全日本バレー、Vリーグ、大学バレー、高校バレーの最新情報をお届けするバレーボールWebマガジン|バレーボールマガジン


バレーボールマガジン>インタビュー>パナソニックスポーツ・久保田剛代表取締役社長インタビュー「地域に根付いたチームながら世界で一番になりたい」

インタビュー

2025-03-14 22:02 追加

パナソニックスポーツ・久保田剛代表取締役社長インタビュー「地域に根付いたチームながら世界で一番になりたい」

パナソニックスポーツ・久保田剛代表取締役社長インタビュー

SV男子

パナソニックは今季から強豪のバレーボールチーム、「パナソニック パンサーズ」のチーム名を変更した。昨季にはマスコットキャラクターも一新。パナ吉という黒豹のきぐるみから現在のパピネスに変わった。当初リリースで送られてきたイラストのパピネスを見たときに「大丈夫かな…」と心配だったが、立体化したパピネスを見てそのような杞憂は吹き飛んだ。こどもたちや女性はもちろん、男性にも受けが素晴らしくよく、ゲストにきていた男性のアーティストやユーチューバーたちも嬉しそうにパピネスと一緒に写真におさまっていた。

そしてチーム名の変更。正式な変更発表に先立ち、ファン感謝祭で久保田社長からチーム名変更と新アリーナの確保について言及があった。変更の主な理由は「パンサーズ」という名前はすでに世界中のあちこちでチーム名として使われ、商標の取得など世界的に展開する上であまりにも不利ということで変えると。これはパンサーズというチーム名に慣れ親しんだものにとっては寂しいが、非常に納得のいく理由であった。だが、個人的には「パナソニック」という社名は残しておいてほしいと思っていた。それは、世界的なスター選手であったスペイン代表のラファエル・パスクアル選手がパナソニックに加入したときに聞いた言葉が印象的だったからだ。「このチームに加入できて光栄だよ。パナソニックといえば世界でも知名度の高い大企業だ。その企業が所有するチームに所属できるんだからね」と。

そのことは新チームが発表される直前に久保田社長にもお伝えした。新チーム名発表直前だとすでに決まったあとだろうなと思いながらも…。はたして、新チームにパナソニックという企業名はなかった。

久保田氏にはそれについてもふれていただいた。いわく、一企業に依存しすぎる形ではクラブ経営はあまりにも危ういからと。確かにバレー界でも鉄鋼業、繊維業、スーパー、名門富士フイルムといったところが撤退している過去がある。近年では大分三好ヴァイセアドラーが部長の三好氏の急逝により休部となった。

>> インタビューのページ一覧へ戻る

同じカテゴリの最近の記事