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会見・コメント

2025-04-22 06:00 追加

東レ静岡・西本圭吾「189cmの身長でブロックランキング1位になった価値は凄いことで影響もある」 SV男子会見

SV男子

●阿部裕太監督

かなり競り合いの中で、チームとしては今できることができたかなというところです。
リーグを通して課題だったその競り合いで取り切るかというところで、地力の差、決定力の差が出たのかなと思います。
今季これで終わるので、映像を見てしっかり反省して、一旦休めますが、しっかりと考え直して、また頑張っていきたいと思います。

――首位のチームとフルセットで戦えていると感じたが、シーズン終盤になるにつれチームの調子が上がってきた感覚はあるか?
阿部:そういう感じもしますし、それだと遅いというところもあります。
選手各々が上げていかないといけないところもありました。
今後(2026-27シーズンから)オンザコートの外国籍選手が3人(アジア枠除く)に増えていく中で、(日本のシーズン)1年目の選手たちがどういう風に練習をやっていけば、彼らのベストのパフォーマンスが出るのかを色々と考えていかないといけないと感じています。
そういう意味で、得点源のアラン(ソウザ)と(フランチェスコ)レチネというところは怪我が多かったんですが、ベストのプレーを出させる何か、コツとして次の年に向けて反省していきたいところです。

――44試合という今までにない長いリーグだったが、経験値を今後のチーム作りにどう活かしていこうと考えているか?
阿部:怪我など色々なリスクがついてくるところで、長いリーグをまず経験できたというところがあります。
今後のSVリーグの展望は、これと同等の試合かさらに増えていく可能性があります。
外国籍の選手を増やすのも1つのマネージメントです。
それが可能でなければ、違うところで日本人選手の育成、起用とか、そういうところを色々と考えていかないと、長いリーグは簡単ではないと今回感じたところです。

――シーズンを通して手応えのようなものはあったか?
阿部:若い選手を中心に成長できたところと、結果勝つところまで行かないというチームとしての課題はあります。
そこまで戦える能力や彼らの頑張りは収穫になりました。
若い選手たちの自信になった部分もあったと思うので、良かったと思います。

――監督として初めてのシーズンはどんなシーズンだったか?
阿部:リーグが変わる節目で監督になって、当然その試合数も増え、外国籍選手も増え、いろんなことが今までやってきたものと違うものを新しい立場でマネージメントを進めていく中では、難しさも当然ありました。
想像していたことと一致するところもありましたが、少しうまくやればよかったなというところもありました。
そこは次の年に繋げていきたいと思います。
具体的に何かを挙げると、若い選手の育成と高いレベルリーグで勝ち、結果を残していく。
チームのビジョンとその勝つという二兎を追うことで難しさを感じていますが、やりがいにもなります。
他のチームにない育成というところも、追い求めながらしっかりと今後やっていきたいと思います。

――米山選手の現役最後の試合となったが、米山選手に対する言葉は?
阿部:新人で入ってきた時にはのびのびと周りに支えられながらプレーしていました。
若い選手ですが上手な選手で、その中にはつらつとしたものがありました。
自分がサントリーに行ったりとか、いろんな歴史を経て戻ってきた時に、彼がベテランとして下の選手とも年が離れていく中で、やっぱり難しさを感じていたり、ベテランとしてこうしなきゃいけないとか、いろいろな葛藤と不安、いろんなストレスを抱えている中で、引退すると決まってからの数週間は、彼はバレーボールが楽しいなというところに行き着いたように見えました。
そこは良かったなと思います。
そこまで頑張ったので、お疲れさまということと、今後、バレーで同じ環境で、もしかしたら携わっていくかもしれないですし、その中で一緒にお酒でも飲みながら話をゆっくりできたらいいなと思います。

写真:黒羽白

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