2025-09-22 18:00 追加
埼玉上尾メディックス・山地梨菜「スパイクのコース幅を広げる、守備も頑張りたい。プレー写真をたくさん撮ってください」 SV女子
埼玉上尾・山地梨菜インタビュー
SV女子
バレーボ-ルSVリーグ、埼玉上尾メディックスに所属する山地梨菜選手のインタビューをお届けする。
山地選手は環太平洋大学2年生の時から埼玉上尾に選手登録されている。ただし、いわゆる「内定選手」としての登録は4年生の時から。それ以前の2年間はいわゆる「インターン」のような形での限定的な活動だった。
加入当時はまだそれほど名の知られた存在ではなかった。しかし、トップカテゴリーでの経験もプラスに働いたのであろう。山地選手はメキメキと頭角を現し、大学リーグでも目覚ましい活躍。知名度も上昇していった。
「来てくれるといいな、きっと来てくれるよね?」
多くのメディックスファンが期待とちょっとしたドキドキを持って山地選手の去就を見守っていたに違いない。
その山地選手が大学卒業と共にいよいよ埼玉上尾メディックスに完全入団した。
9月20に開催されたNECレッドロケッツ川崎とのプレシーズンマッチ後、「待望の」完全活動を開始する山地梨菜選手に話を聞いた。
――今日の試合の感想を。第2セットからの出場でしたね。
山地選手:スパイクの調子は良くなかったのですが、ディグやパスで安定したプレーができました。
――大学2年生の時からメディックスで活動してきました。なかなか珍しいケースですよね。3年間インターンのような形で期間限定で入団(リーグ戦後は一時退団)して、大学卒業と共に完全加入。3年間やってみて「ちょっと違うな」と思えば他のチームを選ぶこともできたかもしれない。それでも最終的にメディックスを選んだ決め手は?
山地:メディックスは本当に選手とコーチたちの関係性が良くて。練習中の雰囲気も含めて、とてもいいなと思ったので、メディックスに決めました。
――SNSから同期3人(井城青空、小山明)の中の良さが伝わってきますね。
山地:仲良しです。プライベートでは3人でよくふざけたり、プレーヤーとしても高め合ったりしています。
「今日はダメな日やな」
みたいな感じで話したら、「そういう日もあるよ」って返してくれて。でも「こういうところ良くなったよね」って話を掘り下げたり。
――手足も長く、しなやかなスパイクが魅力的だと感じています。ただメディックスのアウトサイドは激戦区。今日のようにハウイ選手(オクム大庭冬美ハウィ)がアウトサイドで入ることもあると思います。チーム内でライバルも多いと思いますが、試合に出るためにどういうところを磨いていきたい?
山地:スパイクだけじゃなくて、守備の方も頑張りたいと思っています。パスを安定させて、ディグでしっかり拾っていきたいですね。
――今季の目標は?
山地:まずは試合に出ること。スパイクではコース幅を広げてしっかり決められるようにしたい。レシーブがまだ苦手なので、そのスキルをもう少し上げていけるようにしたいです。
――参考にしているプレイヤーはいますか?
山地:内瀬戸真実さん! すごく尊敬しています。練習中から「どうやって打ってるんですか?」って聞いて、スパイクのポイントやコツを教えてもらったりしてます。
――メディックスのファンに。
山地:いつも応援ありがとうございます。多くの試合に出ることができるように頑張ります。試合に出てる時は、ガッツポーズとかスパイクを打っている写真をたくさん撮ってほしいです。メッセージいただけたら嬉しいです。(ルールで)お返事はできないのですが、ちゃんと読んでいます。
撮影 堀江丈
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