2025-03-22 00:32 追加
NEC川崎 塚田しおりと山内美咲の今季限りでの現役引退を発表 SV女子
NEC川崎 塚田しおりと山内美咲が今季限りで現役を引退
SV女子
バレーボールSV女子のNECレッドロケッツ川崎は21日、同チームのセッター・塚田しおり選手とアウトサイドヒッター・山内美咲選手の今シーズン限りでの現役引退を発表した。
両選手は2017年入団の同期で、塚田選手はチームのホームタウンである神奈川県川崎市出身。地元川崎橘高から筑波大を経て入団。山内選手は沖縄県糸満市出身で西原高→東海大卒業後に入団した。現在アメリカリーグに挑戦中の小島満菜美選手も同期入団で、3選手は2017年ユニバーシアードに揃って出場し、銀メダルを獲得している。
また、塚田選手は同チームの2年連続2冠に貢献し、2023-24シーズンにはベスト6賞を受賞した。一方、山内選手は2019-20シーズンから3年連続で主将を務め、2020-21シーズンにはサーブ賞を獲得。タイリーグに挑戦した2023-24シーズンはベストオポジット賞に輝いた。
両選手のコメントは、以下の通り(チーム公式サイトより)。
塚田しおり
いつもNECレッドロケッツ川崎へのご声援をありがとうございます。
この度、今シーズンをもって現役を引退することを決めました。
私が憧れていたレッドロケッツで過ごしてきた日々はかけがえないものです。仲間と共に助け合い、切磋琢磨し同じ目標に向けて努力し続けることのできる素晴らしいチームと、素晴らしい環境でバレーボールが出来たことに感謝の気持ちでいっぱいです。
たくさんの経験をさせてもらったこのチームが本当に大好きで、私も大きく成長出来たと思っています。
残りのシーズン、チームの目標であるSVリーグ初代女王となるため、今まで支えてくださった家族や指導者の皆さん、友人、CREWの皆さん、何よりこのチームへの感謝の気持ちを胸に最後まで戦い抜きたいと思いますので、温かいご声援をよろしくお願いいたします。
山内美咲
今シーズンをもって現役を引退することを決断いたしました。ここまで現役生活を続けてこれたのはチームを始め、これまで出会った素晴らしいご縁のおかげだと改めて感じています。
私の性格上、新しい発想や機転をきかして進んでいく方が得意でコツコツと積み重ねることが苦手です。この苦手に向き合わせてくれたのがバレーボールであり、そんな苦手な面も楽しめるように考えさせてくれたのもバレーボールでした。そんなバレーボールを通して、繋がったご縁は私にとって一生の宝物です。
覚えの悪い私に根気強く指導して下さった先生方、試行錯誤しながら一緒に考えてくれたコーチやスタッフ、沢山失敗させてくれて、その度に前の向き方を背中で教えてくれた先輩方、どんな時でも最後まで信じて支えてくれた同級生、くだらないことでふざけ合える後輩や時には心を鬼に想いをぶつけてくれた頼れる後輩もいて本当に周りに恵まれていた競技人生でした。
今もまだ目標の途中で、毎日バレーボールと向き合いながら共に戦っている仲間にリスペクトといつも応援を届けてくれるクルーの皆さんに感謝です。
このタイミングでの発表となりますが、多くの方に会場へ来て見納めていただくと同時に感謝の心を込めて一戦一戦戦いたいと思います!どうぞ最後まで宜しくお願いします!
最後に、長年の夢であったタイ挑戦を前向きに捉えて応援してくれたチーム、言葉も通じない私を快く受け入れてくれたタイの仲間たち、本当にかけがえのない特別な時間をありがとうございました!
そして、レッドロケッツの意志でもある”諦めない心”は今もこれからも私にとって人生の軸となり支えてくれると信じています。
写真:堀江丈
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