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2024-03-03 19:03 追加

NECが2年連続の2冠を達成。MVPに古賀紗理那 V1女子

V1女子 決勝戦の結果

SV女子

 バレーボールV1女子は3日、高崎アリーナ(群馬県高崎市)で決勝戦を行い、JTマーヴェラスとNECレッドロケッツが対戦。NECが3-1(27-25、32-30、16-25、25-17)で勝利し、2年連続の優勝を決めた。

 第1セット序盤から一進一退の攻防となるが、西川有喜のアタック、サービスエースなどで12-10とJTリードでテクニカルタイムアウトに。タイム明け、NECはアチャラポーンのアタックと2枚替えで入った中川つかさのサービスエースで13-13と同点に追いつく。その後も競り合いが続き、デュースにもつれ込むが、最後はNECが27-25でセットを先取した。

 第2セットも第1セット同様、拮抗した展開となり、JTのリード12-10でテクニカルタイムアウト。その後、NECが同点に追いつくも田中瑞稀主将がラリーを制し、21-19。しかし、NECはアチャラポーンらの活躍で再び21-21と同点に。終盤はサイドアタッカー同士の打ち合いとなり、このセットもデュースにもつれ込む。最後は古賀紗理那が決めて32-30でNECがセットを連取した。

 第3セット、JTは田中に代えて林琴奈を投入。第1・第2セット同様、セット前半は競り合い、JTが12-11でテクニカルタイムアウトを迎える。NECは13-13と同点に追いつくも、その後JTが小川愛里奈、和田由紀子の攻撃、小川の2本のブロックなどで6連続得点し、19-13。その間、NECは2度のタイムアウトをとるが、JTの勢いは止まらない。終盤もノータッチエースでサーブを決めるなど和田が活躍し、25-16でJTがセットを取り返した。

 第4セット、序盤の競り合いから先に抜け出したのはNEC。中盤から古賀のバックアタックなどで5連続得点したところでたまらずJTはタイムアウトを取る。しかし、NECの勢いは止まらず、古賀を中心としたオフェンスで攻め続け、最後はダニエル・ドルーズがアタックを決めて、NECがこのセットを25-17で取り、優勝を決めた。NECは2年連続で皇后杯との2冠を達成した。

 なお、最高殊勲選手賞は古賀紗理那(NEC)、敢闘賞はサンティアゴ・アライジャダフニ(JT)が受賞した。

 その他、個人賞のうち3日に発表された分は以下の通り(レギュラーラウンド個人成績による個人賞は発表済み)。

・ベスト6:古賀紗理那、塚田しおり(以上NEC)、林琴奈、ドルーズ・アンドレア、サンティアゴ・アライジャダフニ(以上JT)、青柳京古(埼玉上尾)
・ベストリベロ賞:小島満菜美(NEC)
・レシーブ賞:西村弥菜美(久光)
・最優秀新人賞:高佐風梨(トヨタ車体)
・フェアプレー賞:オクム大庭冬美ハウィ(日立Astemo)
・優秀監督賞/松平康隆賞:金子隆行(NEC)
・優秀GM賞:萱嶋章(久光)


写真:黒羽白

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