2025-04-22 06:00 追加
東レ静岡・西本圭吾「189cmの身長でブロックランキング1位になった価値は凄いことで影響もある」 SV男子会見
東レ静岡会見 SV男子
SV男子
4月13日にパナソニックアリーナ(大阪府)で開催されたバレーボールSVリーグ男子、大阪Bvs東レ静岡の試合後、東レ静岡の会見をお届けする。
■東レアローズ静岡
●米山裕太選手(アウトサイドヒッター)
僕たちは最終戦で首位のブルテオンさんにしっかりと勝とうという気持ちで臨みました。
いいプレーもありましたが、要所ではブルテオンさんの方が精度の高いプレーをされていました。
第5セットでリードしている場面もありましたが、相手がしっかりサーブも打ってきましたし、勝ち切る強さがありました。
それが試合の最後に少し出てしまったかなと思います。
●西本圭吾選手(ミドルブロッカー)
前の試合でもフルセットのゲームがありましたが、その時と同じで常に彼らは落ち着いてバレーボールをしているなという印象があります。
そこは僕自身、チームとしても学ばないといけないところです。
今日は精度が低くなる部分もありましたが、チームとしては比較的浮き沈みが少なく、落ち着いてバレーボールを我慢強くやれました。
その結果、第2セットは劣勢の状態から詰めることができました。
そういうバレーボールができたので、そこは少し成長したところなのかなと思います。
個人のことを言うと、スパイクはあまり決められませんでしたが、サーブは序盤の方が良かったですが、最後の方は感情の浮き沈みがありました。
そこはトップレベルの選手になると冷静にやっていかないと感じました。
●アランソウザ選手(オポジット)
試合の内容は正直覚えていません。次の1点を取ることで頭がいっぱいでした。
今日の試合を冷静に振り返る余裕がありませんでした。
タフな試合でしたし、自身も集中して臨めたいい試合でした。
――アラン選手に。試合の内容は覚えていないと言っていたが、後半になるにつれアタックが良くなっていると感じた。調子が戻っている感覚はあるか?
アラン:先ほども言った通り、チームは集中して試合に臨んでいたと思います。
そういったチームが団結している時は自分に力をくれるという意味で、そのチームプレーが良かったからこそ自分もいいプレーができたと思います。
自分の役割は最後に決めないといけないところですが、そういう意味でも、自分としても良いプレーができたと思います。
――退団することで東レ静岡での最後の試合となったが、1シーズンの日本経験は将来どのように活きると考えるか?
アラン:シーズンの前半はフィジカルの問題があって、チームのフォーマンスに影響を与えてしまったと思います。
本来であればチームをもっと助けて上位を狙いたかったです。
自分たちが思っていた順位に最後行けなかったのはすごく残念です。
最初のSVリーグのシーズンでしたが、非常にタフで難しいリーグだったと思います。
週2回試合し、今週のように9セットを戦うことになると、僕らのような(週1回試合が基本のリーグで戦ってきた)外国籍選手にとっては順応するまでに時間がかかります。
最後にアジャストできたという風には思っています。
――西本選手に。ブロックについての今日の評価は?
西本:ブロックポイントを取れているところもあるので、そこだけ見ればよく見えます。
ブロックに関しては試合を通して学びがあった印象があります。
自分の良くない時、あまりできないときは少し分かっているつもりです。
試合の中で理解できる場面があり、それに対してどういう風にやっていけばいいかを考えながらバレーボールをして、ブロックに臨めました。
この試合だけでもすごく成長できたと思いますし、今後していかないといけないことを掴めたゲームでした。
――プロ1年目でブロックランキング1位という結果が出たが、どのように振り返るか?
西本:厳しい環境に身を置いて、気持ちではなく環境により自分を成長させたいというシーズンでした。
自分の結果に満足しているつもりはありませんが、チームがまず勝てなかったので、それをプロ選手としても勝たせられるようにしないといけないところがあり、しんどかったです。
メンタルがタフになるようなシーズンでした。
ブロックランキングについては、数年上位にいてなかなか1位を取れませんでした。
不動の1位の(髙橋)健太郎さんがいましたが、ランキングに乗る基準の試合出場がありませんでした。
僕が1位を取って彼と並んでいるとは思っていませんが、そういったレベルに行くことはまず必要です。
この身長(189cm)でブロックランキング1位にいるという価値は、僕自身すごいことだと感じますし、その影響もあると思っているので、そこを目指してやっていました。
――東レ静岡での最後の試合となったが、どのような思いだったか?
西本:今日は複雑な心境でした。
いろんな感情が混在しました。
もちろんチームメイトと最後というところもありました。
今シーズンはものすごく苦しかったので、なんとしても勝ちたいという気持ちもありつつ、個人的にもブロック賞がかかっていました。
それを感じながら、なかなか経験しない感情が色々ありました。
その中でコントロールして試合に挑めて、冷静にやれたところは良かったかなと思いますし、今終わっても正直実感がないです。
まだ普通に来シーズン一緒に試合するぐらいの感覚があります。
時間が経って自分の中に落とし込んで理解していくところなのかなと思います。
根拠のない自信を持ってやってきた田舎の生意気な選手が、色々な人のチームメイト、家族との出会いで、トップリーグで戦っていける自信をつけさせてもらいました。
おそらくこのチームに来れていなかったら、僕はトップレベルで戦える選手になれていないと思っていますし、本当に感謝しています。
――米山選手に。最後の試合で両チームの選手から胴上げをしてもらったことと、今日の自身のプレーについての評価は?
米山:胴上げのシーンは本当にありがたいなという気持ちです。
相手のホームゲームはそんなにやりやすくはありません。
そのホームゲームでリスペクトを持っていただいて、ブルテオンさんの知っている選手だったり、コーチが多くいて、そういう人たちが一緒になってやってくれたのは幸せな気持ちでいっぱいです。
ここまでやってきて良かったなという気持ちです。
今日のサーブに関しては、阿部さんが使ってくれたからこそチャンスが回ってきた時は最大限準備して、自分の中で迷いなくサーブを打ち続けました。
最終セット13-13でサーブトスがあまり良くありませんでしたが、これが最後のチャンスだと思ったのでしっかり打ち抜きました。
結果はサーブミスで良くなく、チームに対しては迷惑をかけてしまいましたが、そこに至るまで自分なりに最大限やっての結果なので、やりきったなという感じです。
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