンチも誰ひとり下を向かなかったことが良かったと思います。最後を勝ち切れて本当に良かったです。
ーー栗栖選手に。レンタル移籍でブレスに加入しました。今の心境は?
栗栖:前所属がV1の埼玉上尾メディックスです。そこではリーグを通しての出場数が0。日々の練習でもスキルの向上はできるのですが、やっぱり試合経験がほしいと悩んでいました。そんな時にブレス浜松から声をかけていただいて、レンタル移籍という形で入団させていただきました。
みんなすごく温かく迎え入れてくれて、とても馴染みやすかったです。
今こうやってV2で試合を重ねることができて、すごく貴重な経験をさせてもらっていますし、大切な時間だなって思っています。
それはすごく楽しいのですが、この経験で得たものをいつかはいろんな人に向けて恩返しをしたいなと思っています。
またひとつレベルが上がったカテゴリーでも今のプレーを出せるようにしなければ、ということを常に頭の中で考えながら日々みんなとバレーをやらせていただいています。
ーー自分の得意なプレーは?
栗栖:サーブです。今日は波があってミスも多かったのですが、サーブは自分の武器にしていきたいと思っています。このリーグを通して形になりつつあるかなとも思っています。
サーブでブレイクする流れを作る、そのことを自信にしていきたいですし、もっとコートの中でそういう場面を作っていきたいですね。
あとはブロック。やっぱりブロックはミドルの重要な仕事だと思いますし、得点を決めるだけじゃなくて、仲間に対して見やすいブロック、システムとして機能するブロックができるように常に心がけています。
コートの中で常に会話をしながら…マイ(西行選手)も「今のブロックが良かった」「もうちょっとこうしてほしい」ってすごく話してくれますし、点に直接繋がらなくてもシステムの中で機能するブロックというのを大事にしていきたいです。
ーー西行選手に。現在、サーブレシーブ1位ですね。
西行:もともとサーブレシーブが好きで、得意なプレーとしてやってきました。
ブレス浜松は速いバレー、スピードバレーが特徴なので、サーブレシーブのやり方も今までとは違ってきています。
「ちょっと横で取る」サーブレシーブを監督が推奨しています。
4月、チームが始動する前には毎日2時間ぐらい一人でずっとサーブレシーブの練習をしてきましたので、そのやり方も今はなんとなく自分の体に馴染んできていています。たとえ失敗しても今のプレーはこれが課題だ、これはできているな、ということを自分で判断できるようになってきていますね。
ーー確かに濱田義弘監督はサーブレシーブを正面ではなく横で取る指導をされてきていますね。サーブレシーブの名手、新鍋理沙さんもその指導を受けているようです。横でサーブを取ることで、どういうメリットを感じる?
西行:そうですね、まず守備範囲が広がっています。
今までは正面で取りたいから、それができる場所に移動することを考えて、それが不安要素になっていました。
実際サーブが自分の正面に来ることはほぼないですし、正面に行ける距離に入ることも少ないので。
でも、「横で取っていいんだよ」って教えてもらって、(精神的にも)自分の守備範囲が広がった思いがしました。
それから、スピードバレーとの親和性ですね。正面で取るときには山なりでパスを返してしまったり、食い込まれてコントロールが効かなくなることも多かったのですが、横で取ることで面の角度を自分で調節しやすくなっています。
サーブがちょっと遠いところに来ても、今まで動いていた半分ぐらいの移動距離でコントロールできるようになりましたし、そういったことが「横で取るメリット」なのかなと思ってます。
ーー今までと違うやり方に対して抵抗感はなかった?
西行:最初は正解が見つからなくて…「あれ?これであってるのかな」って。そういう感覚はすごくありましたね。
でも、別に正面で絶対に取るなっていうわけではないんです。できるだけ横で取った方が良い、パスで自分たちが目指している展開に持っていきやすいという話なんです。
正面で取ったとしても自分の目指しているレシーブが返せれば問題ないと思っています。自分の引き出しが増えたイメージですね。
ーー狩野選手に。今日は出場機会がありませんでしたが、Vリーグデビューの時を振り返って。
狩野:サーブで一度試合に出ました。緊張はしたのですけれども、みんながすごく温かくコートで迎えてくれました。ベンチからも「行って来い!」という声があって、思い切ってプレーすることができました。
ーーブレスのチームスタイル、スピードバレーの感想は?
狩野:私自身はスピードバレーは結構好きなんです。高校でも速いバレーをやってきました。ただ、今までの自分のバレースタイルとは求められることが少し違ってきます。速攻だったり、囮になることだったり、そういうのを覚えていきたいなと思います。
ーー大学の時にはセミやセカンドテンポを打っていたそうですが、浜田監督はクイックの打てるミドルに育てたいとのことです。その期待に対しては?
狩野:サイドを活かすための動きというのはまだ全然先輩方に比べて未熟です。スピードバレーに合うミドルの動きができるようにこれから頑張っていきたいと思っています。
ーー順天堂大学でコーチをされていた井上謙さん(ソウル五輪代表、元ルートイン監督)から教わったことは?
狩野:謙さんからは打ち出しの速さを教えてもらいました。
ミドルでもしっかり打ち切る選手になってほしいと言われています。
ーーホームゲームに向けて。
栗栖:ブレスのホームゲームはV2の中でも一番お客さんが入るホームゲームです。
私たちもすごく気合が入りますし、楽しくプレーできる試合ですので楽しみにしています。
年明けからここまで連勝で来ていますので、この勢いのままホームゲーム2戦も必ず連勝して、ファイナルを目指していきたと思っています。
好調の中、ホームゲームが2試合できるのはすごくありがたいですし、もっとブレスのバレーをたくさんの方に見てもらって、応援していただけるチームになれるように頑張りたいと思っています。
西行:今季3回目のホームゲームです。前回もたくさんの方が応援に来てくれています。チームの成長もたくさん見てほしいなって思います。JAぎふさんのホームゲームではフルセットでぎふさんに負けてしまっています。今回リベンジしたいと思っています。
自分たちは企業に勤めていますので、それぞれの会社の方が応援に来てくださいます。いろいろな会社から応援してもらえるチームはそんなに多くはないのかなと思うので、感謝の気持ちを結果で恩返しできればと思っています。
自分たちがやらなければいけないことをはっきりさせて、試合に臨みたいです。日頃の感謝を感動や夢でいろんな人に届けられるように頑張りたいと思います。
狩野:大事な1戦をホームで迎えることができて嬉しいです。ブレスらしい試合をして、楽しんでやれたらいいなと思います。
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