全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>会見・コメント>東レ・髙橋健太郎「シーズン前半勝負だったチームが今シーズンは中盤から後半に勝負ができるようになっており強いアローズを取り戻した」V1男子会見

会見・コメント

2024-02-23 15:00 追加

東レ・髙橋健太郎「シーズン前半勝負だったチームが今シーズンは中盤から後半に勝負ができるようになっており強いアローズを取り戻した」V1男子会見

V1男子 東レ 会見

SV男子

2月18日にこのはなアリーナ(静岡県)で行われたバレーボールV1男子、東レvsJT広島の試合後会見コメントのうち東レ分をお届けする。

■東レアローズ
●難波尭弘選手(ミドルブロッカー)

久しぶりにこちらの悪い癖が出ずにうまくいった試合だったと思います。
いつも少し気を抜くではないですが、そういうのがあったりしますが昨日の勢いそのままにバレーができたかなと思いました。
●富田将馬選手(アウトサイドヒッター)

第1セットから昨日とは違い、昨日の反省を生かしてチャンスボールを拾えていたのもありますし、皆が共通に意識してできていました。
そこが結果3-0という形に繋がった試合だったなと思います。
●髙橋健太郎選手(ミドルブロッカー)

個々の人が自分のやるべきことを遂行してくれ3-0で勝つことができたので、内容は良かったなと思います。
●米山裕太選手(アウトサイドヒッター)

それぞれ途中苦しい場面もありましたが、そこでバラバラにならずコート内にいる人たちが声をかけて3-0で終わるという集中して取り組めたことがこの結果になったかなと思います。

――髙橋選手に。ファイナル6進出に向けて大事な上位のJT広島戦に2連勝したことについて。
髙橋:JTさんとは過去の成績を見てもタイというか力の差は本当にありません。
この相手に2連勝することによって僕たちの1個下(東レは6位)のグレートベアーズさんにストレスがかかっていると思います。
あとそのもう一個下のジェイテクトもそうだし、もう一個上(5位)のブレイザーズさんもここから上位と戦っていきます。
そういうところで僕たちが下からジリジリ追い上げてきているとのは周りのチームからすればすごく嫌な存在であると思っています。
(シーズン)前半勝負だったチームが(今シーズンは)中盤から後半に勝負ができるようになってきて強いアローズを取り戻しました。
(シーズン後半に)勝ち癖がついてきているって事は本当にファイナル6に向けてものすごくチームの状況が良いというのは結果に出ているなと思います。
こういった雰囲気の良さや勝てることを作れている、このきっかけをみんなが大事にしていってほしいなと思います。
来週以降も負けられないというか、本当に一戦必勝ではありますが、その中で自分たちの、いい形をもっともっと固めていってファイナルに繋げていきたいなと思っています。

――ホームゲームでサーブのときにも観客から声援が飛んでいたがどのように感じたか?
髙橋:僕のサーブはそんなに期待ができるものではないと自分では思っています。
その中でもお客さんに声援を頂いて嬉しく思います。
やはりこれがホームの力というかそういった雰囲気を今シーズンもの凄くお客さんからひしひしと感じることができています。
いい会場作りを協力して頂いて感謝しています。

――サーブが良く相手が(レセプション(サーブレシーブ))で崩れてブロックを取りやすいなどミドルブロッカーとしてはやりやすかったか?
髙橋:昨日はJTさんのサーブ良かった感じがあります。
今日は米山さんが第2セットで(サーブで)作ってくれた流れで勝ったような感じです。
これを毎試合毎週出していきたいです。
これをコンスタントにできるのが強い上位のチームです。
精度の高さをもっと磨きかけないといけないなと思いますしフローター陣もそうですけどゲームメイクをしていかないといけないと思います。

――自身のプレーについて。
髙橋:もう少しセッターとの駆け引きをしても良かったなとは思います。
でも満遍なく見て、とりあえず相手にしつこくいくというのを今日は心掛けていました。
僕の点数としてはそこまで高くはないです。(スパイク5、ブロック5の10得点)
でもスパイクに関しては(相手が)コミットに来られる場面があってもそれをしっかり見て打っていたし、相手のマークが結構僕に来ていました。
それはアタッカー、ミドルブロッカーとして合格点だったと思います。
あと、サーブでSPはありましたけどそれでもまだそのミスがあります。
ゲームメイクする上でそこは賢くなっていかないといけないです。
バレーボールは流れが行ったり来たりするスポーツです。
持ってきたものをちょっと渡し過ぎちゃったかなというのはありますが、そこに関してはもう少し練習していかないといけないかなと思います。

――昨日途中交代で下がったが足のコンディションは?
髙橋:足はいつも通り悪いです。ファンの方も僕の体をガラスの体だという風に言っています。
その中でもコントロールしながら今日はできていたと思います。
なんとか繋げています。

――難波選手に。久しぶりの先発出場でコートに入る前に気を付けた点について。
難波:気をつけるというよりかはダメだったらすぐ(上條)レイモンドも西本(圭吾)もいるのでとりあえず飛ばしていきました。
自分の役割はクリス(パダルクリスティアン)と健太郎さんがフロントのローテーションのときのサーブです。
サーブだけミスをしないようにある程度効果を出せたらいいなと思っていました。
高さ的に西本が出ていたら江川選手のスパイクのタッチが多かったりしますが、その辺りは上に出して高さを出すのを少し意識しつつプレーをしていました。
パナソニック戦(1/20)以来のスタメンでしたが、その時のようにガチガチにならずに普通にできたかなと思います。

――東レはミドルブロッカーのメンバーが揃っていて競争が大変だと思うがその中で難波選手はサーブを期待されている中でどのように取り組んでいるか。
難波:ミスをしないように考えすぎるとおかしくなってしまいます。
とにかくよくおかしくなるので、感覚をできるだけ持たせるように意識をしてやっています。

――今日江選手にあまり仕事をさせなかったように見えたが。
富田:シンプルに昨日フルセットやったのが功を奏していたのがあります。
我々はタフだし、粘り強いバレーはできるっていうのはもう自分たちでも信じてやっていました。
昨日63本打って今日はそこまで飛べないので。

髙橋:今日も結構結果良くなかったですが江さん。(13/25(52.0%))
結構仕事されて、一番メインでやられました。
セッターがそこに最後持っていかなかっただけで結構良かったですね。
終盤彼のミスが少し出ましたが。

――昨日の監督のインタビューで江選手には無理に行かずに上に吹かす癖があるのでその辺を見極めながらまわしているとコメントしていたが。
富田:昨日はクリスとスイッチ(ブロックチェンジをし、江選手とパダル選手が対峙する形になった)して、どうしても高い打点で長いコースに打つようになっていました。
そこをあえて普通に戻して。

髙橋:(ボールに)触らなかったらアウトです。

富田:より低い自分とか小澤がしっかり位置取りをして飛んでおけば吹かした場合はアウトですしコートに入る場合はディフェンスが拾う、そこができていたからだと思います。


――米山選手に。交代で出場することが多いがどのような準備をしているのか。
米山:今日は調子が良かったです。今日は小澤のサーブが最初入っていなくて、前にクリス、健太郎、将馬とブロック力のある3 枚がいました。
まずはしっかり入れることを意識しました。入り始めると自分の調子が上がってきます。
それがいい形で第2セットはサービスエースが取れました。
それは健太郎が言っていたコンスタントに打っていくではないですが、それは今日できて毎日継続してやってきたことが今日出せました。

――全員に。今日戦術的に意識したことは?
難波:江選手との守り方とあとはセッター前からの本数が結構多かったので、その辺意識しながらやっていました。
僕的には大きく考えず、考えすぎても体も動かなくなってしまいます。(考えすぎずに)なんとなく変にミスしないようにしました。

富田:自分はその昨日、今日パスの本数を多く取っています。(全44本中富田選手27本)
パスを返すのが今のチームにとってクイック、パイプ(バックセンターからのアタック)も使えるのでいいと思っていました。
そのパスを意識したのと、やっぱ江選手に対してのブロックポジションというのは今日意識してやっていました。

髙橋:パスのクオリティです。サーブレシーブもそうですけど、ラリーが続いた時の僕たちからのチャンスボールの切り返しです。
トランジションの部分でもう少しネットに近いパスであったりとか高さの返球であったりとかアタッカー4人が全員入れないケースが多々ありました。
その部分で相手の JTさんの方がそういったところはしっかりディフェンスからの切り返しで江選手が決めています。なので昨日あれぐらいの数字とあれぐらいの本数を打てると思います。
それで昨日は結構やられていました。
今日は彼に仕事をさせないってことはせずに、彼に仕事してもらうけれど、自分たちのブロックとしては抜かせる部分は抜かして、上から出せば上から出して、それでディフェンスからの自分たちの切り返しを丁寧にやっていきました。
あとは相手のミドルに仕事させないことです。昨日はBクイックを結構通されていて、今日は2本連続して使われたりなどしていました。
今日またそういった部分で相手のミドルブロッカーに対してフロント(アタッカーの位置に合わせてブロッカーが移動)してみたりとかコミットを飛んでみたりしました。
セッターとしてはクイックを要所で入れてクイックをマークさせながら江選手に中盤終盤に1枚でストレスなく打たせたいという戦略だったと思います。
それさせないようにクイック使わせないようにして、今日は少し(相手の)セッターは変わったかなと思っています。

米山:江選手の守り方を修正したのが良かったかなと思います。
あとサーブも効果的に打てて。ハイボール(ハイセット)で結構こっちが止められて失点するっていう場面が今日は少なかったのが昨日とは違う点です。
3セット通してチームが集中して戦い切って勝ち切れたというところは昨日とは違う修正できた点かなと思います。

>> 会見・コメントのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事

コメント

Sorry, the comment form is closed at this time.

トラックバック