2025-10-18 07:00 追加
飛び交うバレー愛の光線・東京サンビームズが “2025-26シーズン決起会 ビクトリーロード” を開催。太陽は東京で輝く Vリーグ女子
東京サンビームズ 2025-26シーズン決起会
V女子
バレーボールVリーグの東京サンビームズは10月10日、都内にて「東京サンビームズ 2025-26シーズン決起会 ビクトリーロード」を開催。
選手、スタッフをはじめ、運営会社であるTGCゼネラルサービス株式会社社長・牧野雄太氏、TGCの親会社となる戸田建設株式会社より副社長の山嵜俊博氏も列席し、チーム関係者総出でシーズンのスタートを切った。

司会進行はチーム広報でもある岩島みなみさん。
ゲストとして上記2社を含む各協賛企業の社員、選手の父兄に加え、かつてサンビームズでプレーしたOGも参加。限られた人数ではあるが一部のファンも招待を受け、「バレー愛」「サンビームズ愛」の光線が随所に飛び交う温かな会が執り行われた。
ゲストの多くは選手の日常を知る存在ということもあり、質疑応答ではド直球の質問も繰り出され、会場をどよめきと笑顔で包んでいた。

今季の抱負を尋ねられた森田英莉主将は
「チームの目標は上位4チームによるプレーオフに進出すること。
バレーボールが大好きで集まっているメンバー。限られた練習時間の中でどう工夫してやっていくかということに毎日試行錯誤しながら取り組んでいる。
各人のこれまでの知識や経験もかき集めて戦っている。(戦友ともいえる)この縁を大事にしながら戦っていきたい」
とコメントした。
笛木監督は参加した各位に謝意を示した上で、
「選手たちがすべて話してくれた。最終戦まで選手と共に戦い抜く」
と力強く語った。

攻守の柱であり、今季副主将に就任した久保木若菜は
「公私ともに安定したプレー」を目標に掲げる。
そこは攻守だろう、というツッコミを受けた久保木副主将だが、柔らかな笑顔と強気な心で押し切った。
サンビームズは東京という地理的メリットを活かし、サプライズ入団も多い。今季も外国籍選手2名が新加入する。
モンゴル代表で学生時代を日本で過ごした新加入のガントグトフ・ハンドスレンは身長185センチの大型ミドルブロッカー。日本語での会話にも不自由がない。
「メンバーが(フルタイムの)仕事をしながらバレーボールをしている姿をみて、バレーに対する強い愛を感じた。私もみんなと一緒に頑張りたいと思った」
と加入を決断した経緯を話してくれた。
ハンドスレンはNetflixにて10月より配信される注目番組「フィジカル:アジア」にモンゴル代表として参加しており話題性も十分だ。

また既報の通り、今季より東京グレートベアーズでプレーするバルトシュ・クレクの夫人であるアンナ・クレクの加入も正式に発表となった。
アンナ・クレクは元ポーランド代表のアウトサイドヒッター。合流は10月末を予定、11月より試合に出場できる見通しだ。
ゲスト参加したOG選手も紹介したい。

張心穆意(ちょう しんむい)さんは中国籍、2メートルを超える超級のミドルブロッカーだった。皇后杯などではトップリーグのチーム相手にも高さで脅威を与えた。膝の負傷に苦しみ1度引退。昨季復帰して1年プレーを見せてくれた。語学にも堪能で今後は実業の世界で活躍してくれるだろう。
色摩知巳さんはリーグ2部で戦い続けながら230試合出場を達成、女子2部の選手としては前人未踏ともいえる成果でVリーグ栄誉賞を受賞した偉大な選手だ。多彩な技巧でチームに貢献し、監督も務めた経歴がある。
大門莉珠さんはリベロ・レシーバーとしてチームを支えた。キュートな容姿も相まって多くのファンを魅了した。まだ年齢も若く復帰を熱望する声が多い。
縄田香世子さんは選手、コーチとしてチームに貢献を続ける。ジュニアの育成も担当。先日のU15 CHAMPIONSHIPでも未来のVリーガーを指導する姿が見られた。
岩島みなみさんは青山学院大学を卒業後、サンビームズの主力ミドルとしてチームの歴史と記憶に残った選手。引退後はVリーグ機構に出向しシーズン表彰式でトロフィーを携えるなど華やかな活躍を見せた。
現在はサンビームズの広報として、チームとファンをつなぐ役割に邁進している。

今週よりVリーグ(2部)が開幕する。
チームの開幕戦はその1週間後、10月25日のホームゲーム・中野区立総合体育館にて気鋭の高松卓矢新監督が率いるカノアラウレアーズ福岡と対戦する。
先日発表となったSVリーグ昇格を目指す「SV.LEAGUE GROWTH」の候補リストにサンビームズの名前はなかったが、バレー愛にカテゴリーは不問だ。サンビームズはサンビームズのやり方でチームとファンを照らすであろう。
東京ではバレーボールを明るく照らす太陽光線が飛び交っている。

取材・文・撮影 堀江丈
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