2024-03-21 01:33 追加
韓国Vリーグ「安山OK金融グループ・ウッメン」を率いる荻野正二監督「選手たちは伸びしろがあり、性格も素直。成長の手応えを感じて、毎日が充実しています」
荻野正二氏監督インタビュー
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バレーボール選手として2度の五輪出場(92バルセロナ、08北京)を果たし、指導者としてはサントリーサンバーズで天皇杯優勝など輝かしい成績をおさめてきた荻野正二氏。昨年6月には韓国のVリーグチームの安山OK金融グループ・ウッメン(以下、OK)の監督に就任し、監督としての海外挑戦という道を歩み始めた。
就任からわずか2か月後の昨年8月、KOVOカップ(Vリーグ開幕前に開催されるプロバレーボール大会)で初優勝を果たし、10月に開幕したVリーグでもレギュラーラウンド3位という成績を残した。
チームは3月21日19時からレギュラーラウンド3位と4位のチームによる準プレーオフを戦い、勝利したチームが23日からのプレーオフに進出できる。「今季の目標はプレーオフ進出」という荻野監督に韓国での日々について語ってもらった。

選手とは上下関係を作らない
「選手には『監督』ではなく、オギサンと呼ばせています」と話す荻野監督。上下関係の厳しくないチーム作りを心がけているという。「オンとオフの切り替えをしっかりするようにとも伝えています。練習の時はハードワークして、普段は自由にしていいと。食事の時間などもある程度選手個々の管理に任せています。あとは指示待ちではなく、自分の意見を持ちなさいと話していますね。チームは以前より明るくなったと言われますよ」と笑顔を見せた。
「OKという会社はとても風通しがよく、会長や社長、チームの団長なども理解があり、意見を聞いてくれて、やりやすい環境を作ってくれています。もちろん、指導をするからには責任も伴うし、苦労もあるけれど、選手たちはどんどん上達していて、まだまだ伸びしろがある。だから、今すごくやりがいがあるし、楽しいんです」
任期は3年。その間にアジアクラブ選手権出場を果たし、古巣のサントリーと対戦できたら…というのも夢のひとつだ。
サントリーでも監督を務めたが、任期中にリーグ優勝は果たせず、心残りがあった。「挑戦できる場を与えてもらった。海外なので不安もあったけれど、やってみようと思いました」
そんな荻野監督だが、現役時代から指導者になりたいと思っていたわけではなかった。「自分には向いていないと思っていたんですね。バレーは選手としてやり切ろうと思っていたので」
しかし、サントリーのヘッドコーチに就任した2010年に天皇杯優勝、監督となった2011年にはV・プレミアリーグ2位などの成績を残し、指導者としての自信をつけていったという。2020年以降はチームアンバサダーという立場で活動していたが、今回のOKからのオファーは再び監督として指導に携わる好機となった。
韓国は現役時代にも遠征で訪れたことがあったそうで、食生活も自身に合っているという。また、専属通訳のチェ・ヒョンミン氏は日本の早稲田大学を卒業しており、頼もしい存在だ。さらに、元ヴィクトリーナ姫路監督の安保澄氏がコーチとして荻野監督を支えている。安保氏は女子日本代表・眞鍋政義監督の紹介でともに活動することになった。眞鍋監督と荻野監督はかつて日本代表でチームメイトとして活動していた。オールドファンならばワールドカップなどでセッター・眞鍋のトスをサイドアタッカーの荻野が打つ、あるいはレシーブの名手でもあった荻野が眞鍋にきれいなパスを送るといった場面を記憶している人も少なくないかもしれない。

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