2025-10-29 11:46 追加
NECレッドロケッツ川崎・佐藤淑乃、髙橋美鈴、古谷ちなみ「全員が相手を上回るエネルギーを出せた、大卒陣は負けず嫌い」 SV女子
NECレッドロケッツ川崎 会見コメント
SV女子
10月25日東急ドレッセとどろきアリーナ(神奈川県)で開催されたバレーボールSVリーグ女子 NECレッドロケッツ川崎対大阪マーヴェラス(GAME2)の試合後会見から、NECレッドロケッツ川崎のコメントをお届けする。
NEC川崎 3(22-25、17-25、25-18、26-24、19-17)2 大阪MV
●佐藤淑乃選手(アウトサイドヒッター)

2日間通してのフルセット。お互いにタフな試合になったと思います。
こういう試合を勝ち切れたことが、これからの自分たちの強みにもなっていくと思います。
――最終セットでジア(ジョバンナ・ミラナ・デイ)選手がサーブレシーブでエラーをして、タイムアウト後にハグをしたと思いますが、その時の心境は?
佐藤:あの展開でジアが狙われることは想定内でした。ジアにはオフェンスに集中してもらいたかったので、自分がサーブレシーブを広めに取りに行くからジアはオフェンスに集中してとタイム中に言いました。
普段からアウトサイド陣みんなで助け合いながらやっています。自分がフロントで苦しい時はジアがサーブレシーブを助けてくれています。
――ここまで6試合戦ってきて、特に昨日今日みたいなタフな試合も経験しました。チームとしての力を感じている?
佐藤:チーム全員が揃ってから時間があまりない状態でリーグ戦を迎えました。今、連勝できているのは、個々にオフェンス力のある人が集まっているので、そこの部分で相手に勝っているのも理由だと思います。
今日の第1、第2セットのようなゲーム展開も予想されます。今後チーム力を増していけたらと思っています。
――第3セット以降、決定率が上がっていった理由は?どんな修正をしたのか?
佐藤:今日の試合はずっとオフェンスの部分で悩みがありました。どこに打ったら決まるのか?
目の前に大きな選手がいても、そこを避けて打つのではなく、ブロックを利用して決めていくことが自分の強みだと思うので、その部分を前面に出していくことを意識してプレーしました。
――2日間タフな試合をこなして疲れているかと思いきや、試合後は飛び跳ねていましたね(笑)

佐藤:やっぱり昨日もそうですし、今日もどちらが勝つか本当にわからない展開の中ですごく緊張感がありました。最後の1点が決まった時はそれが解けた感じがして、強く嬉しさを感じました。
――インターバルについてもう少し。今季初めてビハインドの状況で迎えたインターバルだと思います。
それが明けて第3セット、プレーがスタートする前にみんな表情やしぐさがとても明るかった。というか、見方によっては少しはしゃいでいるような感じすら受けた。
インターバルで何があったのか、どういう話が出たのか。
ここにいるプレスの間で「インターバルに何か特殊なエナジーを吸収したのではないか」と。
(一同爆笑)
佐藤:相手にどう対応するかという話し合いを選手の中でたくさんしました。
後がなくなったということはみんな解っていましたし、第3セットの頭から相手を上回る勢いだったり、エネルギーを出してやっていこうとみんなで話しました。
全員がそのエネルギーを出せたから、チームとして相手を上回る勢いになったのかなと思います。
●髙橋美鈴選手(オポジット)

チーム全員で勝ち切れることができました。自分自身もSVリーグの大会に出場して、いい経験ができました。
この経験をチームとしても個人としても今後に活かしていきたいと思います。
――試合に出場しての感想は。SVリーグで自分の力は発揮できたか?
髙橋:大きな会場、こんなに多くの観客が入ってくださってる環境に力をいただきました。
試合がすごく楽しかったというのが率直な感想です。
昨日は初出場ということもあって、ガチガチになってしまった部分がありました。
今日は闘志をむき出しにして、自分のパフォーマンスを出していくことにフォーカスしました。それが結果につながったので良かったと思っています。
――勝利の瞬間は?
髙橋:勝った瞬間は、私自身はベンチにいたのですけれども、拮抗してる中でもこのチームなら勝てるという確信がありました。
コートに入ってるメンバーも、外にいるメンバーも、みんなが勝つための声かけだったり、勝ちに行くための表情を持っていました。
その思いが通じて勝利した瞬間、嬉しさがあふれてきましたし、みんなの笑顔を見て、さらに楽しくなりました。
●古谷ちなみ選手(アウトサイドヒッター)

タフな試合になることは事前にチームでも話が出ていました。そこを勝ち切ることが自分たちの成長にもつながります。これからもタフな試合が続くと思いますが、チーム全員で戦っていきたいと思います。
――今季初出場。バックアタックも決めました。今シーズンはビハインドのシーンで活躍する?
古谷:チームがなかなかうまくいかない時に入ることが多くなるのかなと思っています。
そういう時にみんなが深呼吸できる時間を作れたらいいですね。
今日もメンバーの表情が硬くなっていました。そういった場面で自分が雰囲気を変える役割を託されてコートに入っていると思うので、それを全力でやっていきたいと思います。
私自身オフェンスが武器だと思うので、そこでの存在感も出していきたいです。
――佐藤選手と同じ質問です。試合後にみんな元気だったのは?
古谷:日頃ラントレも徹底的にやっているのでそれが元気の源になっているのかと思います。お互い本気で戦って、拮抗した試合になって、面白い試合になったと思いますし、私たちにとっても成長につながる試合になったと思います。
自分たちは受けて立つのではなくて、常にチャレンジャーで行こうとチームで話しています。
その気持ちは忘れずにリーグ戦を戦っていきたいなと思います。
――NEC川崎は大卒の選手が多いなと、ふと思いました。
これまで女子は高卒の選手が主力になる傾向が強かったと思いますが、大卒のメンバーが多いことで、大学バレーの結晶というか、財産が集まっているみたいな部分はあるのでしょうか。
古谷:今の高校バレーの現状はわからないのですれけども、やっぱり自分たちの頃は監督が絶対で、監督が言うことを徹底してをやっていくといった感じの指導が主流だったと思います。
でも大学生になるとそれじゃ通用しない。自分で考えてプレーをする必要が出てきます。
だから大卒でSVチームに加入する選手たちは、各々のスタイルを持っていることが多いのかなって思います。
高卒の子たちはここから育てるという側面があると思いますが、大卒の人たちは、ストイックに自分で上がっていく力を持っている。なので負けず嫌いの人が多いイメージはあります。あくまで個人の意見です(笑)
――ありがとうございます。それでは最後に写真撮影いいでしょうか。大卒パワーで。

古谷:じゃあ、これいきましょう。応援ポーズなのでぜひ覚えてください。
「いいぞいいぞ淑乃」はこう。決めたら「いいぞ淑乃GO」でみんなこうやって決めた時のポーズをします。
美鈴はこのチャームポイントのほくろがあるのでそこをこう。
自分はまあ、チームのエナジーで。これはチームのエナジーポーズです。しんどい時に頑張る時にはエナジー。なので、苦しくなったらエナジーやってください。自分しゃべりすぎですかね?
「はいはい、終わり終わり」と笑顔の佐藤選手に背中を押されて古谷選手と一同退場
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