――山岸選手に。開幕記者会見でもお話をお伺いしましたが、その後、 今季限りで引退という発表をされて、いろいろお話は出てますけれども、改めてその気持ちに至った経緯と、この発表を事前にしたことで、今はどういう心境なのかを教えてください。

山岸：毎年毎年、先は見ず、1年シーズン通してやりきろうっていう気持ちで臨んでいて。そして、今年は自分の中でオリンピックのAP選出で帯同もあり、やっぱりちょっと節目かなっていうふうに思っていて。前から考えていたのですが、本当にオリンピックに帯同させてもらって、いろいろな面でいい経験をさせていただいたので、この時期というか、今年なのかなと自分で決めました。発表させていただいて、いろんな方々から応援だったり観に行きたいなどの声も聞いています。先に発表するのは本当に悩んだのですが、多くの方に、私もそうなんですけど、埼玉上尾メディックスもですし、バレーボール全体を見てほしいなと思ったので、そういう発表の仕方もあるかなと考えました。

――改めて発表したことによって、今シーズン、メディックスの中で何を成し遂げたいかとか、今思ってることなどがあれば教えてください。

山岸：まだメディックス自体もリーグ優勝はしてなくて、もちろん私も優勝していないので、去年とか、結構前からチャンスはずっとあると思っていたのですが、あと一歩というところで届かなかったので…。別に私が最後だからっていうわけではなく、もういつも通りの1年と思って、リーグ優勝を目指してやっていきたいなと思います。

――目黒選手に。今後、ライバルというか、外国人選手のアウトサイドヒッターが合流しますが、長いシーズン、どのような形でチームに貢献したいと思っているのかを教えてください。

目黒：アウトサイドヒッターはたくさん選手いますが、一人ひとり特徴が違って、それぞれいいところがあると思うんですけど、私の得意なことは移動する攻撃だったり、助走に工夫をした攻撃、速い攻撃を得意としてるので、そういう面で違ったところを見せたいと思います。

――SVリーグになって、群馬グリーンウイングスの妹さん（目黒愛梨選手）もトップリーグに在籍し、3姉妹同じリーグでプレーできることについて。

目黒：3人揃って同じリーグでバレーができるのはすごい嬉しいことですし、まずは当たるのを楽しみにしたいのと、姉や妹が相手にいたとしても特に変わらないと思うんで、そういうところはあんまり意識せずにいつも通り戦いたいと思います。

――濵松選手に。昨日と今日の試合の違いについて。

濵松：ミドル目線になるんですけど、昨日は私と（山中）宏予が機能していて、 1本目もすごくちゃんと返してくれていたし、2本目をしっかり上げて持ってきてくれたので、攻撃も決まっていましたが、今日は逆に相手もディフェンスの粘りの良さだったり、そこからのミドルの速い攻撃を決められてしまって…。そして、こちらがバタバタして、サイドの攻撃が多くなってしまいました。相手に決められすぎて、こちらのミドルがあまり機能できなかったのはちょっと悔しかったなとは思います。

――山岸選手に。まだ代表から合流して、そこまで長い時間やってないかと思いますが、昨日、今日とチームとしてまとまっているように見えました。山岸選手としてはシーズン序盤としてのチームをどのように見ていますか？

山岸：本当に夏場はみんなすごく頑張ってくれたと思いますし、 私や岩崎こよみ選手が不在の間にみんなで協力していい練習をしてくれていたので、 私たちは本当にそれについていくだけというふうに思っていて。濵松選手も私が合流した時には馴染んでましたし、逆に「私がチームを移籍してきたのかな？」みたいな感じにも思えるくらい本当に素晴らしくて、よくまとまっていたので…（笑）　そこにしっかり 入り込めてるかわからないですけど、シーズン通してみんながやってきたことを出しつつも、もっともっとチームとして成長していけるように頑張っていきたいです。

――濵松選手と目黒選手は同い年だと思いますが、同じチームになる前は何か交流がありましたか？

濵松：同じチームになって初めて交流しましたが、今はとても仲がいいです（笑）

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