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バレーボールマガジン>インタビュー>韓国Vリーグ「安山OK金融グループ・ウッメン」を率いる荻野正二監督「選手たちは伸びしろがあり、性格も素直。成長の手応えを感じて、毎日が充実しています」

インタビュー

2024-03-21 01:33 追加

韓国Vリーグ「安山OK金融グループ・ウッメン」を率いる荻野正二監督「選手たちは伸びしろがあり、性格も素直。成長の手応えを感じて、毎日が充実しています」

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新しい挑戦に貪欲な選手たち

 チームには現在、韓国代表の選手はいないが、選手たちはこれまで取り入れていなかった新しい技術、システムなどを教えると目を輝かせて取り組むという。
「教えたことを吸収したいという意欲があり、性格もみんな素直で反抗することもない。やったことがないプレーに挑戦し、それができるようになるのは嬉しいと言ってくれて、まだまだ伸びしろがあると感じています。僕も選手たちがとても可愛くて、彼らのスキルを上げて一流にしたいという気持ちです」
 育てた選手たちがナショナルチームで活躍する日もそう遠くはないかもしれない。

 韓国リーグは週末に試合が集中する日本のVリーグとは異なるシステムで、平日にも19時開始のナイトゲームがある(土日の試合は14時開始)。どの試合も会場には多くのファンが詰めかけ、応援で熱気に包まれる。「試合中にチームが諦めムードになってしまったことがあり、『ファンはチケット代を払って応援に来てくれてるんだから、途中で諦めたら試合に出さないぞ!』と選手たちに発破をかけたこともあります。そしたら、次の日の練習は選手たちの気合いの入り方が全然違いましたね」とリーグでのエピソードも語ってくれた。

「今、チームには22人の選手がいますが、全員に同じ練習をさせています。控えの選手にも同じメニューで同じ量の練習を課し、全員にチャンスを与える。練習メニューを考えるのも大変だけど、できるだけ選手がやりがいのある内容にしたい。そして、一生懸命な選手はできるだけ試合に出してあげたいと思っています。個人スキルで負けてもチーム力があり、チームプレーに徹するチームにしたいですね」

 昨年6月に就任後は徹底して基礎練習を行い、これまでチームが取り入れてこなかった技術やシステムも理解するまで徹底して教え込んできたという。その成果がまず8月のKOVOカップ優勝につながり、Vリーグレギュラーラウンド3位という成績も残すことができた。

 就任初年度の目標はプレーオフ出場。21日に行われる準プレーオフの対戦相手(レギュラーラウンド4位)は、来季から日本代表のフィリップ・ブラン氏が監督に就任予定の天安現代キャピタル・スカイウォーカーズだ。念願のプレーオフ進出が達成できるのか、準プレーオフに注目したい。

※追記:準プレーオフはフルセットの激闘を制し、OKが逆転勝ち。プレーオフ進出が決定した。

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