2025-11-09 11:38 追加
埼玉上尾メディックス・オクム大庭冬美ハウィ「ハイセットを打ち切る思い切りの良さを忘れずにプレーしたい」、大久保茂和監督「内瀬戸真実とプレーする選手は上手くなる」 SV女子
SV女子
●大久保茂和監督

春高バレーの埼玉代表決定戦と同時開催。権田(寛奈)、山中、入澤。我々には埼玉出身の選手がいますし、地元の子どもたちの活躍が非常に楽しみだと感じた良い一日でした。
――復帰間もない内瀬戸真実主将はすでに軸として欠かせない存在?
大久保:マミ(内瀬戸)と一緒にやる選手が上手くなるんですよ。
数年前になりますけど、ジャパンでリベロをやっていた時も、古賀紗理那キャプテンが「マミさんが横にいると安心する」と言ってたと思います。
マミが隣にいると安心感が違う。
「私がフォローに入るから思い切ってやってみていいよ」って隣の人に伝えることで自信になるんですね。
勝利するために「決めなきゃ、決めなきゃ」って苦しんでいく形から「マミさんを信頼して私は思い切ってやってみよう」と選手がそういうふうになっていくんですよ。
不思議ですよね。人間性なのかな。数字に表れないところでもチームメイトだったり、チーム全体を良くしてくれるんですよね。

――ターンオーバーのような形でメンバーを組むメリットは? 埼玉上尾のやり方に他チームも追従しているように思えますが。
大久保:才能ある選手に機会を与えられますね。
去年のシーズンが終わって権田選手が言っていました。
「自分が良くても悪くても監督が使い続けてくれたことで努力を継続できた」と。
やっぱり苦しみながら掴んだものって間違いないと思うんですよ。僕の個人的な意見ですけれども、苦しい時に自分とかチームが何ができるか、大いにもがいてほしい。
(調子が)良くても悪くても試合に出続けなきゃいけない責任感みたいなところは、若者にとっては非常に試練ではあるのですけれども、その試練を乗り越えた先に本当の強さが身につくと思っています。
自分が試合に出られそうだからレギュラーだから努力するのではなくて、誰も見てないところでも日々、コツコツ努力することを僕は選手に課してきています。
なかなか勝てないからメンバーを変えるとか決まらないから変えていると焼き刃的というか、努力のスパイラルが生まれない。
だから才能ある選手たちが継続して緊張感を持って努力をすることが大事ですね。そういうメリットがあると思っています。
撮影 堀江丈
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